町内会はトラブルの山?何が原因でどこに相談するのがベストか?

町内会・自治会

町内会の会員になると年間のイベントや清掃など様々な活動に参加することを求められます。

会員ならまだしも役員に選ばれると、イベントの準備や集金、

回覧板の手配他さらに忙しくなります。

そして人と人の集まりですから様々なトラブルも発生しますね。

小さなものから大きなものまで、ほんの少しの心のズレが生じて、

大きなトラブルに発展してしまったというケースも少なくありません。

ここでは町内会で起こった様々なトラブルと、実際その渦中にいる時

どこに相談すればよいのかについてお話します。

町内会のトラブルの色々

町内会の様々なトラブルの中からいくつかの事例を紹介します。

 

役員選出の時にトラブルになるケース

役員を選出しなければならない時、ほとんどの人は仕事が大変な役をやりたがりませんので

(中には率先して手を挙げてくれる人もいますが)、

役員を決めるのに議会を何回も開くということもあります。

 

やりたくない理由も人それぞれです。仕事や病気、家族の世話などで忙しい

からやりたくない場合もありますし、人付き合いが苦手な人もいるでしょう。

またお願いする方も大変です。

 

やってくれる人がでてくるまで頼み続けなくてはなりません。

新しい人が決まればいいですが、決まらないともう一回同じ人がするということもありえます。

 

役割分担でトラブルになるケース

例えば当番で清掃活動が回ってくることもありますよね。

それをやるやらないでトラブルになることがあります。

 

仕事や育児、介護などどうしても難しいので断っているのに、

「みんながやっているのだからやらないのはおかしい」、

「自分たちもそういうところを通りながらやってきた」と言われてしまうことも。

 

一方生活に直結している地域清掃をしないということは、そこを使わない

という意思表示にとらえられてしまうことにもなりえます。

 

金銭関係でトラブルになるケース

町内会は様々な活動を会員の会費で行っていて、

他にも地域で必要になった時には随時集金が発生することもあります。

メリットを感じることができないので払わない、

いや払う必要があるとトラブルに発展するケースです。

 

露骨にサービスを受けさせずにトラブルになるケース

会費を払わない世帯に対して、明らかに嫌がらせというほどの態度を示してくることがあります。

一番多いのがゴミ出しに関してです。会費を払っていないので

ゴミステーションを使用できない。そういった声が多くあります。

 

共働きで誰も町内会のゴミ拾い当番なのに出られない場合はどうする?

思わぬことで大問題!?町内会のゴミ出しトラブル!

 

相談先1…市役所


では、このような様々なトラブルは一体どこに相談すればよいのでしょうか。

町内会の会員同士のトラブルはまずは町内会会長に相談してみるのがよいでしょう。

ただ、そこで会長が間に入って解決まで導いてくれるならよいのですが、

会長も解決できないこともありますよね。

 

そのような時は市役所に相談します。市役所には自治会の住民同士の

トラブルに関して相談窓口があるところが多いので、そこに相談をしてみましょう。

市民協働課などの名前で窓口が設けられているところもあります。

 

ただ、市役所によっては明確にどこどこの課にご相談くださいと

市のホームページに記載されているところもあれば、そうでないところもありますので、

分からない場合は直接問い合わせてみてください。

 

市役所も自治会と同じような回答で全く解決の方向に向かわない、

相談しても結局加入を勧められたり、町内会の言い分を優先されてしまった、

ということもあるでしょう。そんな時はどこに相談すればよいのでしょうか。

 

 

相談先2…弁護士

市役所ではあまりとりあってくれなかったなどの場合、弁護士に相談するのも有効的な手段です。

市によっては弁護士による無料相談の案内などがあります。

 

また、インターネット上にも無料登録すると相談を受けてくれるサイトがあります。

(どこまでが無料なのかはよく調べてから利用しましょう。)

以下は弁護士への相談内容を閲覧できるサイトです。

ここで町内会のトラブル関連の相談を探してその回答を参考にするのもいいですね。

弁護士ドットコム

 

まとめ

町内会のトラブルはどこの地域でも多かれ少なかれあるものです。

そして任意組織である町内会の加入を断る、脱退するなどは権利として当然あります。

ですが、一方的に要望を押し通すのではなく、例えば加入はしないけど会費は払う、

清掃活動はするが役員はしないなど譲歩するやり方もあります。

(先の弁護士のネット回答にもそのような回答が多くありました。)

また、世代間の違いから今までの慣例、規約、やり方では通用しないことに

気づき規約を改定する町内会もでてきていると聞きます。

当事者間だけで解決が難しいと感じた場合は、話がこじれる前に専門の相談窓口を利用して、

お互いが受け入れ可能な妥協点を探ってみましょう。

あなたもあなたの家族も、そして町内会にとっても、お互いにいい結果が導き出せるといいですね。

 

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コメント

  1. いみかん より:

