働くお母さんや共働きの夫婦にとって、我が子が保育園を終えて小学校に入学するのは、
喜ばしいことと同時に、放課後の過ごし方について考えなければならないことが多いですよね。
放課後の子どもたちの行き場の最たる場所が、学童保育施設です。
そろそろ、学童に入れるかどうか決めて、申請する時期に差し掛かってきました。
「学童ってどんな感じなんだろう」「学童に入れるのはかわいそうかな?」
「学童に入ったら習い事はできるのかな?」…などなど、
未知の世界にお悩みのお母さん方も多いことでしょう。
地域や自治体によって、学童の在り方はさまざまですが、
世間で言われている学童のメリットやデメリットなどをお伝えします。
子どもを学童に入れるのはかわいそう? 学童のメリット&デメリットまとめ。
学童のイメージって、どうですか?子どもがかわいそうなイメージ、ありますか?
その施設にもよりますが、
大抵、小学校から近いところに学童が設置されているケースが多く、
「保育園の延長」とか「放課後の教室」のようなイメージで、
子どもたちは指導員を「先生」と呼んで親しんでいます。
では、学童に入れるメリットとデメリットの具体例を挙げましょう。
メリット
◎一人で留守番させる心配がない
◎毎日の宿題をチェックしてもらえる
◎同級生だけでなく、学年を問わずふれあえる
◎けん玉やコマ、お手玉など、伝統的な遊びを教えてくれる学童が多い
(ゲームや携帯に頼らないで遊べる)
◎お祭りやキャンプなどの行事がある
◎夏休みなどの長期休暇も通えるため、規則正しい生活を送ることができる
◎保護者同士のつながりができる
◎学童での様子を指導員の先生に教えてもらえる
デメリット
▲自分の好きな遊びができないことがある
▲一人でゆっくりできないので、集団行動が苦手な子はストレスがかかる
▲保育料がかかる
▲保護者会の参加。役員を持ち回りで担当しなくては ならない場合もあり、
負担になることもある
子どもが学童に通っている場合、習い事はどうするべき?
学童に通っている時間帯に習い事がある場合について、結論から言えば「OK」です。
事前に指導員に申告していれば、学童の時間内に習い事に行ったり、
習い事が終わってから学童に行く、ということもできます。
ただし、施設の規則によりますから、お近くの学童に問い合わせてみてください。
また、最近、民間の学童保育施設では、本格的な習い事ができるカリキュラムを組んでいる
ところが多くなってきています。
例えば・・・
- 英会話 ●理科実験 ●絵画
- ピアノ・バイオリン
- そろばん ●脳トレ ●書道
- 体操 ●柔道
などなど、学童保育と塾・習い事が合併したような施設です。
中には、送迎もしてくれるところもありますので、民間の学童という選択肢もある、ということを
知っておいてください。
ただし、もちろん、自治体の学童保育と比べると、保育料が高額になりますが、
習い事と合わせての金額、と考えれば納得いきますよね。
まとめ
学童に入れることで得られるのは、
何といっても「一人にしないから安全・安心」というところですよね。
自治体の学童では、4年生まで受け入れるところが
多いようですが、この頃は6年生まで通える施設もあります。
高学年になったら、お子さんの意思で通う・通わない、を決めれば良いと思います。
学童の親たちは、同じように働くパパ・ママですから、
お互いの大変さを理解しやすく、学校のクラスの保護者とは違った意味でつながりが深まります。
学童のママ友同志で、送迎など助け合うこともできます。
お子さんにとってはもちろん、お母さんにとっても良い選択ができることを願っています。