普段、食器などを洗う時は洗う物によってスポンジを使い分けていますか?
やわらかいスポンジ(表)と硬いスポンジ(裏)が一体になった
スポンジもありますが、表・裏によって、洗う物で使い分けしていますか?
使い分けを、「したほうが良い」or「しなくても良い」…どちらが良いか
きっぱり白黒をつけるなら、「したほうが良い」です。
洗う対象に、それぞれ物性があり、スポンジにも素材の違いによる相性があるからです。
では、どのように使い分けしたら良いかをご紹介します。
食器用のスポンジは洗う物で使い分けをした方がいい?油ものの場合は?
洗う物によってスポンジを変えることは衛生面で安心ですし、
スポンジの耐久性がアップしてそれぞれ長く清潔に使うことができます。
まず、スポンジの種類とその特長を一挙にご紹介しましょう。
スポンジ① スポンジのみ
ほとんどのスポンジの素材はポリウレタンで、
やわらかく弾力があって洗剤の泡立ちが良いです。
キズをつけずに汚れを落とすので、
ガラスや陶磁器に適しています。
スポンジ② 表裏一体・裏は研磨粒子なしの不織布
濃い緑色じゃない、オレンジ色や白色のやや硬めの部分が裏に
くっついたスポンジ、ありますよね。
裏の部分は、ナイロンなどの繊維を細かくからめた不織布です。
この後でも説明しますが、濃緑色の硬い部分には研磨粒子が入っています。
この不織布は、あまりキズをつけないで洗うことができるため、
キズをつけたくないテフロン加工のフライパンや調理器具を
洗う時に便利です。
スポンジ③ 表裏一体・裏は研磨粒子ありの硬い不織布
裏部分の素材は、上記③と同じ不織布ですが、
研磨粒子も含まれているので、
鍋のガンコなこびりつきやフライパンの底などのコゲを落とす時にオススメです。
スポンジ④ ネットスポンジ
細長いスポンジに白いネットがかけられたスポンジ。
やわらかく折り曲げて使えるため、
汚れが少ないコップなどガラス製品を洗う時に便利です。
スポンジは、大きく分けてこの4つです。油ものを洗う時は、まずは油汚れを拭き取るか
お湯で流した後に洗いましょう。
スポンジは、キズをつけたくない物には①と④、
そして②・③のやわらかい面で洗ってください。
ただ、油ものを洗った後に同じスポンジを使う場合、油分が他の食器に移ることもありますので、
気になる人は、油もの専用のスポンジを確保すると良いでしょう。
食器用のスポンジは素材が違う表裏では洗うものを分けるべき!
表・裏一体型のスポンジは、上記で述べたように
素材が違うため特長がかなり異なります。
その特長を充分に生かせるような使い方をすると良いですね。
単純に言えば、キズをつけたくない食器はやわらかい面(表)で、
汚れがこびりついた食器や調理器具には硬い面(裏)を使いましょう。
硬い面(裏)にも、ソフト(上記②)とハード(上記③)があります。
例えば、普段使いを②にして、ガンコなこびりつき汚れ&コゲを
落とす際には、③の裏面のみだけの商品(ナイロンたわし)も
ありますので、それを活用するのもオススメです。
まとめ
あるアンケート調査によると、実際に、スポンジを分けている人・分けていない人の割合は
だいたい半々のようです。
どちらかと言うと、「分けないと気持ち悪い」とか
「油ものを洗った後に子どものマグカップを洗いたくない」など
その人の生活環境や性格的なものに左右されます。
分ける・分けない、いずれにしても洗い物の大きなポイントがひとつあります。
それは、汚れがひどいものは、あらかじめキッチンペーパーや新聞紙、布などで拭き取ること。
スポンジに汚れがついて変色するのって、イヤですよね。
環境のためにも、汚れを拭き取ってから洗うようにしましょう。