11月、愛らしい着物を着た女の子、
凛々しい着物姿の男の子を神社などでよく目にしますね。
そう 七五三です。
わが家も神社にお参りに行きました。
七五三とは、起源は室町時代だそうです。
当時は、衛生面や医療も現代とは比べものにならないくらいよくないこともあり、
幼くして亡くなるケースが多く、三歳、五歳、七歳
と無事に成長したお祝いやこれからの将来、長寿を願う意味も持つようになったようです。
そんな晴れの日に子どもと一緒に着物を着たいと思うママも多いのではないでしょうか?
その時、今持っている着物を着ても大丈夫?どんなものを着れば良いの?
帯はどんな風に結べば良いの?など気になりますね。
そこで、ママの着物についてお話したいと思います。
七五三に着る母親の着物の種類は何がいいの?
着物ってふだん着ないので、どんなものを着ればいいのかがなかなかわかりませんよね。
洋服だと入学式などで着るようなフォーマルスーツが一番イメージしやすいですが、
着物のフォーマルってむずかしいですね。
一般的に七五三でよく着られているのは、訪問着、付け下げ、色無地(紋付)のようですね。
- 訪問着
紋が付くと着る場所が限られてしまうので、紋はないほうがいいですね。
柄は着物が一枚の絵のようにつなぎ目をまたいで描かれているのが特徴です。
とても華やかですし、結婚披露宴やクラス会、他家への訪問時にも使えるのでとても便利ですね。 - 付け下げ
付け下げとは、反物の状態で、来た時に模様が上を向くように描かれたもののことです。
今では訪問着と同格のものとされているので、七五三で着ても問題ないようです。 - 色無地(紋付)
黒以外の一色で染められたもので、柄はありません
紋を付けない場合は、普段の装いとして使え、紋を1つつけると、正式な場面でも着られます。
ほかの着物に比べると、七五三だけでなく、お宮参りやちょっとしたお出かけなどで使えて
とても重宝する着物ですね。
と3点紹介しましたが、ご自分に合ったものを選んでみてくださいね。
七五三の母親の着物を選ぶ際のポイントとは?
ふだん着ることがあまりない着物を着るので、ママも華やかにしたいと思ってしまいますよね。
でも、やっぱり子どもの着物姿が一番映えるようにしたいものです。
そこで、ママの着物選びのポイントを紹介したいと思います。
洋服だと、子どもの服と色を合わせるのもいいかもしれませんが、
着物では、子どもとおそろいの色でコーディネートはさけたほうがいいです。
色味も主張の強い濃い色は避けて、淡い色がおすすめですね。
例えば、子どもの着物が濃いめのピンクなら、グラデーションを楽しむ感じで、
ママの着物は淡いピンクで控えめなものを選ぶのもいいかもしれませんね。
神社で子どもとたたずむ姿を写真に収めた時、ママがとても上品に写りますよ。
訪問着の場合は着物の柄にも注意したいですね。
七五三は、秋に行われるので、紅葉や撫子など秋の柄がいいです。
また、桜や梅の柄もある訪問着であっても、秋をイメージさせるススキや桔梗の柄があるなら、
春と秋両方の季節で着られるものなので、七五三でも大丈夫ですよ。
なんといっても七五三は子どもが主役!
ママは控えめな中にも上品さが際立つものを選ぶといいかもしれませんね。
七五三の母親の着物の帯の結び方は?
子どもとのバランスも考えて、着物を選び、着付けをするとき、
どんな帯の結び方がいいのかを紹介しますね。
まず一般的な結び方は、二重太鼓ですね。
若い方から年配の方まで幅広い年代で使われる結び方です。
ただ、若いママだと老けた印象になってしまいがちです。
そんな若いママにも最適なアレンジした帯の結び方を紹介します。
お太鼓の上にリボンをのせたような帯結びです。
リボンがあることで、かわいらしさがあり、若いママに人気の帯結びです。
次は、花びらをのせたような帯結び
こちらも上品な中にもかわいらしさもあり、いいですね。
この他にもいろいろとアレンジした帯結びもありますが、子どもよりも目立ちすぎないほうがいいですね。
まとめ
七五三は、子どものすこやかな成長をお祝いする行事です。
無事にここまで大きくなってくれた喜びとこれからの子どもの健康、
輝かしい未来を願って親子で着物を着てお参りに行ってみませんか?
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