幼稚園や保育園に通い始めると、乳幼児はいろんな感染症を
持ち帰ってきます。
集団で過ごすようになるので、集団感染も頻繁に起こるように
なります。
特に寒くなる時期にはウィルス性の感染症が
猛威を振るいますね。
インフルエンザだけではなく、ノロウィルスなどの感染性胃腸炎と
言われている感染症にも注意が必要です。
乳幼児がノロウィルスにかかってしまった場合の症状などについて
一緒に見ていきましょう。
ノロウィルスの症状は大人と乳幼児で違うの?
ノロウィルスと言えば、嘔吐と下痢とイメージがありますよね。
大人と乳幼児では症状が違ったりするのでしょうか?
大人の場合、必ずしも嘔吐するわけではないようです。
吐き気はあるものの、嘔吐はしなかったという人が
結構いました。
発熱する場合もあるようで、風邪と間違う人もいるようです。
ただ、消化器官が子供より長いからなのか、
下痢の症状が長引くという人も多いようです。
比較的子供より重症化するケースは少なく、
その分回復も早いようです。
さて、幼児の場合はというと、嘔吐が多くなる傾向があります。
同時に腹痛や下痢の症状も起こります。とても辛そうにします。
重い軽いはあるにせよ、大人との症状の種類の違いはさほど無いようです。
また、症状に伴う脱水症状の方が問題です。
嘔吐が落ち着いたら、少しづづでも水分補給に
努めるようにしましょう。
また、嘔吐物で窒息しないように、横になる方向も
考えてあげましょう。
中でも乳児の場合は進行が早く、免疫力も低いので重症化する場合が
あるので要注意です!
ちょっとこれはおかしいなと思ったら、迷わず病院を受診
しましょう。
ノロウィルスの症状が出る期間はどれくらい?
ノロウィルスは潜伏期間が1日~2日程度と短く、
感染すると、比較的すぐ症状が出てきます。
大人も乳幼児もその症状は数日で治まるのが特徴です。
早ければ2~3日程度で、ある程度元気になるようですね。
ただ、感染力が強く、アルコールや40~50度程度のお湯では
びくともしないほどの強力なウィルスですから、
なかなか全てを体内から追い出すことが出来ません。
ですので、症状が改善して、元気になったからと言っても
他人へ感染する可能性はありますので、ノロウィルス対策は続けるように
してくださいね。
結構長い間、排泄物の中にウィルスが潜んでいたりします。
1か月後もウィルスが生きていたというケースもあるみたいです。
おむつを当てている乳幼児の場合、おむつ替えの際の感染にも
気を付けましょう!
最低1週間は体内でウィルスが生き続けていると思ってください。
ノロウィルスの症状が吐き気だけの場合もあるの?
ノロウィルスに感染したからと言って、すべての人に辛い症状が
出るかと言えば、そうでもないようです。
先にもお伝えしましたが、大人の場合風邪だと勘違いする場合が
あるほどで、吐き気だけ症状として出たという場合もあります。
ただ、やはり感染力の強いウィルスです。
子供のように免疫力が低かったり、大人でも免疫力が落ちている場合は
吐き気以外の症状が出やすいと思っておいた方がいいですね。
まとめ
ノロウィルスの症状が出る期間は、意外と短いんだなぁと思われた方も
多いのではないでしょうか。
ですが、症状が治まっても生き続けているのがノロウィルスの
怖い所です。
症状が出ずに感染に気付いてないだけで、
ウィルスを拡散してしまっている場合もあります。
ノロウィルスが流行し始める前に、しっかりと予防することが大切ですね。
手洗い、うがい、マスクで予防しながら、ノロウィルスも除菌できる
次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒するのもおすすめです。
最近はノロウィルス対策グッズが多く販売されているので、
それらを常備しておくと、いざと言う時に安心ですよ。
ノロウィルスは二次感染を起こしやすい感染症です。
家族がノロウィルスにかかった場合は、感染を広げないように
くれぐれも注意しましょう。
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