以前から「お日様は洗濯物を乾かすだけではなく、消毒もしてくれる」と言われていますね。
実際、大腸菌の入ったシャーレを日光にあてると、中の菌が死滅するというデーターもあります。
当たるだけで菌が死滅する程、日光は強力なパワーを持っています。
そのため、洗濯には良い効果がありますが、逆に強力すぎて、悪い影響を与えることもあります。
女性が、夏に日焼けするからといって、日焼け止めをせっせと塗っているのは、
太陽光で皮膚が黒くなったり、しみやそばかすを作らないようにしているんですよね。
太陽光は、一長一短の、ちょっと面倒なものです。
服の日焼けは部屋の中でも起こる!?その原因とは?
長い間動かしていない家具を移動してみると、壁紙に、家具の跡がくっきりと残っていた、
ということがありますよね。
その家具も、日の当たっていたところと、そうでないところは、色が違っている、
ということもあります。
部屋であっても、透明な窓ガラスは、太陽光を防ぐことは全くできません。
窓のそばに金魚鉢を置いていたら、それがレンズの役目を果たしてしまい、
火事の原因になってしまうことがありますよね。
当然、紫外線など、太陽光に含まれる物質も素通りしてしまいます。
部屋の日焼けの原因は、その太陽光に含まれる、紫外線の影響です。
最近の衣類は、化学物質を使った染料が使われています。
この化学薬品は、この紫外線に当たると化学反応を起こしてしまい、
その影響で色が変わってしまうのです。
紫外線というと、何も太陽光だけとは限りません。
部屋にある蛍光灯、ここからも紫外線が出ているんですね。
ほぼ一日中、紫外線が部屋中に当たっているのです。
服の日焼けは簡単に防ぐ方法とは?服を裏返しにするのは効果ある?
服の日焼けを防ぐには、太陽光にできるだけあたらないようにするのが一番です。
といっても、だからといって部屋を一日中真っ暗にしておくのももったいない話です。
服はできるだけ窓から離しておきましょう。
太陽の位置によって、部屋の床が反射して当たるところは要注意です。
クローゼットに収納できる服は、部屋にそのままにしておかずに、きちんと片づけましょう。
クリーニングに出す時間が先で、しばらく部屋にかけたままのスーツなどは、
衣装カバーなどを使って、日に当たらないようにしましょう
特に、ウール、ナイロンなど、スーツに使われている素材は、日焼けをしやすい素材です。
いつも仕事の都合で部屋干しをしている人は、
レースカーテンをUVカット仕様のものにしておくと、紫外線をカットできます。
蛍光灯をLEDに替えられるのなら、交換したほうがいいでしょう。
また、服を干すときには、できるだけ裏返しておきましょう。
完全に日焼けを防ぐことはできませんが、それでも大幅に色落ちをしてしまうよりはましです。
服を脱いだら、だいたい服は裏返っているので、そのまま洗濯機に入れればいいですよね。
日焼けだけではなく、毛玉が表につかないようにできますよ。
使っている洗剤も、「蛍光増白剤」というものが入っていないものを使いましょう。
蛍光増白剤はその名の通り、太陽光に当たると服を白くしてくれる作用があります。
作業着の泥など、色が付く汚れには強いですが、特に汚れていない服を洗うと、
余計に白っぽくなることがあります。
「作業着も普通の服も、同じ作業着用の洗剤で洗っている」という人は、
一度洗剤の成分を見てくださいね。
まとめ
人間も、意図せずに日焼けをしてしまうのと同様に、
服も来ているだけで紫外線が当たっているので、完全に日焼けを防ぐことは無理です。
しかし、せっかく高いお金で払った服が、日焼けで着れなくなると、とてもがっかりしますよね。
高い服ほど、頻繁に洗濯やクリーニングに出すことはないので、しっかり日焼け対策をしましょうね。
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