赤ちゃんを連れての旅行はあらゆる面において気がかりなことが多いですよね。
途中で泣いて迷惑をかけないか、また授乳やおむつ替えの時はどうしたら良いのか…。
さて、それが新幹線の場合はどうでしょうか?
今、サービス業ではお客様ファーストを謳って、さまざまな企画が発信されていますが、
JRでも新幹線で快適な旅ができるような工夫が施されています。
その一つが「多目的室」。
乳児を持つママさんに、ぜひ知ってもらいたいサービスですよ。
今回は、新幹線での授乳対策についてご紹介します。
新幹線の多目的室で授乳はできる?多目的室を利用する方法は?
新幹線の多目的室は、身体の不自由な方と具合の悪い方、
そして小さなお子さん連れのお客さんのために設置されたものです。
多目的室は、新幹線の座席2席分クリアの幅で、引き延ばすとベッドのようになります。
多目的室は、身体の不自由な方具合が悪い方が優先となりますが、
利用者がいない時は、赤ちゃんの授乳や着替え、おむつ替えなどに利用することができます。
多目的室がある号車
- 北海道新幹線
E5系はやぶさ、はやて→5号車
- 東北・山形・秋田・上越新幹線
E2系はやて、やまびこ、なすの、とき、たにがわ→9号車
E3系つばさ、やまびこ、なすの→11号車
E4系Maxとき、Maxたにがわ→8号車
E5系はやぶさ、はやて、やまびこ、なすの→5号車
E6系はやぶさ、やまびこ、なすの、こまち→12号車
- 北陸新幹線
E7系かがやき、はくたか、あさま→7号車
E2系あさま→7号車
- 東海道・山陽・九州新幹線
16両編成のぞみ、ひかり、こだま→11号車
8両編成のぞみ、ひかりレールスター、こだま、みずほ、さくら→7号車
多目的室を利用したい時
多目的室は、利用者がいない時は鍵がかかっています。
多目的室を利用したい時は車掌さんに申し出てください。
ちょうどいいタイミングで車掌さんが回ってきてくれれば良いですが、
うまく合わないかもしれません。
そんな時は、車掌さんがいる乗務員室に言って声を掛けてください。
また、使用後は車掌さんに終わった胸を伝えて、施錠してもらいましょう。
なお、車掌さんを見かけない場合は、車内販売の女性に伝えると、車掌さんに携帯で
連絡してもらえます。
新幹線の多目的室が空いていない時にオススメの授乳方法は?
多目的室が空いていない場合は、洋式トイレか座席で授乳しましょう。
【座席で授乳】
授乳タイプの洋服や授乳用ケープ、タオルなどで覆えば大丈夫です。
隣の席が旦那さんなどご家族なら安心ですが、知らない方と乗り合わせた場合は、
あらかじめ断っておくと良いでしょう。
授乳をすれば、赤ちゃんはそのまま寝てくれるケースが多いので、
かえって座席での授乳はラクです。
座席は、授乳するときは窓際が良いですが、
トンネルに入った時など等に反射してうしろの席の人に姿が見られることがあるので、
授乳の際はカーテンを閉めましょう。
それでも人目が気になるようでしたら、洋式トイレを利用してください。
ちなみに、あまり知られていませんが、ほとんどの列車では新幹線内で
お湯を温めてもらうことができるんですよ。
水と哺乳瓶、粉ミルクさえ用意しておけば哺乳瓶でミルクをあげることもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんと一緒の旅行は、予測がつきにくい事態になることもあって大変かと思います。
また、おっぱいを欲しがる赤ちゃんを抱っこして
多目的室やトイレに移動するのはなかなか厳しいものがありますよね。
特に、帰省シーズンなどは新幹線が込み合って、通路にも乗客があふれて移動するのも一苦労です。
新幹線の切符を予約する際に、座席を指定することができますので、
多目的室とトイレの近くの号車を選ぶと良いですよ。座席で授乳する時は、
隠せるものを用意した上で、お隣の方に声をかければトラブルはないでしょう。