平均して5〜6ヶ月頃から始まる寝返りは、ママパパにとって成長を
見られる嬉しい時期でもある一方で、気づくとあっちこっちに
ゴロンゴロンして目が離せない時期でもありますよね。
今回は寝返りの危険性とママたちの寝返り対策について、
そして実はバスタオルで寝返り防止ができちゃうことについて
お話しします。
知っておこう寝返りの事故には、どんなものがあるの
消費者庁のデータによると、1歳未満乳児の不慮事故の8割が
窒息死だということです。特に一番多いのが夜寝ている間に
おこった事故。どういうことでしょうか?
実は、寝返りができても「寝返りがえり寝返りしてうつ伏せに
なった状態からもう一度寝返りをして、あお向けになること」
ができない場合、手や足を動かして自分の体勢を変えることが
まだ十分にできない赤ちゃんは、長い時間うつ伏せの状態になります。
夜間はさらに大人も一緒に寝ているため、気づきにくく、
結果として悲しい事故が起こってしまう危険性があるのです。
例えば、大人用の柔らかいお布団類羽毛布団や低反発
マットレスなどが赤ちゃんのそばにあって、夜間に
赤ちゃんが寝返りをし、うつ伏せの顔にそれらのお布団類がある・・・
考えると恐ろしいですね。同じように、マットレス同士を並べて
寝ていて、徐々にマットレスがずれてしまい、その隙間に
寝返りをうった赤ちゃんの顔がすっぽりはまってしまうなんてことも。
また、ぬいぐるみが赤ちゃんの頭の近くに並べてあるのも要注意です。
枕元においてあったぬいぐるみが、寝返りした拍子に赤ちゃんの顔に
覆いかぶさってしまう、ということもあるからです。ぬいぐるみ
だけでなく、タオルやたるんだシーツなども同じことが言えるでしょう。
あるいは大人が赤ちゃんと一緒に添い寝をしていて、なにかの拍子に
寝返りをして身体のどこかが赤ちゃんの顔に覆いかぶさってしまった、
ということにも気をつけたいですね。
ママたちは、こんな工夫で事故を防止してるんです。
寝返りによる危険性を知ると、「夜、寝返りをしたら窒息しない
ように見てなきゃ」って心配になりますよね。ママたちは
どんなふうにして寝返り時期を乗り越えているのでしょうか。
大人用のお布団類は赤ちゃんの側に置かないようにしましょう。
柔らかい羽毛布団・マットレスは大人にはよくても赤ちゃんには
危険がいっぱい。赤ちゃん自身のお布団も固いものを選びましょう。
よく、赤ちゃん用のお布団一式には枕もセットでついてくるものが
ありますが、この時期枕はまだ必要ありません。使う時期がくるまで
外しておいたほうがよいでしょう。
同じくぬいぐるみやタオル、たるんだシーツ類も赤ちゃんの顔の側に
置かないようにしましょう。小さいぬいぐるみなら大丈夫。
いえいえ、たとえ小さくても赤ちゃんの鼻や口をふさいでしまうかも
しれませんよ。少しでも危険だと思うものは取り除いたほうがよいでしょう。
そして、寝返り対策のポイントは、赤ちゃんの両サイドになにか物を
置いて、赤ちゃんが寝返りをしないようにすることです。
よく市販で売られている寝返り防止クッションは、両サイドが円柱形の
クッションになっていて、その間に赤ちゃんを寝かせるのですが、
これは体のサイズに合ったものを選ばなくてはいけなかったり、
使用期間が短いためすぐに使えなくなってしまったりします。
また、それなりに厚みがあるため、かさばってお出かけ時には不便な面も。
簡単バスタオルが超便利な事故防止グッズに
「うーん、わざわざ買うのはなあ。家にあるものでできないかなあ」
と思われたなら、おすすめなのが家にあるバスタオル
これで寝返り防止グッズが簡単につくれますよ。
作り方は簡単。
まずバスタオルを縦に細長く三つ折りにします。
幅は赤ちゃんの脇〜腰くらいの長さで折ると良いでしょう。
そしてバスタオルの両端を内側に向けてくるっと巻いていきます。
この時、巻き目を下にして巻くと強度が保てます。赤ちゃんによっては
この丸めたバスタオルを乗り越えてしまうこともありますので、
その場合は中にもう一枚タオルを挟んで巻いてみてください。
赤ちゃんの体や様子で高さを調整してみましょう。
そしたら、寝るスペース分を残して巻くのをやめます。たったのこれだけで、
寝返り防止グッズの出来上がりですこれなら家にあるもので
簡単につくれますし、お出かけにも折りたたんで持っていけますね。
まとめ
寝返り防止には、家のバスタオルなどを活用してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんも、普段使い慣れた匂いのするバスタオルがそばにあると、
安心して寝てくれるかもしれませんよ。
バスタオルでもダメなら・・・こちらが参考になります。
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