北海道に梅雨はあるのか?ないのか?調べたらいろいろな事実判明!

梅雨

7月の半ばに差し掛かり、いよいよ暑さが本格的になってくる季節です。

この頃になると旅行に行く人が多くなるし、せっかくの夏休みですから

どこかへ連れて行ってあげたいという気持ちも出るでしょう。

ただ、海水浴が目的でないのなら、南は余計暑いので避けたいですよね。

そうなるといっそのこと一番北、北海道なんかが良さそうです。

そこで気になるってくるのは、やはり天気のことでしょう。

北海道は日本の中で一番北にあるので、もしかしたら梅雨が遅れて

やってきているかも……って思いますよね。

でも安心してください。

北海道には梅雨と聞いて想像するような、ジメジメした長雨はありません。

 

北海道にも梅雨はある!?他の地域には無い蝦夷梅雨や台風の有無などを徹底解説!

 

イメージしているような梅雨がないとはいえ、北海道でも雨は降ります。

 

2週間程雨模様が続く時もあるので、気象庁に梅雨と定義されていなくても

実質梅雨のような時期になっています。

この時期が、よく言われている蝦夷梅雨ということですね。

 

○蝦夷梅雨とは何か

一般的に蝦夷梅雨と呼ばれるこの時期は、雨が降ったりずっと曇りだったりして

2週間以上空模様が悪い時期となります。

北にあるオホーツク海から流れ込んでくる高気圧のせいで

冷たくて湿った風がやってくることが原因です。

 

冷たい風が流れ込んでくるので気温が低くなるので

旅行の際には雨と気温で体を冷やされすぎないように気を付ける

必要があります。

 

真夏だからといって油断せず、長袖の服を持っていくのが良さそうです。

長袖はまくれば半袖にできますが、半袖はどう頑張っても長袖にはなれませんので

大は小を兼ねる精神でいきましょう。

 

この気温による冷えは「リラ冷え」とも呼ばれていて

蝦夷梅雨とセットでよく話にあがります。

 

○台風は来ないと言われているのはどうして?

 

その年によって大きく勢力を変える台風ですが

北海道には来ないと言われるのが一般的です。

 

その理由は簡単で、台風というのはずっと南、沖縄の方から来ますよね。

他の台風と合体して大きくなることが稀にありますが、北上していく中で

そのパワーはだんだんと落ちていきます。

 

そして北海道に到着する頃になると、殆ど力を失っていて

ただの温帯低気圧になってしまうのです。

 

多少雨が降ったり風が吹いたりしますが、台風と聞いて想像するような

酷い天気になることは滅多にないというわけです。

 

旅行に行くのなら、台風を避けるようにして自分たちが先に北上してしまう

というのも一つの手かもしれません。

 

 

なぜ北海道に梅雨がないと言われる理由は!?それでも北海道には雨は降るわけで。

 

なぜ北海道に梅雨が無いと言われるのか、その原因は少しへりくつみたいなことになっています。

 

梅雨というのは梅雨前線が原因となって発生するものとして定義されています。

しかし北海道で発生するものは、梅雨前線ではなくオホーツク海からの高気圧が

原因となっているのです。

 

そのため気象庁としては「梅雨」として定義していないんですね。

 

もし長期的に雨が降る時期のことを「梅雨」と言うのなら

北海道にも梅雨はあると言えるでしょう。

 

また、北海道に梅雨がないと言われる理由としては

土地が広いことが原因として考えられます。

 

土地が広ければ、それだけ影響を受ける地域が少なくなるので

結果的に梅雨はなかったという発表になります。

 

 

普通の梅雨と違い、北海道で降る雨からはジメジメとした嫌な湿気は

感じません。また降水量も、本州の半分以下と控えめになっています。

 

雨の降り方に関しても、一気にどしゃ降りになるのではなく

パラパラと小雨程度になることが多いとのこと。

 

北海道は湿度が低いためジメジメとした不快な思いはせずに済みそうです。

ただその分冷え込みは強いと思われるので、防寒対策はしておいた方が

良いでしょう。

 

幸いにも私が北海道へ行った時に雨は降りませんでしたが

その時でさえさすが北海道は冷えるなと感じたものです。

 

特に夜の冷えは強く、半袖で過ごすなんてとてもじゃありませんでした。

 

水場に近付いただけでもそこからの冷気が感じられたので

雨に濡れたとなればその冷えはとても強く感じることでしょう。

 

 

特に子供の体調には気を使ってあげましょう。

喘息などを持っている子の場合は、普段よりも目を離さず

見守ってあげる必要がありそうです。

 

 

まとめ

北海道は雪が降るんですから、当然雨だって降ります。

ただ他と大きく違うのは、やはり湿度と冷気の影響が大きいというところでしょうか。

独特な降り方をするし、冷え込みも激しいので、環境の変化に敏感ですと

体調を悪くしてしまいがちです。

旅行に行く際には、北海道の冷え対策の他にも、体調が悪くなった時に

どうするのかを決めておくのが良いでしょう。

最初から厚着していくのも何か妙な感じですから

荷物が多少多くなっても、予備の服として防寒着を持っていく方法が

見栄え的にも無難だと思います。