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【来週の株式市場見通し】日本は値固め、米国は神経質、中国は堅調推移か(3/13~3/17)


3/13~17の世界市場では、日本は値固め、米国は神経質、中国は堅調推移とみる。

日本株式市場は、値固めの展開を想定する。中国の景気回復期待や円安等を背景に、日本株は堅調推移。もっとも、テクニカル指標からは過熱感も意識される状況と思われ、利益確定売りなどを交えて値固めが必要な場面か。ただ、新年度入り後の需給改善や本格的な経済活動再開等の期待もあり、押し目待ちに押し目なしの状況になりそう。値がさハイテク、半導体関連株などは、半導体市況の年後半の回復を予想する声もあり、そろそろ需要底打ちを織り込む動きも出始めよう。

米国株式市場は、神経質な展開か。米景気は底堅く、物価指標が下げ渋る中で利上げの織り込みが進んできた。FFレート先物市場が織り込む利上げ打ち止め時期は足もと6月となり(利上げ終着点:約5.6%)、3月打ち止め(利上げ終着点:約4.8%)を見込んでいた2月初旬からずれ込んだ。一方で、S&P500指数は2月初旬からほぼ横ばい、底堅い企業業績が背景とみる。3/14に米2月CPI、3/21~22にはFOMCを控え、神経質な相場展開が見込まれるが、下押し余地は小さいか。

中国株式市場は、堅調さを維持しよう。旅行会社大手トリップドットコム(09961)は好決算を発表。新築住宅販売の持ち直しや例年よりも高い気温を背景に、3月のエアコン生産計画は拡大しているようだ。1~2月小売売上高は前年同期比3.5%増予想(12月同1.8%減)だが、春節旅行の回復を見ると、伸び率が更に高まる可能性もあろう。中国の主要株価指数は足もとで確りの展開だが、経済指標の数値によっては上抜ける可能性もあろう。

(3/8記 投資情報部)

【日本株投資戦略】利食い売りを交えて値固め想定も、押し目はなさそう

3/13~17の日本株式市場は、値固めの展開を想定する。

中国の景気回復期待や円安等を背景に、日本株は堅調推移。もっとも、テクニカル指標からは過熱感も意識される状況と思われ、利益確定売りなどを交えて値固めが必要な場面か。ただ、新年度入り後の需給改善や本格的な経済活動再開等の期待もあり、押し目待ちに押し目なしの状況になりそう。

TOPIX(東証株価指数)は3/8、終値で2,051.21ptを付け、昨年来高値を更新。21年11月以来、1年4カ月ぶりの高値に。一方、日経平均は3/6に28,000円の大台を22/12/15以来回復。3/8にザラ場ベースで今年の高値28,469.41円を付けたものの、昨年来高値(22/1/5)の29,332.16円にはまだ900円弱の開きがある状況。

このパフォーマンス格差は銘柄数の違いや指数の算出方法の違いにあると考える。簡単に言えば、日経平均は株価の高い銘柄、TOPIX は時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい。その差がパフォーマンスに出た格好か。ちなみに、TOPIXバリュー指数は3/8に上場来高値を更新するなど好調。バリュー株優位の展開は今後も継続しそうだが、だからといってグロース株が更に売られる環境でもないと考える。日経平均の足を引っ張ったと見られる値がさハイテク、半導体関連株などについては、半導体市況の年後半の回復を予想する声もあり、そろそろ需要の底打ちを織り込む動きも出始めよう。日経平均のパフォーマンス改善が期待される。

DMM Bitcoin

 

(3/8記 投資情報部 大塚)

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