ジメジメすると、なんだか布団が湿っぽくなって
ぐっすり安眠できなくなりそうでイヤなものです。
そんなときは、「丸ごと敷布団を洗ってしまいたい!」と
思ってはみたものの、そもそも敷布団って洗濯できるの?…と
疑問をお持ちのあなた、ぜひコインランドリーを試してみてください。
クリーニングに出す方法もありますが、
それだと日数がかかって、その日のうちに使いたい敷布団にはオススメできません。
コインランドリーなら、丸ごとサッパリ洗えて、
もちろんその日のうちに乾燥できるし、クリーニングに比べれば料金も安く済みますよ。
そもそもコインランドリーで敷布団を持ち込めるのか?敷布団を洗濯するときのコツと注意点
コインランドリーは、大容量の洗濯槽を完備していますので
敷布団などの大きいものもラクラク洗濯できます。
ただし、素材によってはクリーニングでないと対応できない
ものがありますので、まずは「製品タグ」を見て確認してください。
【コインランドリーOK】
◎綿の布団
◎綿や羊毛などその他の繊維の混じった布団
◎化繊の布団
◎羽毛の布団
【コインランドリーNG⇒クリーニングへ】
×羊毛100%の布団(縮んでしまう恐れあり)
×タグに、「ドライマーク」「手洗いマーク」が記載されている布団
敷布団に何かこぼしたり、うっかり汚してしまった際に
汚れた所だけを洗うのなら、自宅で部分洗いしても良いですが、
全体的に洗うなら、コインランドリーで洗いましょう。
敷布団は普通の洗濯物と比べてただでさえ重いのに、
洗って水分を吸ったら、女性の場合、持ち上げるのも困難です。
【洗濯槽の大きさをチェック】
シングルサイズの敷布団なら、「12kg」程度の
小容量~中容量洗濯機でOKです。
セミダブルの敷布団は「20kg」程度の中容量洗濯機を選びましょう。
敷布団によって適切な洗濯機の大きさは変わりますので、
実際に洗濯機に入れたときに、
「洗濯槽内が3分の1ほど空いているか」をチェックしてください。
敷布団がギュウギュウに詰まっているようだと、
水が十分に入らないのですすぎが甘くなってしまいますよ。
洗濯にかかる時間は30分~40分、
料金は洗濯機のサイズによって600円~1,000円くらいが相場です。
【洗濯のコツ・注意点】
洗う前に敷布団を細長く巻いて、麻紐で3~4カ所しばってから
洗濯機に入れましょう。
中綿が入った敷布団は、洗濯中の遠心力で綿が片側に
寄ってしまうのを防ぐためです。
キルティング加工(チェックの縫い目が施されたもの)されたものは
しばらずに折りたたむだけでも大丈夫でしょう。
ただし、洗濯機によっては紐でしばらなくても大丈夫な
ものがあるので、事前にお近くのコインランドリーに
確認してください。
コインランドリーの布団用の乾燥機の使い方。利用時間や温度の設定方法
洗濯機にかかる時間は一般的な洗濯物と大きく変わりませんが、
乾燥機にかけるときは、通常よりやや多めに、「60分~70分」くらい時間をかけましょう。
しっかり湿気をなくすようにしないと、後で湿っぽい布団に寝ることになるので、
ここはケチらずに時間と料金をかけたほうが良いですよ。
乾燥機の料金は、1,000円前後かかるのが相場です。
ただ、乾かし過ぎによる生地の傷みなどがきになるなら、
30分かけたら一度乾き具合をチェックして、乾燥時間を追加するようにすると良いですよ。
だいたい、乾燥機の料金システムは「10分で100円」となっています。
【乾燥機に入れてからのコツ・注意点】
コインランドリーの乾燥機は、ガスで大量の熱風を発生させて
乾かすシステムのため、乾燥機にかけた洗濯物の表面が熱くなります。
乾燥が終わった直後に布団を取り出すと温かいので、
「もう乾いた」と感じるかもしれません。
でも、場合によっては表面温度が高いだけで、
中の綿や羽毛が生乾きの状態である可能性があります。
布団が生乾きのままだと、イヤな臭いが発生したり、カビの原因にもなるので要注意。
乾燥機が終わって取り出したら一旦冷まして様子をみましょう。
【乾燥機の設定温度】
綿や羽毛などの素材の敷布団は、高温で乾燥させると早く乾きます。
設定温度は以下を参考にしてください。
・低温(48℃)…フリース・ブラウス。ジャンパーなどの
ポリエステル・ナイロン・アクリル系の素材の洗濯物に
・中温(63℃)…毛布や一般の衣類の洗濯物に
・高温(78℃)…こたつ布団、肌布団、綿・羽毛系入りの布団類に
まとめ
今まで、敷布団の洗濯・乾燥はクリーニング、と考えていた方も多いかもしれません。
確かにプロに任せれば安心ですが、費用も日数もかかりますよね。
コインランドリーに敷布団を持ち運ぶ手間はありますが、
洗ったその日から使うことができます。
何より、クリーニングよりも節約できるし、
ボタンを押すだけであとは機械がやってくれるのでラクですよ。
それから、今まで「干すだけで十分」と考えていた方にも、
コインランドリーをオススメします。
天日干しではなかなか死なないダニも、高温で乾燥させることによってダニが死滅します。
ふかふかの仕上がりになって気持ちいいですよ!
これから本格化する梅雨シーズンにはもってこいの
「コインランドリーで敷布団」、ぜひお試しください。