投資信託のバランス型ファンドのリバランスは長期運用にはおすすめ

株式・金融

投資信託についての分散投資については以前記事でも書かせていただきましたが、投資信託に投資することで、投資経験のない初心者の方でも簡単に分散投資が出来ます。投資信託は投資家から資金調達をして、運用の専門家がしっかり調査・選別をして株式や債券などに投資します。個人であれば専門的な知識が必要で、時間も掛かり、管理するのも大変です。ですが、投資信託であればこのような手間や時間が掛からずに簡単に分散投資が出来るのが投資信託の大きな魅力の1つです。

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投資信託のバランス型はリバランスがあるので初心者には良い!

投資信託の中でもさらに分散効果を狙った投資信託が「バランス型ファンド」です。複数の株式・債券・不動産(REIT)、国や通貨も組み合わせることで分散効果を高め、リスク低減を狙います。

例えば米国株式市場は長期チャートを見れば上げ下げはあっても右肩上がりで、今後も株価上昇を期待できると思われます。それでも停滞したり、予想できない出来事や地政学リスクの発生などでマイナスになる時期もあると思います。そんな時に他の国の株式や株式より変動率の低い債券に資産を分散していると損失を少なくすることが出来る可能性があります。債券は株式とは商品性が異なる為、値動きが違います。

バランス型でも、組み入れ資産の割合でリスクは大きく変わってきます。株式は値動きや変動幅が大きいのでリスクリターンは大きくなります。債券は株式に比べて値動きや変動幅も穏やかなので、株式よりはリスクリターンが小さいです。つまり、株式比率が多い投資信託はリスクリターンは大きくなることになります。

また相場環境の変化により、保有資産比率が増減して資産配分バランスが変わった時はリスク管理の為、「リバランス」といって保有資産の割合を当初の状態に戻す必要があります。

バランス型ファンドのリバランスについて!

例:米国株式25%、米国債券25%、国内株式25%、国内債券25%のバランス型投信があったとして、米国株式相場が好調で米国株が大幅に値上がりし、米国株式資産が膨らみ、資産に占める割合が増えるとします。

一般的に景気上昇時の時は株式が上がり、債券は下がると言われています。逆に景気後退期は株式は下がり、債券は上がると言われています。

先ほどの相場環境が好調で米国株式が35%に増えて、米国債券が15%、国内株式25%、国内債券25%に資産配分が変化した場合は、今度逆に米国株式が相場が下落した場合は米国株式の損も大きくなる可能性がある為、米国株式を一部売却して米国株式資産の比率を下げます。そして元の米国株式25%、米国債券25%、国内株式25%、国内債券25%に戻します。

個人で運用しようとすると、専門知識や専門スキルがないと売買のタイミング、リスク管理はなかなか難しいと思います。それに手間や時間も掛かります。しかし、投資信託であればそういった運用管理などはすべて任せることが出来ます。

まとめ

投資信託は色々な種類がありますが、安定した運用やリスク管理を意識した運用がしたいならバランス型のファンドはおすすめです。特にこれから始めようとして、証券担当者がいなくて自分で始めてみようと思っている方には初めて見る投信信託としてバランス型は選択肢の1つにしてみても良いのではないでしょうか。

運用に慣れてきて、もっとリスクを取っても良いからリターンを狙いたいと持った時は株式比率100%の投資信託を購入するのも良いと思います。

どの投資信託もそれぞれの魅力はあると思います。ただし、購入する時は投資信託の選別以外に、相場環境にもよく注意を払いながら投資しましょう。

運用のご相談や何かお問い合わせがありましたら、お気軽にK&Cアセットマネジメント株式会社にご連絡ください。kc-asset-management@outlook.jp

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