最近スマホやパソコンのしすぎでよく頭痛が起こると悩んでいる方、
原因はストレートネックかもしれません。
1度はTVなどでも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ストレートネックは放っておくとひどい頭痛や吐き気まで起こしてしまいます。
今回はストレートネックによる頭痛の治し方や対処法についてお伝えします。
ストレートネックの原因っていったい何!?
ストレートネックとは文字通り、首の骨がまっすぐになっている状態のことをいいます。
正常な人の首の前腕角度は30〜40度で自然なアーチ状になっています。
近年のスマホの普及により、長時間のスマホやパソコンで姿勢が悪くなり
ストレートネックになる人も増えています。
ストレートネックの原因は慢性的なうつむき姿勢をとることにより
首の生理的なカーブが失われているために起こります。
その他にも過度の姿勢矯正をしている人にもストレートネックは起こります。
姿勢を意識して顎を引いている場合にも、首の自然なアーチが失われてしまい
ストレートネックや逆カーブになってしまう場合もあります。
ストレートネックの頭痛の治し方はあるの?
ストレートネックになると自律神経が不安定になるため
頭痛・偏頭痛・肩や首の凝り・腰痛などの症状がでる場合があります。
ストレートネックの治し方として効果的な方法はストレッチやリンパの流れを良くすることです。
ストレートネックによる頭痛には偏頭痛と緊張型頭痛の2つのパターンがあります。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
こめかみにズキズキと脈打つような痛みがおこり、数時間続くのが特徴です。
偏頭痛が起こる頻度は人によって違いますが、
仕事や家事などが手につかなくなるほど日常生活に支障をきたす場合もあります。
頭痛の中でも多く見られるもので、後頭部を中心に締め付けるような感じの
鈍い痛みが特徴です。
頭痛以外にも肩や首の凝り・めまい・全身のだるさを感じることがあります。
ストレートネック対処方法
- ストレートネックに効果的なストレッチ法
- タオル枕を使った対処法
- テニスボールを使った対処法
両手を上にあげて右腕は前回し、左腕は後ろ回しを同時に1分間行い、
反対側 も同様に行います。
左右が違う動きなので初めは難しいと思うかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
このストレッチを行うだけで首や肩まわりがほぐれて
スッキリしますので1度試してみてください。
バスタオルを用意し、縦に2つ折り・横に2つ折りをします。
そして端からクルクルと巻き寄せ両端をヒモやバンドでしっかり締め固定します。
タオル枕の高さを7cm程度に調節し首の下に入れて仰向けに寝ます。タオル
枕で寝ることで頭の重みで首の骨が引っ張られて、首の骨がまっすぐな状態
から自然なカーブ状に近づいていき改善されていきます。
初めから長時間タオル枕を使用すると首を痛めてしまうこともあるので、
徐々に回数や時間を増やしてください。
テニスボールを2つくっつけてガムテープなどで固定します。
厚さ2cmの本 (テニスボールが動かないようストッパー代わりに使用する)
を用意し、床に本とテニスボールをひっつけて置きます。
テニスボールが後頭骨の下にあるくぼみにあたるように頭を乗せて仰向けに寝ます。
この時テニスボールの圧力が斜め上の頭頂にくるようにするのがポイントです。
1日1回1分程度行ってください。
ストレートネックの頭痛で後頭部の痛みと吐き気の対処法はある?
後頭部がひどい痛みの時は首回りの筋肉が硬くなっている緊張型頭痛が原因の場合が多いため、首回りを温めると効果的です。
湯船に浸かって血流やリンパの流れを促進させて体の緊張を取り除くとリラックスして痛みが改善されます。
偏頭痛が原因の場合は温めると逆効果になり悪化することがあるので注意が必要です。
吐き気がする原因は首の骨になる椎間板という軟骨が、吐き気を引き起こす神経を圧迫してしまうためです。
吐き気の対処法は市販の頭痛薬によって抑えることができますが、一時的な対処法になります。薬ではストレートネックを根本的に改善できません。
まとめ
ストレートネックによる頭痛は、毎日の姿勢の歪みが蓄積されて起こります。
日々のストレッチやタオル枕、テニスボールを使った対処法を無理しない程度に行うことで改善されていきます。
ストレートネックがひどくなると自律神経失調症など症状が悪化する場合があるので早めに対処することが必要です。
これらの対処法を行っても頭痛や吐き気などが改善されなければ、他に原因がある場合もあるので病院に行ってきちんと診てもらいましょう。