エアコンとか扇風機に当たりすぎると風邪引くよ。
お風呂上がりに扇風機を浴びていたら倒れたことがあって。
環境とエコの為にエアコンの設定温度をもっと高くしないといけない。
夏場になると、そこかしこでそんな会話が飛び出しませんか。
涼しさに浸っていると、どこからかおせっかいな誰かがやってきてそう囁いたりするものです。
ニュースでも暑さが原因で倒れる人が後を絶たないし
健康に悪いという話も確かに聞いたことありますよね。
でもこの涼しさがなければやっていけないし、そんなに体に悪いものなの?
今回はそんなエアコンと扇風機について考えていこうと思います。
エアコンと扇風機が体に悪いというのは嘘!?それぞれのメリット・デメリット。
お手軽に使うことができるエアコンと扇風機
この2つについて、それぞれメリットとデメリットを3つずつ
あげてみましたので、参考にしてください。
・エアコンについて
「メリット」
○部屋毎に最適なサイズのエアコンを選択すれば
1台で部屋全体を涼しくまたは暖かくできるというのは
手間もかからず良い点でしょう。
ファンヒーターのように季節に合わせて出したりしまったりする必要がない
というのは、案外バカにできないものです。
○直接火を扱うわけではないので
うっかり倒してしまって火事になってしまう!ということが無いのも
魅力的です。
○温度湿度の調整も、ボタン1つで設定できる魅力的な点です。
その日の体調によって簡単に温度を変えられるため
また、花粉などの外に出ると厄介なものも、フィルターによって
シャットアウトしてくれるため、快適な空気を部屋に届けることが
できます。
「デメリット」
○エアコンの風は湿度が低いので、お肌が乾燥しやすくなってしまいます。
人間の体は不感蒸泄といって、皮膚などでは知らないうちに乾燥が進んでしまう
部分があるため、注意が必要です。
特に乾燥しやすい冬場には、暖房の他に加湿器を併用するなどして
気をつけるべきでしょう。
○暑いからといって直接風を浴びていると、急激に体が冷えてしまいます。
体が冷えてしまうと血の流れが悪くなるので、内蔵のはたらきが悪くなって
しまいます。
○掃除を面倒がってやらないで使っていた場合、エアコンの風から出る汚れは
相当なものです。
カビやホコリが部屋中に撒き散らされることになるほか
直接風を浴びれば、汚れをそのまま体の中へ吸っていることになりかねません。
一時期ハウスダストが話題になったように、部屋の中の見えない汚れというものは
健康に深く関わってきます。
・扇風機について
「メリット」
○強い風で部屋の空気をかき混ぜることで
部屋中の気温を一定に保つ効果があります。
空気の流れの無い部屋では自分自身の体で周囲の空気を温めてしまうので
どうしても暑くなってしまいます。
○直接風を浴びることで、体感温度が2度下がるという話もあります。
エアコンをつける程大げさな暑さでもないなと感じる時には
その効果を利用して省エネで最大限の涼しさを得ることができるでしょう。
○日本の夏はとにかくジメジメと湿気が多いですよね。
肌の表面にべったりとついた汗は皮脂や雑菌と混ざってニキビの原因にもなって
しまいます。
そこで扇風機の風を浴びて汗を飛ばすことで、ある程度予防できる効果が期待できます。
ただこれはあくまで気休め程度であり、浴びすぎると逆に乾燥肌になってしまいます。
「デメリット」
○風の威力が強すぎると、睡眠中に窒息してしまうこともあるようです。
体が病気で弱っていたりした場合には、夏場暑い中でも風を強くしすぎないことを
意識しておく必要があります。
○扇風機の風は直接当たるため、お肌や髪の乾燥が気になります。
夏に寝ていると、暑さと扇風機の風で脱水状態になってしまうこともあり
寝る前に十分水分をとっておくことが大切になってきます。
○風に当たって体が冷えると、下痢や便秘になってしまう可能性があります。
内臓の調子が悪くなってしまうと、体内にたまった老廃物の処理が
うまくできなくなるので、健康は勿論のこと、普段気を使っている美容にも
影響が出てきてしまいます。
まとめ
両方共風を出すものなので、直接浴びすぎるというのが危険なことは
どちらも変わらないようです。
湿度については、つい夏は除去すればするだけ良いと
思いがちになりますが、夏場にも気をつけていきたいところです。
やはりエアコンも扇風機も一緒に使うのが一番かしこいやり方でしょう。
部屋の空気をかき混ぜるのが得意な扇風機と、温度を管理するのが得意な
エアコンを一緒に活躍させてあげることで、結果として一番省エネになるので
おすすめの方法です。
うまく家電を使いこなして、是非快適な生活を送ってください。