    私は数年会長をやりましたが、面倒なトラブルになるとやはり役所はなかなか動きません。
    実感しました! 弁護士はやはり答え、結果にたどり着くには、お金がかかります。
    あまりにも相手がひどいからお金をかけても意義がある!もありますが、あまりにも相手がひどいからお金かけるのも馬鹿馬鹿しい思いになる!もまたあるし、、、結局解決できないケースはありますね。

  2. いみかん より:

    町内会・自治会は表向き看板は「地域のためにと」さも美しきゃ。
    でも結局のところは役所の手足となってお手伝いする給料無き奉仕団体!
    実際、多くの人は入会しなくても良いなら、班長・役員はやりたくないと思っている筈!でも、それを隠して仕方ない思いの表裏! それがある意味日本的なのだろうが、米国などでは疑問に思えばきちんとモノを言う! だから、必要な事とそうでないものが明確にされて、地域のその活動団体が納得のある意味あるものとなる。
    役所にとって、役所の担当にとってはありがたい存在の筈!(ズバリ!)しかし、町内会内でのもめごと・トラブルがあり、相談するや、、、役所はその件については「去っていく」。 町内会内では村八分、誹謗のうわさ話、イジメ、言われなき疑い、足を引っ張る、等々マイナーな面がわんさか! 防災関連、交通安全、お祭り、福祉等々町内会なかったら役所の方々多分お手上げだろう!
    コロナで会費安くする案を全住民は「賛成」!
    翌年残高が少なくなるのは当たり前だがぁ。翌年総会資料での残高少ないのを見て、会長がうまくやっているのでは?と噂を流すレベルの低さ!またその噂を聞く人はその根拠を聞かずに、うなずいてそのうわさに共感するレベルの低さ!あきれるだけ! 論破したくても、刑法を説明したいのだが本人は表には出てこない卑怯機まわりない !!!
    長年役員やって実感した! 遠慮なく辞めれば良いのだということが今やっと分かった!
    うんざり!

  3. いみかん より:

    集合住宅自治会における特質
    市営住宅の様な集合住宅と一軒家を中心とした区域の自治会(町内会)住民の意識の
    違いを痛感。
      全国でも話題となっている自治会の在り方や問題点の状況を見て、自治会は出来る
    ことなら入会はしたくない、まして班長や役員は何とか回避出来るものならと思う人
    のパーセントが圧倒的多数を占める現実は今の時代において隠せない事実であろう。
      そのデータの上で考えると一軒家の場合住人の意識は己が土地に表札もあり、二世代
    三世代と家族が長くその地で生活するだろう観点から近所つき合い、地域の中では
    トラブルを避け周りから少しでもよく見てもらおうとする心理が強く働き自治会活動
    に秘めたる「おもい」を抑えつつも参加する様に思える。それがある意味で自治会
    組織を多少はまとめているのではなかろうか。逆に己良しアピールには絶好の場面で
    はあるだろう。
    ある意味日本人のトラディショナル的な意識、良い意味では団結、悪いところでは村
    八分・同調圧力などの怖さもあろう。戦前の町内会ではネットはもちろん通信手段が
    限られている時代だからこそ組織としての意義が成立していたと言えようが、現代に
    おいては新しい生活様式が様変わりする中で様々な問題点(昔今の異なりからの摩擦)
    を抱えているのではないだろうか。
      その問題点は集合住宅の場合住民のまとまり・統制がさらに難しく自治会役員では掌
    握出来ない事案が発生するものである。
    集合住宅住人の意識は一軒家住人の「よく見られたい!から活動をする」とは異な
    り「面倒なことに関わりたくない!から活動を避ける」という気持ちが強く表れて
    いることを感じる。要するに「己好みで建てた家、昔からある我家は世間にさらけ出
    されていて、近所双方に知り尽くしている」に対し、集合住宅は表に我が顔(家)を
    出さずに生活し自分の住まいは一枚の扉で近所から隔離され、煩わしい気遣いを避け
    ることが出来る。静かにしていれば人知れずの毎日を確保出来、必要な用あらば役所
    または管理業者と連絡が出来れば大半の事は済む。
    以上の事から自治会(町内会)の数ある問題点の中で特に集合住宅の場合には困難を
    感じるのは必然的といえよう。

  4. いみかん より:

    三年間役員を務め不肖ながら一貫した我が心得(自治会たるあり方)
    私はこれまで遠慮知らずに親の脛を齧りながら自由気ままに生きてきた未熟者。
    会社組織等に従事する経験もなく我思うままに全東洋行脚に明け暮れた者であり、
    恐れ多くも自治会の役員を任される資格無いと認識していたが、任務遂行の為に父が
    長年携わってきたRotarianを学びとして、社会奉仕の理念に沿って「地域に尽くす」
    「公平たれ」「民主的礼節」を主とした戦後の米民主主義と、日本古来の民主主義の
    根っこである「和を以て貴しとなす」十七条を不肖ながら心得とした。
    自治会における公平とは、例とし朝清掃で雑草を刈る作業で、ある人は4本も抜いた、
    ある人は8本も抜いた、ある人は1本「も」抜いたであり、参加した全ての方々が
    素晴らしかったのである。民間会社の仕事ではなく、強要されることではなく、その
    コミュニティーでの人と人との絆生まれ、人それぞれの違いを認め、人を責めるので
    はなく一致点を見出すこと。今も妄想とは思ってはいないが我力足らずして現実には
    事は良きに進まず。「今回想すれば、自治会役員任務は我人生の学び舎となった。」
    「人生の歳過ぎて学問ではない模範解答無き勉強をしたと思う。」

