洗濯機は、毎日の生活には欠かせない存在です。
ですが、新しく洗濯機を買うとなると、どうやって選べばよいか、難しいですよね。
一括りに「家族〇人は、この大きさです」とあっても、
どういった生活をしているかで洗濯する量が違ってきます。
でも、だいたいでいいから、選ぶ基準は知りたいですよね。
家族5人で洗濯機を使うなら8キロor10キロどっち?違いは何?
よく言われるのは「家族〇人であれば・・・。」という表現があります。
この家族一人当たりの選択の量は、大人一人で、一日当たり約1,5㎏とされています。
ですので、家族5人が一日に洗濯する量は、1.5×5=7.5㎏になります。
一般的に5人なら8キロ以上がおすすめ、という表現は、ここからきています。
では、この1.5キロの内訳をみると、
・ワイシャツ1枚 約200g
・長袖下着1枚 約130g
・トランクス1枚 約80g
・綿パンツ1枚 約400g
・パジャマ上下1枚 約500g
・くつ下1足 約50g
・タオル2枚 約70g
となっています。
締めて、約1,430gになりますので、約1.5キロですね。
また、Tシャツで言うと、1.5キロは約10枚くらいです。
こうやってみると、1.5キロと言われても、1回に洗濯する内容が、
各家庭によって違うことが良く分かります。
筆者ですと、1回に洗濯するのは、下着、タオル程度ですので、もっと量が少なくなりますね。
また、洗濯機を回す回数でも、必要な量が違ってきます。
洗濯物を細かく分けて、1日数回回していたり、毎日少量を洗濯している家庭は、
特に大きなものを買わなくてもいいでしょう。
逆に、数日に一回回している場合は、それだけで量がぐんと増えますので、
より大きな洗濯機がいいですよね。
小学校、中学校など、クラブでスポーツをしている場合は、その分量も増えます。
「じゃ、うちは多くても7.5㎏ぐらいしか洗濯しないから、8キロの洗濯機でいいよね。」
と思われるかもしれませんが、これは実は非効率なのですよ。
洗濯機が一番効率よく動ける量は、容量の8割程度と言われています。
この必要量ぎりぎりの大きさではなく、
余裕を持たせて1キロほど大きな洗濯機を選ぶのがベストです。
洗濯機自体の8キロと10キロの差は、筆者が調べたところ、
容量が違うといった点以外では特に目立った差はありませんでした。
しかし、今年春の新製品(18年春)のラインナップを見る限り、より大きく、
より小さくといった二分化の傾向を感じました。
10キロの洗濯機は種類が多く選択の幅がある一方、
8キロの洗濯機はすべてのブランドにあるかといえばそうではありません。
共働きが増えたこともあって、1回に回す洗濯量が増えた影響かもしれませんね。
洗濯機は結局大が小を兼ねるのか?
「じゃあ、8キロより10キロを買ったほうがいいのね。」と言われれば、
そうだということとができます。
ですが、家庭でどのくらいの量の洗濯をしているかによる、という条件があります。
さらに、洗濯機の機能によっても、求める内容は違ってきます。
乾燥機を使わない家庭で、汚れを落としたいという希望があれば、
タテ式の洗濯機がお勧めできます。
タテ式の洗濯機は、多めに水量を使いますので、汚れ落としには効果的です。
そうすると、タテ式は大きさが細かく分かれていることが多いので、
8、9キロの洗濯機を使うことができます。
単純な話ですが、小さい洗濯機ほど、電気量は少なくて済みます。
逆に、どうしても乾燥機にかけたいという家庭は、ドラム式をお勧めします。
ドラム式は、しっかりと汚れを落とすのは苦手な一方、乾燥は得意です。
そうすると、ドラム式のサイズは限られますので、サイズは10キロ以上になりますね。
このように、人数だけで洗濯機を決めるのは、もったいない話です。
実際の洗濯量と、洗濯機に求める機能をよく考えて、洗濯機を選ぶのが大切ですね。
ちなみに、筆者は夫婦二人だけの世帯ですが、9キロのドラム式洗濯機を使っています。
日当たりが悪い家ですので、乾燥機が必要なのと、毛布を洗うことがあるからです。
今度買う時は、二人ですけれど10キロのドラム式を買うか、
タテ式の7.8キロで別に除湿機を買うかになると思います。
まとめ
洗濯機を選ぶには、上記よりもさらに細かく選択することができます。
洗濯機はかなり値が張るものですし、かなり長く使うものです。
ただ「安いから」「勧められたから」だけではなく、
ご家庭に一番合うような洗濯機を選ぶようにして下さいね。