あなたは、"もみじ"と"かえで"の違いをご存知でしょうか?ほとんどの方は一緒でしょ?
と思うようなのですが、実は少し違ってくるんです。
もみじとかえでの違いは、本当にちょっとした事なので、意外と知らない人も多いようなのです。
そこで今回は、もみじとかえでの違い・見分け方・名前の由来などについてご紹介していこうと
思います。これであなたも今年の秋を恥無く過ごすことができます。
もみじとかえでって似てるけどどこが違うの?見分け方はあるの?
ではあなたは一体、もみじとかえでのどこが違うのだと思いますか?
実は、もみじとかえでは植物の分類上では全く区別はされておらず、
どちらとも同様のカエデ科に属されます。
また、植物学的にも、もみじもかえでもどちらとも合わせてかえでと呼ばれます。
しかし、園芸や盆栽などの世界では、かえでは葉の形が大きめで葉の切れ込み具合が浅く、
より切れ込みの数が多いものを示すようになっており、
一方もみじはその反対で、葉の形が小さめで葉の切れ込み具合が深くより切れ込みの数や葉の数が
少ないものを示すようになっています。
と言われてもあまりしっくり来ませんよね。
そこで、分かりやすい見分け方を筆者である私が、2つほど思いつきました。
1つ目が、同じものと本物を比べることです。
もみじ饅頭や手のひらで叩くことによって出来る(平手打ち)形のもみじを思い浮かべてください。
もみじ饅頭の切れ込みの数は少なくパッケージにもきちんと切れ込みの数が
少なく深いもみじが使用されています。
また、平手打ちによってできるもみじも、手の形そのままのことを言うので、
手の指を見てみると、指と指の間も深く切れ込みの数も少ないですよね。
このように、もみじと呼ぶものと、本物のもみじやかえでを比べると
、どちらがもみじでどちらがかえでなのか分かるのではないでしょうか。
2つ目はボディを比べることです。
簡単に言ってみればもみじはスマートなボディで、
かえでは少しポっチャリとしたボディをしています。
紅葉「こうよう」とも読むけど「もみじ」と読む名前の由来
あなたは、"紅葉"この漢字をなんと読みますか?ほとんどの方は、「こうよう」と読むでしょう。
しかし、この漢字は「もみじ」とも読みませんか?そこで気になることが、
「こうよう」と読むこの漢字を何故わざわざ「もみじ」と読むようになったのか?
ということなのではないでしょうか。
実は、もみじと言う読み方は、草や木の葉っぱが赤色やオレンジや黄色に色づくとという
意味の動詞の「もみず」という言葉に由来されています。そのもみずから連用された形が、
かなり昔だった時の当時は、「もみち」と言われていました。
平安時代に入った頃、「もみち」という呼び方は「もみぢ」へと代わり、
そして時代とともに現在の「もみじ」へと変わっていったと言われています。
また現在は、漢字で紅葉と記載をされていますが、昔は黄葉と記載をされていました。
赤色に色づきますが、これまでに赤葉と記載されたことは、無かったようですね。
まとめ
もみじは歯の形が小さく・切れ込みが深く・切れ込み数が少ないものを言います。
かえでは歯の形が大きく・切れ込みが浅く・切れ込み数の多いものを言います。
もみじ饅頭や平手打ちによって肌に出来る形など、
もみじやかえでと呼ぶものに例えると見分けは付きやすいです。
もみじという由来はもみずと言う言葉から来ています。
もみじやかえでなどの見分け方や由来を知ることによって、より秋を楽しむことも出来ます。
これで今年は、周りのみんなより1歩上の秋を楽しむことが出来るかも知れませんね。