「猫背は体に悪い」
みなさんが良く知っていることですよね。
筆者がこどもの頃は、よく親から「また猫背になっているな!」と注意されたものです。
確かに猫背は、見た目が悪いし、仕事中、悪気がなくてもそんな姿勢を続けていたら
「何、あの態度」と注意されることもありますよね。
ではなぜ猫背が体に悪いのか、改めて考えてみましょう。
猫背がもたらすココロとカラダへの悪影響とは?
猫背とは、まるで座った猫のように背骨が内側へ丸くなった状態をいいます。
背骨が丸まっている、ただそれだけの状態です。
しかし、この状態は「万病のもと」と言われているんですよ。
猫背になったままだと、以下のような悪影響があるかもしれません。
・脳梗塞
・偏頭痛
・めまい
・肩こり
・しびれ
・呼吸器官の不調
・腰痛
・ヘルニア
・便秘
・内臓の不調
・膝の痛み
など
ざっと挙げただけでも、これぐらい出てくるほど、猫背は体に悪いんですね。
背骨が曲がると、胸や腹部にある内臓が圧迫されて、活動が滞ってしまいます。
また、背骨につながる腰骨にも無理な力がかかってしまい、
それを避けようと無意識に変な動きをしてしまって、腰痛や足の痛みを起こします。
また、5㎏もある頭蓋骨をうまく支えることができなくなるので、
首や肩に余計な負担がかかってしまい、こりの原因にもなります。
背骨は体のパーツを結んでいますから、ここがだめになるとすべてがだめになるんですね。
また、背骨は骨だけではなく、重要な神経が通っています。
中枢神経と言って、脳から背骨にかけてまっすぐと伸びています。
そこからいろいろな神経に分かれて、すべての器官につながっています。
この神経を通って、脳からの命令が届いているんですね。
背骨が曲がると、神経も曲がります。
神経が曲がると、神経がうまく働かなくなり、つながっている体の内臓にも、
脳からの命令を伝えることが難しくなります。
内臓の調子が悪くなるのはもちろんですが、怖いのは、精神面でもダメージがあるということです。
神経が働かなくなる、ということは、神経で動く人の感情もおかしくなるんですね。
自律神経失調症は最も言われている症状です。
そこから、うつなど重い病気になってしまう危険性があります。
背骨が曲がる、それだけで人間の体が悪くなってしまいます。
猫背の悪影響とサヨナラ!猫背を改善させる簡単ストレッチ法は?
猫背を治すには、普段の姿勢を変えることです。
最近では、スマートフォンを利用するときに、ついつい背中が丸まってしまうことが多いですよね。
スマートフォンを使う時には、上から見下ろすような見方ではなく、
できるだけスマートフォンを目の高さまで上げて見るようにしましょう。
背骨だけでなく、首の骨も曲がることを防ぐことができます。
また、デスクワークをする際には、猫背対策の椅子を使うのも手ですね。
猫背対策のグッズもありますので、すぐ猫背になっちゃう、という方は、利用してみましょう。
とはいえ、気にはなるけれど、そこまでガチガチに対策なんて・・・、と思ってしまいますよね。
そこで、ちょっと気になったらすぐにできるストレッチを紹介します。
座っていても立っていてもできますよ。
まず、両手を背中で組みます。
胸がぐっと張って、背中がピンとしますよね。
背中を伸ばしたまま、組んだ手をできるだけ体から離してみましょう。
息を止めずに、10秒度そのままにしましょう。
いかがでしょうか。
簡単ですので、仕事中でもさっとできそうですよね。
まとめ
筆者は机に向かって作業をすることが多いので、肩こりには悩んでいました。
そこで、ストレッチポールを使ってストレッチをしています。
ストレッチポールは、その上に寝るだけで自然と背骨がまっすぐになるようになっています。
特別な技術も体力も気力も必要ありませんので、猫背で悩んでいる方にもおすすめです。
筆者の場合、肩こりで作業を中断することがなくなりました。
姿勢も心持ちよくなったような気がします。
寝るだけで効果はあるので、三日坊主の方でも続けやすいと思いますよ。