これで失敗しない!卒業式の答辞で感動させるコツや例文は?中学生編

卒業式

「卒業式で、生徒代表として答辞を読んでくれないか?」

先生からそう言われたあなた、卒業おめでとうございます。

きっと卒業式よりも、高校受験の事の方が不安だと思います。

 

しかし、答辞を読むことは、大変な名誉なことなんですよ。

とはいえ、同級生だけではなく、大人に向けての文章を読むことになります。

どういう文章を作って読めばいいのか、すぐに分かるものではないですよね。

 

卒業式の答辞を感動的に書くコツは?注意することは?

答辞というのは、在校生からの「送辞」、大人代表の「祝辞」に対して読まれるものです。

小学校の卒業式を思い出してください。

 

在校生の代表が、卒業生に向けてお祝いの文を読んでいましたよね。

これが「送辞」です。

その後、卒業生の代表が、お礼の文を読んでいたと思います。

答辞は、そのお礼の文のことです。

 

答辞という言葉自体、難しい雰囲気を出していますが、そんなに肩肘を張らなくても大丈夫ですよ。

答辞は昔から何度も繰り返し行われてきたものですから、自然に文章内容の構成は

出来上がっているものなんです。

 

ですから、その構成に沿って書いていきましょう。

 

文の構成は、

  1. 導入
  2. 卒業式の列席者に、式への参加の感謝
  3. 思い出
  4. 在校生に向けた言葉
  5. 保護者へ向けた感謝の言葉
  6. これからの決意
  7. 母校の発展の祈り

 

だいたい、こんな流れになっていますよ。

 

導入とは、季節のご挨拶の事です。

「寒空の下・・・」とか、その時の季節の事から書き始めます。

 

思い出は、自分自身の事ではなく、みんなが学校で一緒に体験したことを上げましょう。

また、よくお笑いで、小学校の卒業式の答辞ネタで「みんなで頑張った!」「運動会!」

というものがありますよね。

 

これは体言止めと言って、文の終わりを名詞で終わらせる方法です。

名詞で終わらせることによって、より印象に残すことができる効果があります。

しかし、これを何度も使っていくと、強調したいことが何度も出てくることになるので、

その分、言葉のパワーが薄れてしまいます。

 

体言止めで文章を終わらせる場合は、1、2回にとどめておきましょう。

答辞の長さは、読んで1分半から2分ぐらいがちょうどいいと言われています。

それ以上長くなると、聞いている方も「長い」「もううざい」と感じてしまうそうですよ。

 

卒業式の答辞でオススメの例文とは?中学校で使えるフレーズ教えます!

簡単ですが、例文を出してみましょう。

 

寒さも緩み、桜のつぼみも大きくなった今日この頃、私たちの為に、かく盛大な卒業式を挙げて頂き、誠にありがとうございます。

また、ご多忙にも関わらず、ご出席下さいました御来賓の皆様、先生方、関係者の皆様に、卒業生一同、厚く御礼申し上げます。

 

ここでは思い出を書きます。

 

 

在校生の皆さんへ、私たちからある言葉を贈りたいと思います。それは「一期一会」という言葉です。

今、私たち卒業生は、各々が目指す将来に向けて、この中学校を去ろうとしています。

小学校、中学校と一緒だった私たちは、もう二度と同じ場所で、

同じ勉強をすることはないでしょう。今皆さんが一緒にいる仲間は、今でしか一緒に学んで、

協力することができないのです。どうか、その一瞬一瞬を大事にして学校生活を送って下さい。

そして、お父さん、お母さん、保護者の皆様、この三年間、私たちを支えて下さり

ありがとうございます。今日無事に、この○○中学校から巣立つことが出来ました。

まだまだ未熟な私たちですが、これからも見守って下されば幸いです。

今日、この○○中学校で学んだことを胸に、私たちは自分の足で自分の道を歩んでいきます。

最後になりましたが、○○中学校のより一層の発展と、これからの活躍を願って、答辞と致します。

 

 

文章の量が少ない、と思った場合は、卒業にちなんだ歌、短歌、格言、

あるいは論語などを一つ出すと、そこから文章の幅が出ますので、お勧めです。

 

文章が出来たら、必ず先生方にチェックして頂いて下さい。

 

そして、声に出して、答辞の練習をしましょう。

 

「文章を読むだけでしょ。大丈夫、大丈夫!」と思うでしょうが、当日は、感極まってしまって、

落ち着いた状態で読むことは難しくなるかもしれません。

 

泣きながら答辞を読んでも構わないのですが、それははっきりとした口調で答辞を

読んでいることが前提です。

 

まとめ

いろいろ言ってきましたが、一番感動する答辞は、

「あなたが思ったことを自分の言葉で書いたもの」です。

いくらきれいな言葉を他から引っ張ってきて貼り付けても、不思議と聞いている方は、

内容の薄さに気づくものです。

 

まずは、何でもいいです、文が少なくても、変でも、逆に一部分が多すぎても構いません。

思ったことを書いていきましょう。

 

そこから、文章を足したり、いらない分は消していけばいいのです。

そうしてできたものが、あなたにとっての「答辞」になるのですよ。答辞は、誰でも体験できるものではありません。

きっとあなたの人生において、よい思い出になることでしょう。

 


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