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【来週の株式市場見通し】日米は神経質な展開、中国は堅調か(3/6~3/10)


3/6~10の世界市場は、日米は神経質な展開、中国は堅調さを維持するとみる。

日本株式市場は、神経質な展開を想定。週前半は国内に手掛かり材料がなく、海外株式市場の動向等に左右されやすい地合いか。その後は週末のイベント(SQ、日銀会合、米雇用統計)を織り込むこととなりそうだ。場合によっては、短期の投機的な先物売買を交えて、上げ下げする場面も想定されよう。もっとも、海外投資家の買い(現物+先物)が継続している他、下値では個人や自社株買いが相場を支えると予想され、押し目は買いと考える。円安傾向も支援材料か。

米国株式市場は、上値の重い展開か。物価指標が下げ渋る中、米金利は上昇傾向が続きそう。3/7予定のパウエルFRB議長の議会証言や3/8の米10年国債入札、3/10の2月雇用統計と重要イベントが多く10年債利回りは週を通して高止まりするとみる。好業績銘柄中心に個別物色の展開を予想。直近決算が市場予想を上回る傾向が強かった情報技術セクターとヘルスケアセクターに期待したい。

中国株式市場は、堅調さを維持しよう。3/5には全国人民代表大会(全人代)が開幕予定。政府はインフラ投資による政策支援の継続、デジタル経済の推進、消費促進策、不動産業支援策等の景気刺激策を示し、国民に安心感を与えるとみられる。中国株は全人代で示される今年の堅調な景気を期待し上昇を模索するが、金利が株価の上値を抑えよう。全体としては緩やかな上昇に留まると考える。

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(3/1記 投資情報部)

【日本株投資戦略】神経質な展開を想定も、押し目は買いと考える

3/6~10の日本株式市場は、神経質な展開を想定する。

週前半は国内に手掛かり材料がなく、海外株式市場の動向等に左右されやすい地合いになりそう。その後は週末のイベント(SQ、日銀会合、米雇用統計)を織り込むこととなりそうだ。場合によっては、短期の投機的な先物売買を交えて、上げ下げする場面も想定されよう。もっとも、海外投資家の買い(現物+先物)が継続している他、下値では個人や自社株買いが相場を支えると予想され、押し目は買いと考える。このところの円安傾向も支援材料か。

3/9~10に黒田総裁の下での最後の日銀金融政策決定会合が開催される。4月に発足する新体制への移行を円滑にするため、黒田総裁が金融政策の一部修正を行う可能性もありそうで、会合が近づくにつれ上値が重くなると思われる。また3/10は3月限の先物・オプションのSQ。最終売買日である3/9の後場や3/10前場の時間帯には、SQ絡みの投機的な売買が相場をかく乱する可能性がある点に注意したい。加えて3/10には2月の米雇用統計が発表される予定。米国では2月に入り強めの経済指標の発表が多い印象で、3/10の後場は様子見気分が強まろう。

IPO(新規上場)が3月下旬から増加する見込み。IPOスケジュールを見ると3/22から4/4の間に17社が東証グロース市場を中心に新規上場予定(3/1時点)となっている。新興市場の需給に与える影響に留意したい。

 

(3/1記 投資情報部 大塚)

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