採れたてのタケノコ、たくさんいただいてついそのまま
放置してしまったことはありませんか?
アク抜きするのがめんどうだなぁって思っているうちに
時間が経ってしまうことってありますよね。
ここでは採れたてのタケノコをアク抜きするタイミングと
アク抜きを忘れてしまった場合の対処法をまとめてみました。
採れたてのタケノコのアク抜きはいつまでにするのが良い?
採れたてのタケノコは、鮮度が命です。
採れたてで鮮度の良いタケノコは、生でお刺身にしても食べられます。
でも生で食べられる時間はわずかです。
土の中にあるタケノコには、ほとんどアクはありませんが
空気に触れることによって、アクの成分はどんどん増えていきます。
またタケノコは収穫後も成長を続けようとします。
その結果、収穫してから時間がたてばたつほどタケノコは
固くなり、アクも強くなります。
昔から「タケノコを掘る前に湯をわかせ」と言われているくらいで、
タケノコは少しでも早くアク抜きすることが大事です。
採れたてのタケノコが手に入った時は、できるならすぐに
アク抜きしましょう。
すぐにはできなくても、その日のうちにはアク抜きするようにしましょう。
時間がたってからアク抜きしても、えぐみや固さが残ってしまうことがあります。
スーパーで買ったタケノコはなおさらです。
旬の時期でもスーパーに並んだ時点で、すでに時間がたった状態なので
スーパーで買う時は、少しでも鮮度のいいタケノコを買うようにしましょう。
鮮度のいいタケノコの見分け方ですが、次のようなタケノコを選んでください。
・皮が黒くなっていないもの。
・穂先が黄色っぽく閉じているもの。
・根元の切り口が白くみずみずしいもの。
・根元のいぼいぼが小さくて白いもの。
・太くて重みがあるもの。
・皮や泥が湿っているもの。
鮮度のいいタケノコを選んだら、その日のうちに調理しなくても
アク抜きはすぐに済ませておきましょう。
タケノコを1週間放置!アク抜きを忘れた場合はもう手遅れ?
アク抜きを忘れて気がついたら1週間たっていた、そんな時はもうほとんど手遅れです。
収穫して1週間もたったタケノコは、えぐみも強く固くて食べられません。
それでもあきらめられないという人は、
まずタケノコが傷んでいないか確認しましょう。
腐っていたら、もうアウトです。あきらめるしかありません。
傷んでいなかったら、時間がかなりかかることを覚悟で
とりあえずアク抜きに挑戦してみましょう。
通常より米ぬかと鷹の爪を多めに入れて、アク抜きしてみてください。
えぐみがどれだけ取れるか、どれだけ柔らかくなるかですが、
アク抜きしてもまだえぐみが残っていたら、もう一度ゆでるか水にさらしてみてください。
それでも、まだえぐみが強く、固いという場合は、料理法を工夫してみましょう。
えぐみが残ってしまったタケノコは、天ぷらや炒め物にすると
油がアクを分解してくれるので、えぐみを感じにくくなります。
チンジャオロースや、ホイコーローといった中華料理に
使ってみてはどうでしょうか。
またタケノコのえぐみの成分であるシュウ酸は、カルシウムと
結合することでえぐみを感じにくくなる特性があります。
そこでカルシウムを含んでいるバターを使った料理もおすすめです。
薄くスライスして、バター炒めにするのもいいかもしれませんね。
まとめ
いくら採れたてで鮮度のいいタケノコが手に入っても
アク抜きのタイミングを外してしまうと、美味しく食べる
ことができなくなってしまいます。
逆にすぐにアク抜きすることで、旬の美味しさを味わうことができます。
今度新鮮なタケノコが手に入った時は、すぐにアク抜きして
思う存分旬の美味しさを味わってくださいね。
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