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イスラム系マレーシア人との結婚生活(マレーシア編)について紹介します!


約4年前にマレー系マレーシア人(イスラム系)と結婚し、その後、マレーシアで結婚生活を送った経験談を紹介します。

マレーシア人との結婚生活について

マレーシアで結婚をした後に約1年間ほど、マレーシアで結婚生活をしていました。結婚生活中はお互いの都合もあり、同居はせずに別々で生活をしていたため、基本的に会えるのは週末だけでしが、マレーシアでの結婚生活中に勤めていた会社は8時半出社で定時の17時半には必ず退社していたため、平日でもたまに会うことがありました。

私に限らず、マレーシアで就職する場合は日本より残業が少ない場合が多いのでその分プライベートや家族との時間を過ごす方が多いイメージです。

また、多民族国家のマレーシアでは主にマレー人、中華系、インド系の3つの人種が住んでおり、それぞれ宗教や言語、文化も違うため、それぞれの宗教行事などの日が祝日となり、とてもたくさんの祝日があります。私の会社もすべての祝日が休みでした。

さらに、マレーシアの選手がオリンピックでメダルを獲得したような場合にはお祝いのため、祝日の日ができ、その日は休日となる場合もあります。

このような環境下であるため、日本のように会社に拘束される時間は長くなく、多くのマレーシア人は仕事に生きがいを感じるよりは、家族とのつながりなどを重視する場合が多いようです。

また、当時はマレーシアの都市部のクアラルンプール近郊に住んでいましたが、長く住んでいると、休日や仕事終わりにやることもなく、カフェめぐりや外食をすることが一番の楽しみでした。特に私の場合は妻がイスラム系であり、自身も結婚前にイスラム教へ改宗していたため、豚やお酒がNGで、基本的にはお店にハラールマークという、イスラム教の方が飲食しても問題ありませんよと!いう看板を掲げている店でのみの飲食しかできないので、外食にも多少の制限はありました。

結婚について家族の意見

私の場合、妻がイスラム教ということもあり、外国人との結婚だけでも日本人との結婚よりハードルが高いですが、それに加えて宗教的なハードルもありました。マレーシアは他民族国家で他の人種についても理解があり、妻の家族の親戚にも外国人と結婚した方が数名いたため、日本人と結婚するということに対して反対されるということはありませんでした。しかし、私の家族は外国に行ったことすらほとんどなく、外国人の知り合いもいないような一般的な日本人家庭であったため、最初は反対をされましたが、次第に理解をしてもらい結婚に至りました。

マレーシア人の家族観

マレーシア人は家族の関係をとても大事にしており、祝日などでは多くの親戚が集まる場合も多いです。また、現在の日本とも違い子供がたくさんいる家庭も多く、30名ほどの親戚が集まることもあります。そしてみんな集団行動が好きなため、私が初めての時は驚いた経験が、妻の家族と親戚も含めた10名以上で1泊以上の旅行をした時にホテルではなく家を借りてその家で全員が一緒に寝たことでした。そのような時、ベッドはもちろん足りないため、半分以上の家族はリビングのソファーや床に寝ることになりますが、そのようなことがマレーシアの家族にとっては普通です。

また、家族や親戚が良く集まるので必ずしもみんないつも仲が良いということではなく、喧嘩も良く起こります。そんな中でも基本は集まってみんなで時間を過ごすのが好きな人が多いです。

休日の過ごし方について

すでに紹介したように、マレーシアにはとても多くの休日があります。また、イスラム系が多いマレーシアではイスラム教の宗教行事であるラマダンの月に1カ月の断食をします。ラマダンの月にはイスラム系の社員が昼ご飯を食べない代わりに、1時間早く帰宅することができる会社もあり、私の会社もそれが許されておりました。マレーシアでは結婚の際にマレーシア人妻がイスラム系である場合は外国人配偶者もイスラム教へ改宗することが義務となっており、私自身、結婚の数年前に改修をしました。そのため、私自身、ラマダンの月には午後16時半には退社して、食事のとれる日没の時間(19時半ごろ)に食事をしていました。

休日は基本的にカフェやショッピングモールに行くことが多かったです。結婚生活中に住んでいたクアラルンプール近辺では、ショッピングモールが乱立していたため、休日ごとにいろいろなショッピングモールをまわり、そこで食事もして休日を過ごしていました。

また、マレーシアでは映画館の料金が安く4年前の当時、日本円で約300円ほどの値段で見ることができました。だからといって映画館の設備が悪いわけではなく、ほとんど日本と変わらない映画館です。唯一の注意点は冷房がとても効いているため、年中夏のマレーシアですが、羽織るものをもっていかなければなりませんでした。

お互いの家で時間を過ごすこともできたら良かったのですが、妻も私もそれぞれハウスシェアをしていたため、それぞれ同居人が4名ほどおり、そのためお互いの家に行くよりは、外出することが多かったです。

まとめ

マレーシア人と結婚&結婚生活をする予定の方へ

マレーシア人は家族との時間をとても大切にし、親戚も含めての行事も多いです。現在の日本では家族が疎遠な場合も多いため、慣れていないと逆に面倒くさいと感じてしまう場合もあると思いますが、マレーシアで結婚生活を送るためには避けては通れないことであるのでマレーシアの文化を理解して集まりも楽しめるようにすることが結婚生活を有意義にするための一番重要なことだと思います。結婚後だけでなく結婚前からも家族とは頻繁に連絡をとり良い関係構築に努めましょう。

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