筍といえば、春の旬の食材。
煮ても良し、焼いても良し、炊き込みご飯にしても本当に美味しいですよね!
しかし、そんな美味しい筍の厄介なところ…
アク抜きで大変な思いをした主婦の方も少なくないのではないでしょうか。
アク抜きに失敗してしまうと、
「味がエグい!美味しくない!」など、とっても残念なことに…。
でも、せっかくの筍、美味しく食べたい!
という訳で、タケノコのアク抜きに失敗してしまった後でも間に合う対処方法を知り、
美味しい筍料理を満喫しましょう!
タケノコのアク抜きに失敗した!やり直しがきく簡単な方法は?
まず、タケノコのアク抜きのやり方としては、米ぬかに鷹の爪(唐辛子)
を加えて下茹でするのが一般的です。
それでもエグみが残っているなど、明らかに失敗してしまうのは、
アク抜きの時間が短いと言うことが考えられます。
なので、アク抜きに失敗してしまった時の簡単な対処方法として、
もう一度アク抜きをしてみましょう。
タケノコは大きい物ほどエグみが強いと言われています。
なので、時間をかけてじっくりアク抜きすると良いのですが、ど
うせなら短い時間でサッと済ませたいですよね。
そんな時に便利なのが、重曹です。
重曹を使うことで、米ぬかより更に短い時間でアク抜きをする事ができます。
水に重曹を小さじ1程度加えて茹でるだけで、驚くほどエグみが無くなるはずです。
アク抜きに失敗してしまった時は、
「重曹で、もう一度下茹でする」
という方法を試してみて下さい。
ただし、再度アク抜きをすることによって、
タケノコシャキシャキ感や味気が少々薄れてしまうので気をつけてくださいね。
タケノコのアク抜き後、茹でたら変な臭いがする場合は食べてもOK?臭いの原因は?
タケノコのアク抜きは、茹でたあとの臭いにも影響します。
臭いがするのは、きちんとアクが抜けていないということ。
すると、タケノコのアクの成分である「チロシン」というアミノ酸が酸化し、
独特の臭いとなるのです。
そのため、最初の段階でしっかりとアク抜きをしておかなければならないのですが、
タケノコの場合、茹でた後の保存方法も重要です。
タケノコを保存する時は、水に漬けて保存するのですが、
毎日水を取り替える必要があるので忘れないようにしましょう。
水をそのままにしてしまうと、水が濁って臭いの元となってしまいます。
しっかりとアク抜きを行い、その後は水に漬けて保存かつ水は毎日取り替えること。
タケノコを美味しく食べる為には、このプロセスが非常に重要になってきます。
特に、水の交換は絶対忘れないように気を付けましょう!
しかし、「それでも臭いやエグみが残っている場合はどうすればいいの?」
という方もいるかもしれません。
そんな時は、天ぷらにするのがオススメです!
油で揚げることによって、とっても食べやすくなります。
他にもバターソテーや、チンジャオロースなどの中華料理に利用するのも有効です。
また、細かく刻んでハンバーグなどの肉料理に混ぜてしまうのもアリですし、
味付けを少々濃い目にしてしまうなど、方法は様々。
自分に合う調理方法を見つけて、ぜひ試してみて下さいね。
まとめ
タケノコのアク抜き、一見難しそうに感じますが、もし失敗してしまっても、ここで挙げたポイントを踏まえておけば大丈夫!
・アク抜きに失敗したら、重曹で再度アク抜き
・アク抜きが終わったら水に漬けて保存し、水は毎日取り替えること
・それでも臭いやエグみが気になる時は、天ぷらや炒めものにアレンジしたり、
刻んで他の料理に混ぜる
これさえ覚えておけば、もうタケノコの調理で不安を感じることはありません。
調理も含めて美味しい筍料理を楽しんじゃいましょう!