夏も終わり、涼しくなって過ごしやすい季節になると、
スーパーやお餅やさんで十五夜にお供えするお団子をよく目にしますよね。
では、中秋の名月ってなんでしょうか?
お月見でお団子を供えるイメージならわかるけど。。。
日本だけでなく、英語ではどのように表現されているのでしょうか?
そんな英語を勉強しているあなたに、中秋の名月について紹介したいと思います。
そもそも中秋の名月とはどのような意味?由来は?
- 中秋の名月とは?
中秋の名月というのは秋にやってきます。暦上では7〜9月を秋と呼んでいるのですが、
その真ん中の日を中秋と呼んでいます。旧暦の8月15日は満月になることが多く、
特に『中秋の名月』と呼ばれているくらいなので、
お花見には最適な日なのです。また、中秋の名月というのは満月のことを意味していて、
月が新月から満月になるまで15日かかることから十五夜やお月見とも言われています。 - 由来は?
中秋の時期にお月見をするのは、農家さんの夏の収穫が終わり、
稲刈りをするまでの少し手の空いた時期に、
稲の豊作を祈る宴を行ったことが始まりとされています。また稲の豊作だけでなく芋類の収穫祭として、
畑作儀礼とされる説もあって、『芋名月』と呼ばれることもあります。その他、中国からの渡来説もあります。
中国ではかなり古くから月を見る催し『望月』という行事があり、
平安時代に伝えられたものが日本で広がったとされます。
中秋の名月を英語ではどういうの?
中秋の名月は、英語で『harvest moon』と言います。
harbestは収穫という意味なので、直訳すれば『収穫月』です。
欧米でもこの時期の満月を『harvest moon』と呼んでいて、
収穫をお祝いするお祭りをしていたようです。
また、十五夜は『full moon night』または『night with a full moon』と言います。
お月見は、『moon viewing』です。
中秋の名月、お月見の英語例文
2017年の中秋の名月は9月27日です。
Moon viewing dumplings or tsukimi dango and pampas grass are given as offerings during moon viewing.
お月見のお団子や、すすきをお供えして月を眺めます。
他にも英語で月の呼び方はどのようなものがあるの?
月の単語
- 新月:a new moon
- 三日月:a crescent moon
- 半月:a half moon
- 満月:a full moon
- 淡い蒼ざめた月:a pale moon
- 明るい月:a bright moon
- 立ち待ち月:17day old moon
英語圏には日本のようなお月見の習慣はないため、新月から何日目の月かどうかが、そのっまま名称になっています。
月に関連する単語
- 月の:lunar
- 月のように丸い:moony
- 月光:moonlight
- 皆既日食:a total eclipse of the moon
- 月のない:moonless
まとめ
日本ではロマンチックなイメージのあるお月さまですが、
英語圏では満月は一時的な不眠症をひきおこすと信じられていたり、
オオカミに変身するなどの独特な精神状態を連想させたりします。
さらに、lunarは『月の』という意味ですが、
linaticは愚かなという意味の単語でもあるので、
月には良からぬイメージがあるようです。
こうした文化の違いがあるからこそ、
日本が月を愛でる習慣を海外の人に英語できたらとても素晴らしいことですね!
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