真夏の暑い時期になると、冷房を付けて暑さをしのぎますが、
30℃近い程度の温度になると、ちょっと困ることがあります。
冷房と除湿、どちらを付ければいいか、迷ったことはありませんか?
ものすごく暑いわけではないけれど、このまま何もしないのは居心地が悪い時、
冷房か除湿か、迷うことって結構ありますよね。
電気代もかかることなので、できれば効率よく使いたいものです。
除湿と冷房28℃どっちが涼しいのでしょうか?
一般的に使われているエアコンには、「冷房」「除湿」の機能があります。
冷房とは、温度を下げる機能で、除湿は湿度を下げる機能があります。
部屋の温度が高ければ冷房を付けて、じめじめとした感じであれば除湿をかける、
というのが基本ですよね。
ところが、人間の感覚というのは、ただ単に冷えたら快適だ、と感じてはいないのです。
夏の期間ですと、適正な状態とは、部屋の温度は26℃~28℃で、
湿度は55%~65%の範囲だと言われています。
温度はともかく、湿度もある程度は必要なんですね。
ですので、エアコンをかける際に、部屋の温度や湿度がどれくらいなのか知っておくのが大切です。
だいたい1000円~2000円で、デジタルの温湿度計が売られていますので、
お部屋にない方はぜひ用意して下さい。
筆者も、エアコンのあるリビングと寝室に、各1個置いています。
そして、「エアコンをかけようかな」と思った時は、温湿度計を見て判断しています。
部屋を28℃に設定しようとした場合、温度が高くて湿度がそれほど高くなければ冷房、
それほど温度がなくて、湿度が高ければ除湿にすると、ちょうどよくなります。
「湿度を下げるだけだと、暑いままじゃない。」思われるかもしれませんが、
湿度を下げると温度が下がった、と感じるのです。
「体感温度」というのですが、湿度が下がると、じめじめとした感じがなくなって、
さらっとした空気になります。
すると不快感も減りますので、温度が下がったと感じるわけです。
ですので、部屋の温度を28℃に設定するときに、冷房か除湿かどっちがいいか、
一概には言えないのです。
部屋の温度、湿度がどうなっているか、まずそこから見てみましょう。
電気代が節約できるのはどっち?
温湿度計を見ながらエアコンの設定を変えていると、
ピンポイントで不快感を取り払っているので、節約というより、適正にエアコンが使えます。
特に夏は熱中症の危険もありますので、この期間は体調を優先するべきでしょう。
でも、更に電気代を節約したい、という方には、いくつか方法をご紹介します。
冷房をする際、室外機自体の温度が高いと、効率が悪くなります。
室外機は日中天日に晒されて、触るととても熱いです。
冷房は、外の空気を入れてエアコンで冷やしますので、空気を取り込む室外機が熱いままだと、
取り込んだ空気の温度も高くなります。
するとエアコンは、余計な熱さを取り払わなければいけなくなるので、
その分電気代もかかります。
ですので、室外機には日よけを付けておきましょう。
冷房をかけると、冷たい空気は下に沈んでしまいます。
扇風機やサーキュレーターで、部屋で上下を循環するように空気を流すと、
効率よく部屋の温度が下がります。
また、エアコンを使う時間が決まっている場合、契約している電気プランの見直しもいいですね。
エアコンを使う時間が夜から深夜であれば、その時間帯が安くなるプランに変更すればお得です。
さらに、使えるからと言って、随分古いエアコンを使っている方は、
思い切って新しいエアコンに替えるのも手です。
環境省の「しんきゅうさん」というページで、省エネ家電の比較ができますので、
一度チェックをしてはいかがでしょうか。
まとめ
温湿度計は、夏だけではなく、冬のインフルエンザ対策にも使えて便利です。
季節の変わり目でも、どんな服を着ればよいかの判断も可能です。
部屋にいくつか置くと、多少の出費になりますが、決して損ではないと思います。
体調管理に、ぜひ利用して下さい。