埼玉県北部に位置する北本市は、自然が豊かで桜の名所としても知られる人気の
お花見スポットです。
数ある日本の桜の中でも5大桜に選ばれている、国の天然記念物「石戸蒲ザクラ」の
見所や、アクセス方法をご紹介します!
石戸蒲ザクラのライトアップはどこで見られる?
樹齢およそ800年を誇る石戸蒲ザクラは、エドヒガンザクラとヤマザクラの自然
交配種で、世界に1本だけの品種です。江戸時代から「樺桜」の名で親しまれ、
当時から江戸じゅうで評判の桜だったようです。また、大正11年に国の天然記念物に
認定されました。
源範頼(源頼朝の弟)にまつわる物語が残り、著名人の書物や筆絵にも残されています。
このところ観光客も増え、毎年約3万5,000人が訪れる人気スポットになっています。
▼源範朝伝説
https://ja.wikipedia.org/wiki/源範頼
石戸蒲ザクラの所在は「東光寺」境内です。無料で開放しており、お寺のある丘の
下には、約120台収容ができる無料駐車場も完備しています。
▼石戸蒲ザクラ・アクセス
昼間は駐車場が非常に混みあうことがあるので、その場合は、通り抜けのできる
「北本自然観察公園」や、桜土手の名で知られる「城ヶ谷堤」など、周辺の桜
スポットの駐車場も無料で利用可能です。
▼城ヶ谷堤(桜土手)
そして気になるのが「石戸蒲ザクラ」の開花時期ですが、周辺のソメイヨシノと
比べるとやや遅めで、3月終わりから4月の始まりごろが開花の目安となっています。
満開時期は、例年開花の3~8日ほど経ったころが見頃となっていますので、4月の
始まりごろから1週間ほどが一番の見頃時期と予測できます。
https://www.instagram.com/p/BTK2UI3lFVr/?tagged=石戸蒲ザクラ
石戸蒲ザクラの開花日と満開日(平成22~29年)
区分 | 開花日 | 満開日 |
平成29年 | 4月3日 | 4月9日 |
平成28年 | 3月31日 | 4月5日 |
平成27年 | 3月30日 | 4月1日 |
平成26年 | 3月31日 | 4月4日 |
平成25年 | 3月21日 | 3月29日 |
平成24年 | 4月6日 | 4月12日 |
平成23年 | 4月8日 | 4月11日 |
平成22年 | 4月4日 | 4月9日 |
この見頃の時期に合わせて、石戸蒲ザクラの所在地である「東光寺」境内で
夜間ライトアップも行なわれています。
開花後の蒲ザクラは、昼間の姿も圧倒的な存在感ですが、夜桜が闇に浮かぶ姿はとても
神秘的で、一度は見ていただきたい美しさです!
また、花弁の数が多いので、見頃を少し過ぎたあたりの桜吹雪のライトアップも
風に舞う桜が、何とも言えない美しさです。
石戸蒲ザクラのライトアップを見るためにベストなアクセス方法は?
石戸蒲ザクラのライトアップは、開花時期と併せて行われています。
蒲ザクラ駐車場は約120台の収容があり、お花見時期も無料で出入りできて、
しかも夜は比較的停めやすいのでおすすめです。
《車の場合》
①国道17号の「山中」交差点を北本市街へ曲がり、線路上をとおる陸橋を通りすぎ、
西口郵便局をすぎたマクドナルドの信号を左折します。
②道なりに5分ほど行くと、蒲ザクラバス停前のむかいが駐車場です。
《駅からバスの場合》
①西口バス停の「石戸蒲ザクラ入口」もしくは「北里メディカルセンター」バス停で
下車します。夜間は、「石戸蒲ザクラ入口」の運行が極端に減るため、北里メディカル
行きが確実です。
②北里メディカルセンターでバスを降りた場合、病院前の通りを上り方面に歩いて
行き、病院向かいの駐車場が終わった所を右へ折れて道なりに進みます。
下り坂になっている道をそのまま進んで、今度は上り坂を道なりに進み、突き当りを
左へ折れて5,60メートル行くと、石戸蒲ザクラのある「東光寺」へ着きます。
まとめ
石戸蒲ザクラのライトアップ姿は、昼間よりもずいぶん人が減って、ゆっくりと
見学することができると思います。
少し道をそれてしまうと周辺はあまり外灯がないため、ライトを持っていくと
いいかもしれないです。
ワンちゃんを連れて、お散歩がてらも楽しいですよ。
城ヶ谷堤も、出店やライトアップがされていますのでぜひ併せて足を運んで
みてくださいね。