金融リテラシーの向上で社会貢献
①素人が、投資、資産運用で資産を増やすのは難しい
②資産運用が必須な環境、が、しかし
③資産運用のプロは、極めて少ない
⇒資産運用ではなく、投資に失敗している人が多い、だからリスクが高い、危なそう…
今日のポイント(本日、理解してほしい事)
・資産運用と投資の違い
・リスクとは価格のブレのことである
・アセットアロケーションとは何か
・シャープレシオを利用しよう
現役時代に老後に備えるには今から始める貯蓄、一体どのくらいの貯蓄率が必要か
あなたの人生を決める資産運用
①銀行に100万円預けて利息は2%とする。預金を引き出さないなら5年後にいくらか
②預金の利息が年1%でインフレ率が年2%だとすると、1年後その口座に戻るお金で買えるものは増えるか、変わらないか、減るか
③1つの企業の株式を買うことは、投資信託を買うより、一般的に安全性が高い
④15年物の住宅ローンはたいてい、30年物住宅ローンに比べて月々の返済額は多いが、返済する利息の総額は少なくても済む
⑤金利が上昇したとき、債券価格はどう変動するか
投資と資産運用の違い
①投資とは「Investment」、投資は財産を増やすため資金を出すことで、株式や債券に投資。
②運用とは「Management」管理、運営のことで資産運用とは、長期的な展望で考えて投資した資産の総合戦略のこと。
③分散投資は、単に株式や債券などの資産の数を増やすのではなく、各資産の相関によって、その効果が決まる。
リスクとリターンを考える
年金が運用の前提としている数字
資産 |
期待収益率 |
リスク |
国内株式 |
年率6.5% |
年率21.62% |
国内債券 |
4.0% |
5.45% |
外国株式 |
7.0% |
20.30% |
外国債券 |
4.5% |
14.07% |
短期資産 |
2.5% |
3.38% |
資産運用実践編
①運用目標の決定→運用額の決定→自己運用or運用委託
②公募投信でポートフォリオの選定
③シャープレシオ=(期待収益率−無リスク資産利回り)÷標準偏差
リスクに対しどれだけのリターンを得たかを表している。
円ドル相場の重要性~知っておきたいこと~
①私たちの生活にも円ドル相場は密接に関係。ガソリン、食品など。
②為替市場は世界最大の市場
③もちろん、資産運用には重要な要因
④FXは資産運用の場ではない
⑤通貨市場には理論的な根拠はない
⑥専門家の予想は当てにしない方が良い
実践ポートフォリオ
①日本の株式市場は、1日の出来高の7割は外人の機関投資家。
②しかも、HFT(超高速取引)を利用しており、時には歪な価格形成が見られる
③個々数年の債券市場は日銀の異次元緩和で利回りが低く抑えられており、ここも歪な価格形成となっている。
④外国株は手数料が高い。
⑤したがって、個人の資産運用には公募投信を使う方が賢明
⑥公募投信を買うということは、プロのファンドマネージャーに運用を委託することになる
⑦運用力を判断するには、シャープレシオを利用する。
アセット・アロケーションの重要性
①資産運用において、株式や債券などの資産配分すること。
②資産運用の成功のカギはアセット・アロケーションに8~9割依存している。
③GPIF(公的年金)の目標リターンは賃金上昇率+1.7%
④そのアセットアロケーションは、日本株式25%±9%、国内債券35%±10%、
⑤外国株式25%±8%、外国債券15%±4%
⑥しかし、金融市場はリーマンショック以後は様変わりしており、過去何十年のリターンやリスクの数値をそのまま採用できないようなケースもみられる。
⑦リーマンショック以後米国を中心に金融緩和による金余りの状況が続いたが、米国、ユーロともに緩和から出口に向かっており、特にここ数年のデータが近い将来も継続するとは思われない。資産運用には、こうした環境の変化を十分考慮して実行すべきだろう。
長期にわたりコツコツ投資
①~ドルコスト平均法~
②公募投信では毎月定額で購入可能。
③ドルコスト平均法が利用できる。
④メリット~高値つかみを防ぎ、安値でも購入続けられる。通常、相場の下落場面では怖くて買いづらいが、ドルコスト平均法で機械的に購入することで購入コストを下げる。逆に高値圏での集中買いを防げる。
⑤デメリット~上昇相場では安いところで買った一括購入に比べてパフォーマンスが悪い。また、永遠に右肩下がりの相場であれば、回復不可能。(1989年の日経平均38957円~22年間下げ続けたが、そこから大幅に回復)
まとめ
資産運用と投資の違いはわかりましたか?
アセット・アロケーションがなぜ重要かわかりましたか?
シャープレシオとは何ですか?
金融リテラシーが低いことで、騙されない、損しないことが重要です。
何かご相談やお問い合わせがありましたら、お気軽にK&Cアセットマネジメント株式会社にご連絡ください。