暖かくなってきて、ドライブに出かけようと思うことが多くなってくる季節です。
ですがちょっと日当たりの良い場所に車を停めておくだけで
車内がサウナのように暑くなってしまう時期でもあります。
特にダッシュボードは高温で、その温度は70度にもなってしまいます。
そして車がサウナ状態になる原因の殆どが、そのダッシュボードの熱なのです。
対策としてダッシュボードにタオルを置く方法はもちろん効果的で
その他にもダッシュボードマットを敷く方法もあるのですが
もっと対策するのなら、車内に入ってくる日光を遮断してあげるのが良いでしょう。
方法としては、フロントガラスにカーフィルムを貼る、サンシェードを使って
日光を遮断するなどがあります。
ダッシュボードの上にタオルを引く以外の対策方法は?
ダッシュボードの素材は太陽の熱を吸収しやすい素材でできているうえに
面積が広いです。なので熱を蓄えやすく、それが車内を暑くする原因となっているわけです。
ですからそもそも太陽の光と熱を車内に入れなければいいので
カーフィルムとサンシェードが活躍します。
カーフィルムとサンシェード、違いを見てみるとこのようになっています。
○カーフィルム
少し色のついたものもありますが、透明なものを選べば車検もしっかりと通ります。
一度貼ってしまえば後は何もしなくていいので
取り付けさえできれば楽です。
ただ、貼るのはなかなか難しく、フロントガラスのサイズをしっかりと
把握しておかなければいけません。
貼る時の注意点は多く
・気泡が入らないようにする
・フィルムが傷つかないようにする
・ゴミが入らないようにする
・色むらができないようにする
・シワができないようにする
などなど、うまく貼るにはかなりの慎重さが要求されます。
貼る前にフィルム同士がくっついてしまったりどちらが前かわからなくなってしまったり
なかなか一度で成功させることは難しいと思うので
フィルムを貼ろうと思うなら複数枚買っておくのが良いでしょう。
濃い色の方が遮熱性は高いだろうと思いがちですが色による違いは殆どありません。
色は車内から見て見やすい濃さを基準に選ぶのが良いでしょう。
熱だけではなく紫外線もカットできるうえ
運転中も効果を発揮してくれるので目に優しいです。
○サンシェード
サンシェードは毎回取り外したりセットしたりが少し面倒ですが
車に直接何かをするわけではないので、フロントガラスが傷ついたり
といった事故が無いのが強みで一番お手軽な方法です。
購入する際に選ぶ基準としては、フィルムと同じくフロントガラスの大きさを
把握して、合うサイズを選ぶことでしょう。
また遮熱性の高いものを選ぶなら、外側は光を反射する色をしているもので
なるべく厚いものを選ぶのが良いです。
紫外線対策をされているものは多いですが
サンシェードは走行中につけたままというわけにはいかないので
車内に置いてあるものを紫外線から守る意味合いが強いです。
サンシェードをつけた状態ですと車内の温度は15度前後も違ってくるので
効果はてきめんです。
車のダッシュボードの上にぬいぐるみを置くのはアリなの!?
ダッシュボードの日光が当たる面積を減らすため、インテリアにもなる
ぬいぐるみを置こうと考えているのなら、それはやめるべきでしょう。
というのもフロントの視界を遮るものは道交法で置いてはいけないことになっています。
いざという時エアバッグが正常に作動しない可能性がある他視界を遮るというのは大変危険です。
ぬいぐるみを置いたとして、もしそれを固定していなかった場合
不意な揺れで転がって、アクセルやブレーキペダルの下に転がってしまったら
どうなるでしょう。
転がったぬいぐるみに気を取られて、運転がおろそかになることはありませんか。
停車している間なら問題無いだろうと思うかもしれませんが
あなたが置くぬいぐるみのことを気に入っているのなら、それもおすすめできません。
置いている目的が熱対策なら、置かれるぬいぐるみの色は光を反射する
白いものになってくるでしょう。
ですが白というのは汚れが目立ちやすいのでサンシェードやフィルムを使っていたとしても
日光から来る紫外線で傷んだ状態がまるわかりになってしまいます。
そうなってしまえばインテリアを兼ねていたはずがむしろ見栄えが悪くなってしまうことでしょう。
まとめ
ダッシュボードへの熱は、やはりフロントガラスから入る日光を
遮断しなければ対策できなさそうです。
平たく手頃なスペースなので、ダッシュボードにはつい物を置いてしまいがち
ですが、停車して離れるなら一番熱くなる場所だということを
覚えておかなければいけないでしょう。
特にペットボトルや缶ジュースが爆発することは度々ニュースになっています。
車を運転する時は気持ちに余裕を持つことが大切ですが
暑さに対しても同じことが言えそうです。