電気ポットは、毎日使うことが多いですよね。
結構な頻度で使う割に、「掃除をしなきゃ」という感じになるほど汚れているとは、想像しにくいです。
けれど、水を沸かしているだけですが、結構中は汚れているんですよ。
電気ポッド洗浄にセスキを使って掃除はできる?
まずポットの中の汚れというのは、ほぼ「水垢」です。
ポットの中を覗いてみて、白く固いものがポットの内側にあったら、それが水垢です。
これは、水を何度も沸騰させている時に、カルキが結晶となって、固まったものです。
ですから、水垢自体は、体に悪いものではありません。
けれど、水を沸かすときに水垢がついていると、その分熱を出している部分に直接水が当たりません。
そのため、水を沸かすのには、非常に効率が悪くなってしまうんですね。
さて、この水垢を掃除して取り除かなければいけないのですが、どうやって取るかちょっと悩みどころです。
というのも、水垢はこびりつくと、ちょっとこすっただけでは落ちません。
だからといって強くこすると、ポットの内側がテフロン加工されていたら、剥がれてしまうことも考えられます。
この場合は、洗剤をいれて「つけ置き」で水垢を取りましょう。
ポット専用の洗剤もありますので、それを使って掃除をしてもいいのですね。
しかし、お家にクエン酸や重曹などある人は、こちらで掃除ができますので、使ってみましょう。
今回使用するのは、「クエン酸」です。
水垢は水の汚れですので、アルカリ性の汚れになります。
クエン酸は酸性です。
アルカリ性の汚れは、酸性のものできれいに落とせます。
ポットにメモリまで水を入れ、クエン酸を20gほど入れます。
このまま沸騰させて、1,2時間ほど放置します。
そのまま、注ぎ口から水を出して、中をすすぎましょう。
これでお終いです。
頑固な水垢は、1回だけでは落ちないことがありますので、もし水垢が残っていたら、先程のやり方を繰り返してください。
ちなみにセスキも、水に溶かして汚れを落とすのに最適なものですが、セスキはアルカリ性の洗剤です。
ですので、アルカリ性の水垢に対して、アルカリ性の洗剤を使っても、同質のものですので、中和させて汚れを落とす、ということはできません。
しかし、ポットの中ではなく、ポットの外側の汚れについては威力を発揮します。
水500mlに対し、セスキ小さじ1の量で液体を作ります。
スプレーに入れて作ると便利ですよ。
雑巾に液体をスプレーして、汚れをふき取ります。そして、水で濡らした雑巾で2度拭きすると、きれいになります。
ポットの外側の汚れは、手垢、料理の汚れなど、油分のある汚れがほとんどです。
油は酸性の汚れですので、アルカリ性のセスキで汚れを落とすことができるんですね。
電気ポットの洗浄にはレモン汁がいいって聞くけどホント?
レモン汁は、舐めると酸っぱいですよね。
つまり、レモン汁は酸性です。
クエン酸の代わりに、電気ポットの水垢を落とすことができますよ。
レモン汁はだいたい30~60ml(レモン1~2個)ぐらいで、汚れを落とします。
やり方は、クエン酸と一緒です。
冷蔵庫に入ったままで使い切れないボトルのレモン汁があったら、使ってみるのも手ですね。
すっぱいといえば、「酢」もそうですので、汚れを落とすことができますよ。
しかし、酢のにおいがポットに残ってしまう、という意見もありますので、筆者としてはあまりおすすめしません。
まとめ
お家にクエン酸やセスキ、重曹がないという方は、
スプレーボトルと一緒に、一通りそろえておくと便利ですよ。
スーパーやドラックストア、100円ショップでも売られているそうです。
大量のものではなく、少量を揃えておいて、使い慣れてきたら量を増やしていくといいですよ。