お彼岸のお墓参りにお布施やお供えは必要?正しいマナー教えます!

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近年は、墓参りをする人自体が減っているといわれていますが、

日本人は昔からお盆やお彼岸などに家族で墓参りをするという習慣があります。

小さい頃から墓参りをしている人は何となくどんなことをするのか知っていると思います。

しかし、しっかりとしたマナーについて両親などから教わることって少ないのではないでしょうか。

私自身、両親について行って言われるがまま墓参りをしていたのできちんとした

マナーについて知りませんでした。

冠婚葬祭の一通りのマナーについては社会人として知っておきたいですよね。

今回はお彼岸のお墓参りに焦点を当てて紹介します。

 

 

お彼岸にお墓参りをする際のお布施の相場や袋は?

お彼岸は、年に2回あります。それぞれ春分の日と秋分の日を中日とする計7日間です。

お布施が必要かどうかは、お墓参りの方法によります。

お墓参りに行って、お経をあげてもらわないのであれば、お布施を用意する必要はありません。

一方で、お墓参りに行き、お寺で行う合同のお彼岸法要に参加する場合や、

自宅にお坊さんに来てもらってお経をあげてもらう場合はお布施の用意が必要になります。

 

お布施を用意する場合の相場ですが、一般的に3,000円~10,000円となっているようです。

また、自宅に来てもらう場合は、お寺から自宅までの距離を考え、

3,000円~5,000円ほどをお車代として別に包むとよいといわれています。

これらはあくまで一般的な相場であり、お住まいの地域やこれまでのやり方などもあると

思いますので一度両親や親戚に、どのくらいの金額をお布施として包んでいるのか

聞いてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、私の実家はお寺の合同法要の場合も自宅に来てもらう場合も5,000円をお布施として

包み、お車代はありません。主人の実家は、お寺の合同法要の場合は5,000円、

自宅の場合は10,000円、お車代なし。私と主人の実家は同じ地域ですが、わずかな違いがあります。

 

お布施を包む際に使用する袋は、水引きのない白い封筒で大丈夫です。

表書きは、「御布施」または「お布施」と書き、下にフルネームを記載してください。

文字は薄墨ではなく、普通の墨で書いてください。

また、すでに「お布施」と書かれた封筒も市販されていますので、

そちらを使用しても問題ありません。

 

 

お彼岸のお墓参りにするお供え物はどんなものが良い?

お墓参りに欠かせないものは線香とお供え物ですね。

お供え物は、故人が好きだったお菓子やジュース、お酒などがいいでしょう。

思いつかない方や用意できない方は、お彼岸の時期になるとスーパーや菓子店など

様々なお店でお彼岸用のお供え物が売っていますのでそちらを購入してもよいですね。

 

ただし、飲食物は腐敗してしまいますので、お参りが済んだら持ち帰り、

みなさんで召し上がってください。飲食物の他に、菊や故人が好きだった花や、

季節の花など花も持って行ってあげてください。彼岸用で売っているものもありますが、

花屋さんで自分で選んで買う場合は、彼岸用にしてくださいとお願いしたらよいでしょう。

 

昨日お墓参りに行った人がいるから花は必要ないかと思う方もいるかもしれませんが、

花は生花なので天候によってはすぐに枯れてしまいます。

毎日でもきれいな花をお供えしてもらったらご先祖様は喜ぶと思いますよ。

 

お墓参りに行く際に可能でしたら掃除道具も持って行って、少しでもお墓を綺麗にして

あげてください。私の実家ではお墓参りとは別日にお墓掃除として家族で

お寺に行く習慣がありますので、こちらも両親や親戚に聞いてみてください。

 

 

まとめ

今回紹介したお墓参りのマナーはあくまでも一般的なものになります。

お住まいの地域や家庭によって方法はさまざまです。

これまでご先祖様が行ってきた墓参りの方法が、現代でも受け継がれているのですから、

その方法でお参りしてあげてください。大切なのはご先祖様を想い、

手を合わせてお参りすることだと思います。

 


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