みなさんの住む地域でも町内会、自治会
といったものが少なからずあるのでないでしょうか？
私の住む地域にもありますが、地域の高齢化、少子化もあり、運動会などの
いろんな地域イベントの実施がきびしい状況になってきています。
役員などをしている方は、参加者集めに毎年苦労しているという問題もあります。
そんなどこにでもひそんでいる自治会の運動会って必要？や廃止にできる方法はある？
についてお話したいと思います。
自治会の運動会は何のために行われている？
そもそも自治会の運動会は、地域の人々の交流が目的ですね。
今ほど娯楽もなかった時代、地域のみんなが集まって何か楽しいことをしようというのが
始まりだったようですね。
また現在は、「生涯学習」という点から、地域社会の活性化や高齢者の社会参加、
青少年の健全育成などをうながす目的として行っているところも多いようです。
なので、教育委員会など行政機関から補助金が出ていることもあり、
大々的に運動会を行っているところも少なくないようです。
自治会の運動会を廃止にできる方法はあるの？
このような運動会に参加するだけなら、子どもたちにはとても楽しい行事ですし、
大人にとっては、参加賞などいろいろなものがもらえることもあり、うれしいですが、
役員ともなるととても大変ですよね。
最近は、働きざかりの年代の方たちは、運動会が開催される土曜や日曜も仕事があり、
夜勤入り、夜勤明けと日中の運動会に参加はちょっときびしい方も多いですね。
子どものサッカーや野球の試合や習い事もあったりして、休日は親も大忙しで
地域行事まで手が回らないのが現状だったりもします。
なので、不参加が多く、役員の方々が、一軒一軒回って参加をお願いしているという話も
よく聞きますね。
また、高齢の方が多くて、競技自体ができないといった問題もあるようです。
地域行事と言っても、その地域の人たちが参加しないのであれば、開催しても意味がない。
役員の方がお願いして、出てもらわなければいけない行事なら廃止したいと考えるのも
わかりますね。
しかし、長年恒例行事として行ってきたものを廃止することは本当にできるのでしょうか？
方法としては、その町内会、自治体に所属している方々に、運動会の廃止についての多数決を
とるというのが民主的な解決方法になると思います。
しかし、自治体に入ったばかりの者が、廃止と言ったところで、聞いてもらえる可能性は
なかなかなでしょう。
長年役員をして、地域の人々の信頼もある方の提案なら、可能性もあるでしょう。
また、行政機関から補助金などが出ている場合は、多数決で廃止というわけにもいかない
かもしれません。
今まで避けてきた運動会の廃止を提案することは、とても勇気のいることで、
今までにない労力を使うことになるでしょう。
そして、廃止までには長い時間がかかるかもしれません。
まずは提案してみる勇気が、第一歩だと思います。
自治会の運動会を廃止にするデメリットって何？
長年の恒例行事として行っていた運動会を廃止したとして、デメリットってないのでは？
と思ってしまいますが、そうでもないかもしれません。
自治会の運動会に参加することで、地域の方と顔見知りになることができます。
小学校に通う子どもがいる家庭だと、子どもの下校のときに見守りなどを
地域の方がしてくれるところもありますので、
子どもたちのことも気にかけてくれるというメリットがあります。
もし、子どもたちが一人のときに不審者に遭遇したとしても、
近所の方のおうちを知っているだけで助けを求めやすいということもあります。
実際に私の住んでいる地域でも、下校中の小学生の女の子の写真を車から撮っている
不審者がいて、家までまだ道のりがあったので、その女の子は近所のおうちに駆け込んだ
という話がありました。
また、最近は一人暮らしの高齢者も多く、近所づきあいが少ない都会では、
運動会があることで、参加確認のために役員が各家庭を回ったりすることによって、
一種の安否確認のような役割を果たしているところもあります。
そのようなこともあるので、廃止したいと思う方も多い中、
未だに恒例行事として残っているのかもしれません。
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まとめ
地域行事に時間をとられるほど余裕はない方も多いですし、
人とのかかわりがわずらわしいと思うこともあります。
廃止にするのも、存続していくのも、
やはり人とかかわっていくことになりますので、
地域の方とよく話し、みんなが納得できる解決方法を
見つけていくことが大事になってきますね。
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