もしもの時に!子供の留守番は練習が必要?地震が起きた時は?

暮らし

皆様は、「小1の壁」「小4の壁」という言葉をご存知でしょうか?

小学生にあがると子供を預かってもらう時間が減ったり、

小学4年生になると、放課後の学童保育が利用できなくなり、

子供が放課後に一人でいる時間ができてしまう問題のことです。

この問題をはじめ、共働きのご夫婦や、家庭の事情などにより、

子供をひとりで留守番させなくてはいけないという悩みも出てくるでしょう。

そこで、今回は、子供に安全に留守番をしてもらうには、

どんなことをすればいいのか、また何に注意して教えたらいいのか、

その対策法をお伝えいたします!

 子供を一人で留守番させる為には練習が必要?どんな方法?

まずは、子供が不安にならないように、短い時間から留守番の練習してみましょう!

はじめは10分、それから30分、1時間・・・と、少しずつ時間を延ばしていけば、

子供もだんだんと慣れてきます。

 

次に、留守番をするときの様々なルールを、子供と一緒に考えます。

ルールを決めると、問題がおきたときに子供がパニックにならず、冷静に対応できます。

 

では、具体的にどんなルールを決めたらよいのでしょうか?

 

①玄関の鍵を必ず閉めて、出入りするときは挨拶をする。

普段のお出かけなどで家を出入りするときに、子供に玄関の鍵を閉める練習をさせます。

日ごろから鍵を閉める練習をしていると、習慣となり、

一人で留守番のときにも実行できるようになります。

 

また、家を出るときは「いってきます」、帰ってきたときは「ただいま」と

大きな声で挨拶をさせることが大切です。

家に誰もいなくても、出入り時に挨拶をするだけで

他人に「家には誰かがいる」と思わせることができ、防犯につながります。

 

さらに、子供に合鍵を持たせる場合は、首に下げておくと何かに引っ掛かり、

首を絞めてしまうので、バッグの中の定位置にしまわせるようにしましょう。

鍵が他人から見えないことで、「あの子はひとりで留守番するんだ」と

他人に知らせない効果もあります。

 

②来客や電話の対応を決めておく。

防犯のため、来客や電話がなったときは、子供が出ないようにしているという

ご家庭は多いと思います。

しかし、子供にとっては「もしかしたらお母さんか友達かも」と思い、

出てしまう可能性があるので、しっかりルールを決めておきましょう。

 

たとえば、

・来客を知らせるインターフォンがなっても、玄関や窓から顔を出さない。

・電話は、ナンバーディスプレイに「お母さん」の文字が表示されたら出る。

・留守番電話に切り替わり、お母さんだとわかったら電話に出る。

などです。

 

お友達が家にきたり、電話してきたときの対応も決めておくと安心です。

 

また、子供が困ったときにすぐにお母さんに電話ができるように、

電話機に番号を登録し、電話のかけ方を教えます。

 

③触ってはいけない物・場所を決め、家電の使い方を教えておく。

子供の留守番で心配なのが、火の取り扱いや怪我ですよね。

 

特に台所付近は、ガスコンロや電子レンジなど、危険なものが多いので、

・台所には入ってはいけない。

・ガスコンロは使ってはいけないが、電子レンジは使ってよい。

・飲み物や食べ物はテーブルに置いておき、冷蔵庫は開けないこと。

など、子供の年齢や、子供がひとりで安全に使用できる範囲内で、

ルールを決めておくと安心です。

 

もちろん、触らせたくないものや危険なものは、

子供の手が届かない場所に保管することも大切です。

 

また、夏は部屋にいても熱中症になることがあるので、

お母さんがエアコンの温度設定をしておくか、

リモコンの操作を子供に教えておくようにしておきましょう。

 

以上のルールはただ口で伝えるのではなく、

日頃から子供に教えて練習することで習慣づけさせ、

ルールを紙に書いて、目立つ場所に貼っておくなどの工夫をされると良いですね。

 

 子供の留守番中に地震が起きたらどう対処させる?

では、もし子供が一人で留守番をしている間に、地震が起きてしまったら?

恐ろしくて考えたくないですが、いつ起こるか分からないからこそ、

日頃からの訓練とシュミレーションが重要です。

 

子供は、小学校などで避難訓練をしていると思いますが、

一人のときでも判断して動けるように、丁寧に教えていきましょう。

 

①身の安全の守り方

自宅のどこが安全で、どこに隠れたら身を守れるか、子供と一緒に考えます。

リビングにいたらテーブルの下、自分の部屋にいたら机の下と、

部屋ごとに考えるのも良いでしょう。

 

②逃げ道の確保の仕方

ドアを開けておく、エレベーターは乗らずに階段を使う、など

家から外に出るための逃げ道の作り方を教えておくことも大切です。

また、防災グッズを用意している場合は、子供にも分かる場所に置いておきます。

 

③避難場所までのルートの確認

日頃のお散歩などで、避難所の場所とルートを一緒に確認します。

地震の影響で道が通れなくなることを考えて、ルートはいくつかあると良いですね。

子供といろいろなルートを考えながら、散歩してみましょう。

 

④家族と連絡をとる方法

普段のお留守のときにも、子供がすぐに連絡できるよう、

家族の連絡先を書いたメモを、電話機の近くに貼っておきます。

災害時は家族と連絡が取れない可能性もあるので、

家族以外の親戚や、頼れる人の連絡先も書いておくと良いでしょう。

 

また、最近では公衆電話の設置数が減っていますが、

いざというときに使えるように、公衆電話がある場所と使い方を子供に教えておきます。

 

日頃から、連絡先を書いたメモとテレホンカードを持たせていると安心ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

子供がひとりで留守番できるようなるには、日頃の練習と習慣づけが大切です。

また、地震などの災害時に、子供が自分で考えて判断できるよう、

親子で地域の防災センターの防災訓練に参加したり、

日常のなかで「地震がおきたら、まずどうしたらいいかな?」と

一緒に防災について考える機会を作ってみてはどうでしょうか。

ひとりで留守番をする子供の安全のためにも、ぜひ参考にされてくださいね!