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【来週の米国株式市場見通し】戻りを試す展開か。マイクロソフトの決算に注目(1/23~1/27)


戻りを試す展開か。マイクロソフトの決算に注目

1/23~27の米国株式市場は戻りを試す展開を想定。昨年、売り込まれたセクターへの買戻しや金融機関の決算も概ね好感されたこと、物価上昇鈍化期待が相場を下支えか。

1/18のブラード総裁のタカ派発言は、議事録の内容を踏まえると、市場の過度な楽観を嫌気した牽制と思われる。ただ12月の米CPIは前年同月比6.5%上昇に留まり物価上昇の鈍化傾向が確認され、景気悪化を示唆する経済指標も散見されることから、利上げペース鈍化期待も残ると予想。

米企業決算を見ると、S&P500の構成銘柄のうち33社が決算発表を終え、67%の企業が市場の利益予想を上回る決算を発表(Refinitiv集計、1/17時点)。JPモルガン等の主要銀行の決算は純金利収入が伸びており、利上げの恩恵を受けているようだ。またJPモルガンのCEOはマイルドなリセッションを予想するとの旨の発言をしており、景気後退への認識が若干改善した印象を受ける。依然、引当金の増加に注意が必要だが、21年度の引当金の取崩しとの比較だった22年度よりは比較面では今後は楽になると思われる。

1/24にマイクロソフトが決算発表を予定。ビッグテックの中の最初の決算にあたり注目されそうだ。4QのPCの出荷が苦戦しているとの報道もあり、Windows関連事業等は警戒されよう。Azureなどのクラウド事業の成長ペースなども注目か。一方、ドル高圧力緩和により、3Q時点よりも為替による悪影響は緩和されそうだ。無難に通過すれば、2月の残りのビッグテックの決算への期待感に繋がりそうだ。

 

(1/19朝記 投資情報部 藤本)

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