指紋認証は、今やセキュリティーがあるところには必ず存在する、メジャーな存在になりました。
スマホはもちろん、銀行のATM、キーシステムまで、使われている場所は様々です。
しかし、指の指紋を読ませる時、なかなか読み取ってくれないことがあります。
指紋でしか認証できない場所で、読み取ってくれないと、かなり焦りますよね。
指を乗せるだけで認証してくれる便利なシステムですので、
認証で手間取らないようにしたいものです。
手荒れで指紋認証ができないことは実際にある?
指紋認証は、登録した指紋と一致した指紋のみ認証するシステムです。
間違える確率は、なんと0.0002パーセント以下と言われています。
指紋認証のシステムは、いくつか種類があるそうですが、指紋認証でメジャーなスマホでは、
「静電容量式」という仕組みを採用しています。
どういうものかというと、指紋についているわずかな「汗」を利用しています。
指紋は凸凹していますので、出っ張った所が物に触れると、
その触れた部分が指紋として分ける訳です。
スマホの指を置く部分には、数万の電極が配置されています。
汗は、電気を通す性質がありますので、指を置くと、電極から発する電気が、
汗のある部分に多く流れます。
その多く流れた部分を「指紋」とスマホは判断しています。
ですので、この「汗」が不足すると、スマホは認証しづらくなるんですね。
手が乾燥していたり、指紋部分がけがをしていたりすると、汗の部分の形が変わってしまいます。
そうするとスマホは、違う指紋と判断してしまいます。
それで、スマホは認証しないんですね。
手荒れで指紋認証ができない!?解消する3つのコツは?
手荒れの原因はいくつかあります。
冬など乾燥する季節は、自然と手が荒れてきます。
また、主婦など水仕事が多い人は、水にバリア機能が取られてしまいます。
さらに、物に良く触れる人も、物に油分が取られてしまい、これも手荒れの原因となります。
この「物」というのは、パソコンやスマホも当てはまります。
手のひらや甲は荒れていなくても、指先はなぜか白くひび割れている、という方は、
パソコンやスマホを頻繁に使っていませんか?
いつも指先が荒れている、という方は、ハンドクリームをぬって保湿しましょう。
ひび割れには、尿素が入ったクリームを使うと効果的ですよ。
指紋認証システムは「汗」を利用しますので、逆に水に濡れた状態では、
よけいに認知しづらくなります。
荒れてなくても認知しない場合は、息を吹きかけると認知してくれる場合があります。
手先も荒れていない、乾燥していない、でも認証してくれない、という場合は、
指の置き方がずれていたりします。
慌てず正しい置き方をすれば、認証しやすくなりますよ。
しかし、いちいち置き方だとか、たかが指紋認証で細かいことを考えるのも面倒くさいですよね。
そういった場合に備えて、指紋は人差し指だけではなく、
あらかじめ5本の指すべての指紋を登録しておきましょう。
機種によりますが、だいたいのスマホは5つ指紋を登録できるようになっています。
登録できる限りの指紋を登録しておくことで、1個がだめでも他4個で認証できます。
なぜ認証してくれないか考えるより、はるかに時間の短縮になりますし、
怪我などで認証できない状態も回避できますよ。
まとめ
指紋認証は便利ですが、意外と単純な理由でうまく使いこなせないことがあります。
スマホで指紋認証が面倒に感じるなら、パスワードやパターンで管理しましょう。
セキュリティーは自分自身に合ったものでやるのが、一番いいかもしれませんね。
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