りんごは冷蔵庫で保存が正解!日持ちを徹底検証!

料理

りんごの旬は、秋から冬にかけてです。

品種によっては、4月に収穫できるものもあるそうですが、やはり寒い時期の果物ですよね。

冬の終わりごろになると、冬の果物は次第に売り場から姿を消していきます。

ところが、りんごは数が減ることなく、路地物のいちごと一緒に並べられて売られていますよね。

これはどういうことでしょうか?

 

驚き!りんごを冷蔵庫で保存したら3カ月もった?!その方法とは…

りんごは、けっこう日持ちする果物です。

冬場は室温も低いので、暖房の効いていなくて光の当たらない場所に置いておけば、

2週間から1カ月持ちます。

 

よりおいしく食べるには1個1個新聞紙でくるんでおくといいですよ。

この間に食べてしまえばいいのですが、台所の場所や暖房の都合で、

温度が低くて食糧が置けるところがない、という人もいるでしょう。

 

また、お歳暮などで大量にりんごを頂いたのはいいけれど、

どうしても食べきれないこともありますよね。

そういった場合は、冷蔵庫に入れておくと、常温で保存するより長く持ちます。

 

りんごを新聞紙に包んで、さらにポリ袋に入れて空気を抜き、縛ります。

そして袋に入れた林檎は、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。

こうすると、2カ月は持ちます。

 

場合によっては、3カ月持つ事もあるそうですよ。

しかし保存できると言っても、リンゴの品種によって保存に向くのと、そうでないものがあります。

夏の終わりごろに収穫する早生種の「きおう」や「つがる」などは保存に向きません。

 

保存に向くのは、11月頃から収穫される晩生種の「ふじ」や「シナノゴールド」などです。

そういえば、筆者の家の近くのスーパーで売られているのは、「シナノゴールド」でした。

 

りんごの冷蔵庫・常温保存、それぞれのメリット、デメリットとは?

 

常温保存で一番のメリットは、なんといっても「鮮度」です。

筆者は、リンゴの味もそうですが、歯ごたえも結構気になる方です。

香りと歯ごたえは、鮮度がないと実感できません。

デメリットは、持ちが悪いことですよね。

 

うっかりしていたら1か月放置していた、なんてことは筆者にはよくあることです。

筆者は毎年おいしくなくなったりんごの処理に追われています。

冷蔵保存でのメリットは、上記の通り長期保存が可能になります。

さらに、冷蔵庫の冷気で甘さが引き立つ、という話もあります。

 

長期保存もできて甘さも強くなるのなら、

常温保存より最初からこっちにしておいた方がいいのでは、と思われるかもしれません。

 

しかし、冷蔵保存にもデメリットはありますよ。

りんごは、「エチレン」というガスを常に放っています。

このエチレンガスは、植物の成熟を早める効果があります。

 

りんごと一緒に熟していないバナナやアボガド、

キウイなどを置いておくと、このガスの影響で成熟が早まります。

逆に、既に成長しきった青菜などと一緒にするとすぐに変色してしまいます。

 

りんごの保存に欠かせないのは湿度と、低い温度と光を遮ることです。

湿度は高めの冷暗所という場所は、一般的な家だと冷蔵庫の野菜室になります。

そうすると、成熟していない野菜はいいとしても、

もう成長しきった野菜にとってりんごは害になります。

 

いくらしっかりとポリ袋を縛っても完全な密封ではありませんから、

どうしてもガスは漏れてしまいます。

すぐに野菜がだめになることはないとは思いますが、

りんごの量によっては普段より気を遣って野菜の管理が必要になるかもしれません。

 

また、長期保存ができるといっても、家庭用の冷蔵庫の能力には限界があります。

3カ月保存できたといっても、鮮度もそのままという訳ではありません。

しっかりとした歯ごたえを楽しみたいのなら、常温保存のりんごの方がいいようですよ。

 

まとめ

筆者はりんごは生で食べることが一番好きなので、保存は常温のみです。

けれどりんごは冷凍もできますし、そこからいろいろな形で楽しむことができます。

みなさんのお好みに合わせて、楽しんでみてはいかがでしょうか。