  5. いみかん より:

    ○○市営住宅自治会の問題点
    全棟で9棟ある市営住宅は1号棟から6号棟まではかなり前からの建物で築40
    数年以上ともなる。当初からの大半の方々が住まわれている。7号8号棟は3.11
    震災前後に建てられたこともあり新しく入居された方々が大半であり9号棟は復興住
    宅。 全棟には自治会活動に良心をもって理解を示す方々、役員に対しての労いの言
    葉を下さる方々がおられ、役員としてありがたい思いである。
    ――― 問題点として、
    構図として見えてくるのは、1号棟から6号棟では良きに悪しきに長年の生活の中で
    未だに確執が合わないこともある様だが(ある意味一部の強い勢力集団の中で、、、)
    長きに住民生活が定着されている。その中にその現状を知らない新しい7棟8棟9棟
    の住人が交じり合うわけである。
    入居すれば自治会加入を勧められ、先に述べた様に自治会への関心がないままに当た
    り障りない様に事無きを願い入会するのがそれぞれの本音であろう。
    しかしながら、ひとたび班長になってはじめて自治会の内情を知って意見の一つ二つ
    は出てくるもので、「それ」が古い確執と時折衝突してしまうことになる。
    とは言え、皆保身には長けている事から自らを表には出さぬ様に事案は会長が窓口と
    なり矢面となって解決に挑む仕組みとなり、当然に事案が従来の一部勢力の癇に触れ
    ば会長や副会長に一斉に根拠なき非難が浴びせられる。
    見事にも、大事を避け全役員との正面衝突を避けることは熟知しているらしい。
    マイナーな話は避けたいところだが、多くの例の一部としては、
    *自分の要求の為には役所へ掛け合い嘘を言い、役所に言われたと嘘を言う。
    *コロナ禍でお茶サロン出来なければ、会長はじめ役員は何も仕事せずと怒る。
    *昨年コロナ禍で自治会費を安くする案を全住民は「賛成」した。
    翌年度残高が少なくなるのは当然のことなれ、新年度総会資料で残高少ない事に驚き、
    会長がうまくやっているのでは?と噂を流すレベルの低さ!またその噂を聞いて根拠
    も聞かずにうなずき共感する有様に呆れ果てるばかり。途方に暮れるのは私だけなの
    だろうか?
      良かれと思いボールを投げると非難の泥だらけのボールが帰ってくる!と愚痴的な
      流れになってしまったがこれも話は繋がっており、コロナで思う様にいかないなどの
    癇に障ることあれば謂われないプロバガンダを巧とする!
    そして癇に障る核心とは長年の間一部の勢力集団が自治会を我が物顔で都合よく利用
    してきた証があるのだ。 
    市営住宅敷地内の共同緑地(芝生)を剥がして野菜などの作物を植えて一部勢力集団
    がそれにあやかっていることにある。
    当然、「昔事、昔のナガレ」知らずの方々は違和感を覚える方もいて異議の声が聞こ
    えてくる。
    たまたま管理課が見回りし、畑について禁止の張り紙をして注意喚起したことが、正
    にそれが癇に障る事であったのだろう。会長をターゲットとして誹謗中傷、人格権侵
    害的な言葉を使う。自分たちの違法な行為あろうとも身勝手な振る舞いのダブルスタ
    ンダードには役員ならば普通の方なら誰もが降参であろう。
    これまで「そのタブー」を誰もが恐れ触れてこなかった。
    責任は自治会会長、役員そして強いて言えば住民全体にあるのだろう。
    このままの悪しき濁りある自治会でも役所にまではすぐには悪影響が現れずとも、
    自治会そのものが疲弊していくのだろう。
    自治会(町内会)は役所を支える手足となるボランティア活動と言っても過言では
    ないと思う。役所と自治会のコミュニケーションが取れて「ほんとうの」地域の為の
    活動が達成されるもの。
    防犯や交通安全やお祭りなどの行事や社会福祉の他連絡事等々と日々何かと仕事は
    巡り続ける。
    往々にして役所において各部署は縦割りである様に感じられるが、各署に関わる地域
    の事案共有されるべきと思うもので、各自治会(町内会)の現状把握は役所にとって
    大きな課題であり、大事な視点であろう。
    以上、改善策もさらなる問題点もまだまだあろうことを認識しつつ、参考になること
    を願い、三年間の自治会役員の務めを終えて我が「おもい」としたい。
    遠く過ぎた心の情景がよみがえる、、、