本格的な夏はもうすぐそこですね。
日中はだいぶ暑い日も増えてきました。夏に心配なのは、
やはり熱中症ではないでしょうか。
熱中症になると、体は脱水症状を起こします。
この記事を読んでいる人の中には、経験者もいるかもしれませんね。
まさに今、苦しい人もいるかも…?
脱水症状に伴う症状として、頭痛があります。
しかもなかなか治らず、長い間苦しむこともあるんです。これは本当に辛いですね。
ここでは、頭痛の原因や、なかなか治らないときの対処法などをご紹介していきます。
怖い!?脱水症状が原因の頭痛のとき、体の中ではこんな反応が起きている!
脱水症状が起きたとき、体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか。
ここでは、その過程について説明していきます。
「脱水」という言葉。洗濯機にもありますよね。
水を絞って、乾きやすくするための機能です。
この場合は便利でステキなお助かり機能です。
しかしこれが、人間の体で起こるということは、体内の水分量が減少するということです。
そうすると、体をめぐる血流の流れが悪くなるのです。
血管は全身をつなぐバイパス。つまり当然、頭の中の血流も悪くなります。
「血の流れが悪いぞ?」と、ピンチを感じた血管は、
もっと酸素を取り込もうとして、拡張します。
ところが大きくなると、その周りにある神経たちをビシビシと刺激!
これが頭痛になる原因です。
脱水症状による頭痛が起きているとき、体重の4~5%の水分が、
すでに失われていることもあるそうです。こうなるともう重症レベル。
すぐになんとかしないと危険な状態と言えます。
脱水症状が原因の頭痛、決して甘く見てはいけませんね。
私が子供の頃、夏の体育でたくさん走った後に、頭が痛くなった経験がありますが…。
もしかして似たような状態だったのでは?なんて思ってしまいました。
ナゼ!?脱水症状からくる頭痛が治らない理由は、コレ。
脱水症状による頭痛が起こるメカニズムはわかりました。
そしてその頭痛が治らない…。それは本当に辛いですよね。
「なんで治らないの!?」と、痛いわ、疑問だわ、いいことナシ!
治らない理由、やはりあるんです。
頭痛を感じたら、市販薬を飲む人も多いと思います。
しかし、一時的な効果しか得られず、また痛くなります。
なぜなら、脱水からくる頭痛の場合は、偏頭痛などの一般的
な頭痛とは違うからです。
飲んだところで、脱水が治るわけではありません。
しかも、ヘタに一時的に痛みを抑えてしまうと、脱水が起きていることに
気づかずに重症化する可能性すらあるので、使わないほうがいいのです。
脱水症状が起きる根本の原因が熱中症です。そのため、熱中症が治らなければ、
頭痛も治りません。
頭痛が治らないのは、熱中症が治っていないんです。
脱水症状が残っているとか、それによって
起きてしまった内蔵などへのダメージが治っていないということです。
熱中症の1番苦しい状況が過ぎても、後遺症としてこれらが居座っているため、
治らないのです。
根本を完治させない限り、頭痛も続くということなんですね。
表面的に少し楽になっても、油断は禁物ということですね。
では、どう対処すればいいのかをご紹介していきたいと思います。
絶対知っておくべき!その時の対処法、必須の5つ!
早く痛みから解放されて、すがすがしい気分で一日を過ごしたいですよね。
そのために、知っておけば自分にとっても、家族にとってもプラスになる!
そんな対処法をご紹介します。
今現在、痛みに苦しんでいる人も、知識として知っておきたい人も、必見です!
- とにかくゆっくり休みましょう。
まずはコレに尽きます。無理をすれば再発、
悪化なんてことになりかねません。
安静に、涼しいところで休むようにしましょう。 - 水分&塩分補給をしましょう。
足りない水分を体に入れてあげます。真水だけだとミネラルが摂れず、
不十分…。経口補水液などで、水分もミネラルも摂るようにします。
ポカリスエットなどもオススメ。ポカリスエットなどがない場合は、簡単に手作りできます。
水1リットルに、砂糖4gと塩3gを入れます。完成です。
本当に簡単ですね。 - 体温を下げる努力をしましょう。
体温が高い状態だと、水分は奪われ続けてしまうため、脱水はなかなか治りません。
もちろん、頭痛も治りません。冷やしましょう!
首や脇の下など、太い血管が通っている場所を、
濡らしたタオルなどで冷やすと効果的です。 - 病院に行きましょう。
病院に行くと、点滴を打つなどの適切な処置をしてもらえます。
症状が長引いて辛いときなどは、病院へ。プロはやはり、安心できます。 - 日常的な予防をしましょう。
先手必勝です!
定期的な水分補給、適切な服装、無理をしない…などなど、常に気を使うこと。
予防も、とても大切な対処法の1つですよね。
まとめ
脱水症状と頭痛の関係性や治らない原因、対処法とご紹介してきました。
お役にたてたでしょうか?
熱中症にはならないことが1番ですが、「読んでよかった」と、
少しでも安心を感じていただけたら嬉しいです。
コメント