6月は梅が旬の時期。梅酒を作ろうと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな梅酒作りに欠かせないのが氷砂糖ですね。でもその氷砂糖、
あまり使わないので冷蔵庫に眠ったままになっているなんて人もいるのではないでしょうか。
「そういえば冷蔵庫にある氷砂糖ってまだ使えるのかしら?」
「賞味期限が切れてるけど食べられるのかしら?」
そこでそんな不安を持つあなたのために氷砂糖の賞味期限や保存方法について紹介します。
氷砂糖の賞味期限が2年前のものは食べれる?
まず氷砂糖は何からできているのでしょうか。
みなさんはショ糖って知っていますか?
ショ糖は砂糖の主成分でブドウ糖と果糖からできています。
氷砂糖はこのショ糖の結晶体になります。
つまり、氷砂糖は純度の高い砂糖ということになります。
砂糖は品質が安定していて長期保存が可能な食品です。
そのため賞味期限はなく、法律上も賞味期限の表示が必要のない食品になります。
また砂糖にはカビや細菌が繁殖するのに必要な水分を吸着する働きがあるため、
腐りにくく、通常に保存していれば腐ったり品質が悪くなることはありません。
氷砂糖も同様になります。
次に賞味期限についてみていきましょう。
賞味期限とは、おいしく食べることができる期限、品質を保持できる期限のことで、
期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなったり、
品質が保持できなくなったりするわけではありません。
ですから賞味期限が2年前の氷砂糖でも、品質が変わっていなければ食べることができます。
見た目に変わりなく、なめてみたり、臭いをかいでみて違和感がなければ大丈夫です。
食べない方がよい状態とは、湿気で溶けだしている状態の時で、この場合は腐っている
可能性があります。
また、部分的に変色している状態の時は何かに汚染されている可能性があるので、
食べるのはやめておきましょう。
氷砂糖の賞味期限が切れても保存場所が冷蔵庫の場合は?
それでは氷砂糖はどうやって保存すればいいのでしょうか。
砂糖は吸湿性が高い食品なので湿気がある所に置いておくと、
表面がべたついたり、湿気で溶けだしてしまうことがあります。
また臭いを吸着しやすい性質を持っているので、
強い臭いのする物のそばにおくと、臭いが移ることがあります。
それから、砂糖は虫が生きていくのに必要な水分がないので
虫がわくことはありませんが、
虫が袋を食い破って侵入することがあります。これらの理由から氷砂糖を保存する時は、
湿気のない所、虫のつかない所、臭い移りがしない所に保管することが大切になってきます。
開封、未開封に関わらず缶やプラスチックなどの密閉できる
容器に入れて、急激な温度の変化や高温多湿、直射日光を
避けた場所に保管することで品質を保持したまま、長期間保存することができます。
そこで賞味期限が切れた氷砂糖を冷蔵庫に保存していた場合、
食べれるかどうかですが、やはり先ほども述べたように
氷砂糖の状態を見て判断するのがよいと思います。
冷蔵庫は乾燥している場所なので、湿気対策や虫の
対策としては適した場所だといえますが、冷蔵庫保存で
問題なのは、出したり入れたりすることによる温度の変化です。
また冷蔵庫から出した砂糖をそのままにしておくと
結露が発生し、湿気の原因になります。
密閉できる容器で保存していない場合には、他の食品からの
臭いが移っていることも考えられます。
冷蔵庫保存する時は、温度や湿度の変化を防ぐためにも
密閉できる容器に入れて、冷暗所に最も近い野菜室で
保管するのがいいと思います。
まとめ
氷砂糖は賞味期限を表示する義務のない食品ですが
メーカーによっては賞味期限を記載しているところもあります。
長期保存が可能な食品なので、賞味期限が切れていても
品質が劣化していなければ食べることができます。
食べれるかどうかの判断はその時の状態を見て判断するようにしましょう。