オイルヒーターは、エアコンの乾燥が嫌いだ!という方にとっても人気の暖房器具です。
オイルヒーターには「電気代がすごくかかる」というイメージがありますが、一方でその快適さからオイルヒーターをつけっぱなしにされている方もいます。
今回は、オイルヒーターをつけっぱなし(長時間連続で利用した時)の火事の危険性と電気代について調べてみました。
オイルヒーターつけっぱなしだと電気代はどれくらいかかる?
高いイメージのあるオイルヒーターですが、ずばり電気代はだいたいいくらくらいかかるのでしょうか?
オイルヒーターを実際に使っていた人に聞いた所、頑張って節約して使っても月1万円以上、ご家庭によっては月2万円ということもあるそうです。
もちろん、お家の条件や使い方にもよりますが、赤ちゃんの誕生と共に購入したものの電気代に目が飛び出て、翌年からお蔵入り・・・という話もよく耳にします。しかしそれは、実際の実用性をきちんと理解せずに買ってしまったからなんです。
有名D社がオフィシャルで提示する参考電気代は、以下のとおりです。
・子供部屋8畳(19度設定)で平均約8.3円/時間
・寝室6畳(15度設定)で平均約6円/時間
・リビング10畳(19度設定)で平均約12.6円/時間
(参考)
一般的な100V用のオイルヒーターでは、1500Wがマックス運転。1500Wの消費電力で、3~4畳半を温めるのが目安です。
電気代は500w11円/時間、600w13円/時間、700w16円/時間、1200w27円/時間。
最低温度で設定して約10円/時間と考えると、つけっぱなしの場合240円/日×30日で7,200円となります。
設定温度は壁、床、天井など部屋全体を温めるためエアコンよりも低くても快適と言うことですが、実際の使用感を聞いても、リビングは19度〜20度に設定したいですね。すると上記の計算以上になることが予想されます。
オイルヒーターつけっぱなしで外出できる?
オイルヒーターのパイオニア的な存在のデロンギの公式サイトでは、「つけっぱなし」でも問題ないとありました。
また、オイルヒーターは部屋全体が暖まるまでに時間がかかるため、短時間の外出なら、こまめに消すよりはつけっぱなしにした方が良いと言えるでしょう。
暖まるまでに時間がかかるオイルヒーターは、こまめに電源を付けたり消したりしていると、逆に電気代かかってしまうこともあると言うことも覚えておくといいかもしれません。
オイルヒーターつけっぱなしで火事の危険はない?
使用上の注意をまもった使い方をしていれば火事になる可能性は
とても低い暖房器具と言えるでしょう。
オイルヒーターの火事が起きにくいのは
・火を使わない
・安全装置が充実してる
この2点が他の暖房器具と違うからです。
石油ストーブやガスストーブは、
火をつかう暖房器具なので、うっかり消し忘れがあると火事が心配です。
・室内干しをしていたタオルがかかる。
・カーテンが覆いかぶさる
など、火をつかう暖房器具はちょっとしたうっかりが、大事故に繋がりかねません。
その点、オイルヒーターはトラブルも起きにくいですし、数時間の消し忘れによる火事は起きにくいのではないかなと思います。
だからといって全く火事が起きないかというとそういう訳ではありません。
オイルヒーターならではの特徴から、火事が起きやすい部分もあります。
それはコンセントです。
オイルヒーターは、電源ケーブルやコンセントに対しての取り扱い注意が多いです。
それは、それだけ熱を持ちやすい部分がコンセントだからなんです。
「オイルヒーターは安全性が高いから大丈夫!」と過信せずに、注意事項を守って大切に扱ってください。
コンセントの取り扱いにも注意して使用すれば、オイルヒーターは安全かつ快適な暖房器具と言えるでしょう。
まとめ
温風を使わないためホコリを舞い上げず、乾燥しないなど、とても利点の多いオイルヒーター。
アレルギーを持つお子様や、ペットにはとても優しいといえますが、使い方にもコツがあり、光熱費はガスヒーターや灯油ストーブに比べると高くなってしまいます。
もし電気代が気になるなら、他の暖房機器にも目を向けてみると良いでしょう。
床暖房や夜間電力を使った蓄熱暖房器もとても快適です。
部分的に温めたいなら電気カーペットやパネルヒーターを活用するなどの方法もあります。
これからどんどんと寒くなって行きますが、早い時期からじっくりサーチしてご自身の生活スタイルにあった、最適な暖房機器を選びましょう。