赤ちゃんのお世話は大変です。
ぱっと思いつくのは、ミルクをあげたり、オムツを替えたりすることだろうと思うでしょうが、
お母さんから言わせれば「それだけなら苦労しない!」
赤ちゃんは自分の事はできないばかりか、今の状況をあまり理解できません。
こちらは必要だからやっていることが、赤ちゃんにとっては恐怖の何物でもないこともあります。
パニックなった赤ちゃんに、こちらもパニック・・・。
お風呂に入れようとすると、火が付いたように泣いてしまって、それだけで疲れる、
なんて良くある話です。
赤ちゃんの体を洗うと嫌がる理由は?
赤ちゃんがお風呂で嫌がったり泣いたりする理由は、いくつかあります。
・眠たい
・お腹がすいている
・いきなり裸になった
・お風呂が熱い
・お風呂の水音にびっくりした
・以前石鹸の泡が目や鼻、耳に入っていやだったから
・顔や頭に、お湯を乱暴にかけられた
・お母さんがいい!お父さんいや!
「うわ、こんなにあるの?」
と思われるでしょうが、赤ちゃんは言葉をまだ話せません。
ご両親に伝えたいことはいろいろあるでしょうが、赤ちゃんがそれを伝えるには、
ボディーランゲージだけしかありません。
つまり、嫌がって泣くことですね。
言葉で意思を伝えることに慣れている大人にとっては、
赤ちゃんは異次元の存在に見えてしまいます。
赤ちゃんが嫌がる原因はある程度分かっていますので、
まずは対策をして赤ちゃんの恐怖を抑えるようにしましょう。
赤ちゃんの体を洗うと泣く時は〇〇をすればいい!?
ところで、赤ちゃんの体を洗う時、みなさんはどうやって洗っていますか?
「いや、自分のボディタオルで軽く・・・」
という方、ちょっと待ってください。
もしかすると、これが原因で泣いてしまっている可能性がありますよ。
赤ちゃんのお肌は大変デリケートです。
赤ちゃんのお肌は、大人と比べて薄く、皮脂の分泌も安定しておらず、乾燥しやすく、
外からの刺激に弱いのです。
ですから、ちょっとしたことでも痛いと感じるし、傷がつきやすいんですね。
「面倒くさいから」と大人が使っているタオルでこすってしまうと、赤ちゃんはとても痛くて、
お肌に傷がたくさんついてしまいます。
傷がつくと、お湯をかけたときヒリヒリしますので、余計に赤ちゃんは泣いてしまいます。
赤ちゃんを洗う時は、必ず赤ちゃん専用のスポンジにして、使い分けしましょう。
スポンジは海綿など、専用のものがありますが、こんにゃくスポンジはアレルギーを発症
することがあるそうです。
また、スポンジではなく、ガーゼやコットンの沐浴布でやさしく洗うのもいいでしょう。
赤ちゃんは裸にされると、恐怖を感じて泣いてしまいますので、
この布を体にかけてお風呂を入ると、落ち着いてくれます。
できたら大きめの布がお勧めです。
お風呂に入っている間、赤ちゃんは布を握っていることがあるので、
短い布だと体を洗うことができません。
大きい布ですと、あかちゃんが布をつかんでいても布には余裕がありますので、
つかんでいない部分で体を洗うことができます。
赤ちゃん専用のスポンジやガーゼなどでも泣いてしまう場合は、
スポンジではなく「手」を使って洗いましょう。
石鹸を使っているのであれば、手でも十分汚れを落とすことができます。
泡立てた石鹸を手に取って、なでるようにやさしく洗ってください。
手で体を洗うのは、肌の弱い大人でも勧められている方法です。
石鹸を洗い流すときは、勢いの強いシャワーを使うと、これも赤ちゃんが痛がります。
手桶でゆっくり洗い流す方がいいですよ。
まとめ
お風呂が最初から大好き、という赤ちゃんはいますが、そんなに多くはありません。
ほとんどは、徐々に慣れていって、お風呂を怖がらなくなります。
「お風呂に入れなきゃダメかあ、泣くだろうな。」
といやな顔を赤ちゃんが見ると、「うわあ、やっぱりお風呂っていやなものなんだあ。」
と感じてしまいます。
明るい顔で、たくさん言葉を掛けながら、赤ちゃんとお風呂に入って下さいね。