年が明けて3月の頃は、特に引っ越しが多いシーズンですね。
引っ越しでは色々とやることがありますが、ご近所さんへの挨拶回りもそのひとつ
何事も初めが肝心!新地で気持ちよく暮らしていくためにもそつなく、
うまくこなしたいものです。
挨拶の品物を手渡すとき、昔からよく“向こう三軒両隣”と言われていますが、
どんな品物をどれだけ配ればいいのでしょう?
なお、最近は単身女性を狙った事件も少なくなく、
防犯の意味でも一人暮らしの女性は少し様子を見たほうが良いかもしれません。
今回は、初めて引っ越しを経験される男性に向けた引っ越し挨拶の基本と
マナーをご紹介します。
引越しの挨拶の際に渡す品物の渡し方に決まりはある?
どのお宅に挨拶する?
マンションやアパートなど集合住宅に引っ越す場合、
挨拶する範囲は次のようなイメージで行うと良いでしょう。
- あなたの部屋の両隣(右&左)
- あなたの部屋の上&下
合計、4軒です。
お隣さんと上下の階の方は、例えば騒音や水漏れなどあらゆる事態を想定したときに
顔を合わせる機会がありそうな位置関係ですので、この4つのお宅はぜひおさえておきましょう。
両隣のもう一軒向こうは、ケースバイケースで、少し様子を見てからでも良いと思います。
それと、大家さんへの挨拶もお忘れなく!
・・・ということで、挨拶の品は最低「5個」用意すると良いでしょう。
品物は何を選ぶ?
では、どんな品物を選ぶと好感度が良いか考えてみましょう。
まず、予算は「500~1,000円」が相場です。
無難な品物、つまり“もらっても困らない定番モノ”が良いですね。
例えば、次のような生活必需日品です。
- お菓子→日持ちのする焼き菓子や煎餅の箱詰め
- 食品→乾麺や缶詰など日持ちのするもの
- お茶→コーヒー・紅茶・煎茶などのティーバッグセット
- 洗濯用洗剤→CMでよく見る有名メーカーのものが無難
- タオル→好みがあるのでシンプルなもの
- 入浴剤→例えば温泉のモトのバラエティーセットやアロマ入浴剤
- ティッシュ→普段使いではない高級ティッシュ
- キッチン用品→ラップ、ふきん、台所用洗剤など
※大家さんには少し見栄えのする1,000~1,500円くらいの菓子折りが良いでしょう
品物にかけるのし紙には、
上部に「御挨拶」、下部に「自分の苗字」を書きます。
引越しの挨拶で不在が何回も続く場合はどうすればいい?
挨拶のタイミング
引っ越し作業が一通り終わった後に伺うのがベストです。
時間帯は、19:00頃までが失礼がないでしょう。
19:00までにお相手が不在の場合は、翌日にしましょう。
だいたい、10:00~19:00が目安です。
挨拶のキーワードに「引っ越し作業でお騒がせしました」と
ひと言添えると、好印象ですよ。
不在が続いたら?
品物に一筆書き添えて、ドアポケットやポストに入れておきましょう。
書き添える文章は、このようなイメージです。
「はじめまして。
○月○日に、○○号室に引越して参りました○○(名前)と申します。
何度か挨拶にお伺いしましたが、ご不在のようでしたので
手紙にて失礼いたします。引越し当日は、お騒がせいたしました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は単身の若い男性用に、賃貸の集合住宅をイメージしてご紹介しました。
もし、一軒家に引っ越すのであれば、両隣と向かい側にある3軒にご挨拶に回ると良いでしょう。
この場合、自治会の会長さんにもご挨拶して、ゴミ捨て場の位置や注意点などを
伺っておくことをオススメします。
特に都心では、隣に誰が住んでいるのかさえ知らない、という状況もよくある話ですが、
イザというとき、やっぱり頼りになるのは人と人とのつながりです。
挨拶されて嫌な人はいませんし、嬉しいですよね。
毎日気持ちよく過ごしていくためにも、自分から声がけしてみると良いですよ♪