夏の食べ物の定番料理に、「そうめん」があります。
このそうめんは、束で売られていますので、料理するときも、量はこの束で計算します。
この束の量が、ぴったりと食べきりの量であればいいのですが、
時には多すぎて、ゆでたそうめんが残ってしまうことがあります。
残ったそうめん、食べれないけれど、そのまま捨てるのも、もったいないですよね。
茹でたそうめんが余った時の保存方法は?
茹でたそうめんは、粘りが出て、そうめんとそうめんが引っ付いてしまいますよね。
また、氷で冷たくして食べた後は、ずっと水に浸かった状態になっていることが多いです。
見た目は、「もうこれ、伸び切っちゃってるから、捨てるしかないよね」
と言ってしまいそうな状態ですよね。
ですから、仕方なく捨てていた、という人も多いのでは?
実は、茹でたそうめんは、保存が可能なのです。
茹でたそうめんは、水気をよく切って、ラップに包み、ジップロックやタッパーに入れて、
冷蔵庫に入れて保存ができるんです。
「そのまま保存したら、べとついて団子みたいになるんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
食べるときに、水でそうめんを洗えば、問題の粘りは消えてしまいます。
水で洗ったそうめんは、そのまま料理に使えますよ。
水で洗うのが面倒という方は、保存したそうめんに、
めんつゆをかけて、このつゆでそうめんをほぐすと、このまま食べられます。
いわゆる「ぶっかけそうめん」ですね。
お好みの薬味をのせて、召し上がって下さい。
また、マヨネーズをかけて、スパゲティサラダならぬ、
「そうめんサラダ」でもおいしく食べることができますよ。
温かいそうめんがいい、という方は、フライパンでごま油と炒めたらいいですよ。
そうめんを炒める「チャンプルー」なんていかがでしょうか。
ちなみに冷蔵庫で保存できるのは、2日以内までが理想です。
あまり長時間冷蔵庫で保存するのもよくないですね。
やはり食べられると言っても、ゆでたてのそうめんに比べれば、味は落ちますね。
茹でたそうめんは冷凍できる?
「冷蔵庫にいれても多少は持つんだから、冷凍もできるんじゃないの?」
と思った方は、大正解です。
茹でたそうめんは、冷凍も可能なんですよ。
ゆでたそうめんの水気を切って、ジップロックなどの保存袋に、
できるだけ平らになるように入れます。
そして、空気は抜かずに、袋の中に空気を入れたままで冷凍室で凍らせます。
冷凍庫に入れて、だいたい凍ったら、一度そうめんを取り出して、
今度は空気を抜いて、再び冷凍庫に入れます。
これで、冷凍保存は完了です。
冷凍したそうめんのおすすめの食べ方は、温かいものにそのまま入れて食べる方法です。
にゅう麺は、そうめんとつゆを別々に煮立てる必要がありますが、冷凍そうめんを使えば、
簡単にできます。
煮たてたつゆに、冷凍そうめんをそのまま入れて温めます。
これでにゅう麺の出来上がりです。
同じように、水と鶏がらスープの素、お好みで醤油やごま油を入れたスープで、
あっさり中華風にできます。
また、トマトスープの中に入れて粉チーズなど入れると、イタリアン風になりますよ。
冷凍したそうめんは、自然解凍でも食べられますし、市販の冷凍うどんのように、
電子レンジでも解凍しても大丈夫です。
保存できる期間は、2、3週間程です。
冷蔵庫に入れて保存したそうめんと同じように、やはり冷凍したそうめんも味は落ちます。
そのまま食べるより、何かに料理して食べた方がおいしく召し上がることができるので
お勧めです。
まとめ
昔、筆者が読んだ料理本の中に、「そうめん弁当」というものがありました。
つゆをタッパーに入れて一晩冷凍、ゆでたそうめんと薬味を冷蔵庫で保存して、
翌日はそのまま弁当にして持っていく、というものです。
お昼には、いい具合につゆが解凍できているらしいのですが、筆者は作りませんでした。
興味のある方はいかがでしょうか。