春先になると腕がかゆくなるなどの肌トラブルはおこっていませんか?
もしかしたらそれは、花粉症が原因なのかもしれません。
意外と気づいていないかたも多い、花粉症による皮膚アレルギー症状について、
症状や対処法など詳しくご紹介します。
花粉症の肌荒れで腕に湿疹ができた場合の対処法とは?
日本人の花粉症の割合は、調査の結果25%以上いるとのことですが、その他に
潜在的な花粉症保有者はおよそ40%に達しているようで、総合的には相当な数の
かたが花粉症の症状に悩まされているということになります。
花粉症の初期症状として、目のかゆみや鼻水などから始まり、それ以外の諸症状が
徐々に出るかたが増えています。
今回取り上げる「花粉症皮膚炎」もまさに花粉症の症状の1つです。
以下のような症状が多くみられます。
・3月から5月にかけて症状が多く出る
・赤い発疹ができ、激しいかゆみを伴う
・肌が乾燥して粉っぽくなる
・ヒリヒリとした痛みを伴う
皮膚から花粉のアレルゲン物質が体内に侵入し、皮膚に炎症が起こることで症状が出て
しまいますので、皮膚を保湿して肌の乾燥を防ぐことと、花粉に肌が接触しないような
対策が不可欠です。
とくに季節の変わり目は気温の変化で乾燥しやすく、3月ごろからは紫外線も増える傾向に
あるので、お肌のダメージを軽減することが重要です。
それでは、湿疹ができてしまった時の対処法をご紹介しましょう。
①必要以上に刺激をあたえない
皮膚炎をおこしている肌の表面は、健康な時と違い、肌のバリア機能が低下している
状態です。肌に刺激のある衣服の素材をさけましょう。
②保湿する
こまめに保湿することで肌の機能低下を補い、乾燥から守ることができます。
もし保湿剤がしみたりする場合は使用を中止しましょう。
花粉の肌荒れで湿疹ができた場合に自宅で簡単にできる対策は?
花粉症による湿疹どうかは、自己判断ではわからないこともありますので、
皮膚科を受診して確認しましょう。
皮膚科に行くまでの間は、自宅で簡単にできる緩和対策をしておくと症状が
落ち着くこともありますので、様子を見ながらお試しください。
◆肌に触る服は木綿などの低刺激の素材にします。また、花粉が患部に付かない
ように、衣類に付着した花粉を粘着テープなどでこまめに取ったり、衣類は部屋
干しにしたり、長袖などを羽織るのも効果的です。
刺激をあたえないように、お風呂などではあまりこすらず、湯をかけ流す程度に
しましょう。
◆清潔にして保湿を心がけましょう。肌が乾燥していると余計に皮膚の保護バリア
機能が低下しやすくなるので、普段使っているものがしみてしまうようだったら
低刺激のものなどを使って十分保湿してください。
肌が弱っている状態なので、無理をせず、もし痛みなどがある場合はすぐに使用を
中止してください。
◆かゆみが酷くかき壊してしまうと、ミミズ腫れができたり、炎症をさらに悪化させて
しまいますので、かかずに冷やすなどしてかゆみを抑えましょう。
市販のかゆみ止めなども、効果があれば使用すると楽になりますが、できれば長期間の
使用をさけ、皮膚科を受診してください。
◆睡眠不足や栄養不足も花粉症の症状を悪化させる原因になっています。
花粉症の症状が出やすい時期は早めに体を休めて、肌に効果的なビタミン類をサプリで
補ったり、栄養のバランスに心がけましょう。
まとめ
花粉症からくる肌荒れはとても辛いものです。
身体が弱っているサインだと受け止めて対策をすれば、長い期間悩まされずに症状を
緩和することもできます。
忙しい予定を少し省いて、ご自身の身体のためにゆっくりと過ごしてみるのも
いいかもしれません。
そして、こんな体調不良の時は、まわりにいる家族や仕事場の仲間に頼ってみるのも
悪くないかも知れないですね。