中学生になると、部活に塾に習い事に・・・
小学生だったころに比べると、学校が終わってからの時間の使い方が大事になります。
みんなに平等に与えられている「24時間」をどう過ごすか。
小学生だったころと同じ生活をしていては、絶対に時間が足りません。
何に時間をかけて、何に削るか。親子でいっしょに考えていきたいですね。
中学生のゲーム依存に親はどのように対応したらいいのか?
「毎日、何時間以上ゲームをしていたらゲーム依存なの?」という質問をよくされるのですが、
それはお子さんの生活リズムによって異なります。
お子さんが部活、塾、習い事を終えて帰宅するのは平均して何時くらいですか?
そこから食事、入浴、学習、睡眠・・・
と必要最低限のことをするのにどのくらいの時間がかかりますか?残った時間がお子さんの
「余暇(自由時間)」となるわけですが、その時間のうち、
どのくらいをゲームに費やしているかで、お子さんのゲーム依存度がわかります。
最近の中学生は、学習と睡眠の時間を削ってゲームをする傾向にあるようです。
まずは、頭ごなしに「ゲームばかりしていないで!」と叱るのではなく、
「自分にはどのくらいの自由時間があるのか」を認識させてあげましょう。
それは大人になってからの“働き方”にもつながっていきます。
中学生のゲーム時間は制限やルールを決めるべき?
前述のように、「限られた自由時間」という観点からも、時間を決めてゲームをするのが
得策でしょう。
そもそも、ゲームは大人が子どもに与えたものです。
子どもが「自分のお金(おこづかい)で買った」と言ったとしても、中学生は自分で働いて
お金を得ることはできませんので、そのお金も大人から“いただいた”ものです。
できれば、ゲームを買う前にルールを決めて、守れなかった場合の対処も
約束しておいたほうがよいでしょう。
そうすることで、後から親子げんかになることを避けられますし、
親子で「“お金”と“時間”の賢い使い方」を同時に考えるきっかけにもなります。
具体的なルールについては、こんなものはいかがでしょうか。
時間
筆者も多少はゲームをかじった経験がありますが、「1日1時間」と決められても、
ちょうどいい時間にセーブポイントが見つからない・・・今いいところなのに・・・
ということがよくありました(笑)。
なので、「週に合計○時間」と大枠を決めてもいいかもしれません。
そうすれば「あそこは一気に進めたいから、平日にしっかり学習して休日に挑戦するぞ!」と、
お子さんが自分でペース配分を考えられるようになります
(大人になってからも、「休日に働きたくないから平日頑張るぞ!」という気持ち、大事ですよね)。
また、今週に余った分の時間は翌週に繰り越せるようにすると、
お子さんにとっても損した気分にならずにすむかもしれません。
ただ、個人的には平日は学校などでの疲れもありますので、しっかり休息をとるためにも、
平日のゲームはなるべく制限したほうがいいように思います。学校の授業中に睡眠時間を確保する、
というのはよくありませんので・・・。
ゲーム貸出制度
そもそも、ゲーム機自体を貸し出すくらいのコントロールがあってもいいと思います。
前述のように、そもそもは大人が買い与えたものですので、大人がしっかり管理するという姿勢は
見せたいものです。そういう姿は、お子さんが親になったときにも役立つかもしれません。
まとめ
「忙しい」なんて言葉は大人が使うものだと思っていましたが、最近の中学生は本当に忙しい!
その中でも、時間を上手に使って、将来的に後悔しない青春時代を送らせてあげたいですね。
忙しい中こそ、余暇の時間をしっかり息抜きさせてあげたい。ゲームに限らず、
家族での時間を持つなど、時間の使い方を工夫して、家族でのんびり過ごしてみてください。
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