指紋認証は、指紋が一人ひとり全く違うことを利用したシステムです。
筆者がこどもの頃は、指紋なんて犯罪がらみの話でしか出てこなかった気がしますが、
今では至る所で利用されていますよね。
スマートフォンを始め、出入国、ドアのロック、あるいは勤怠チェックなど、
本人確認やセキュリティーが必要な場面で出くわすことがしょっちゅうです。
それだけ精度もあがって、セキュリティーなどで活用されているのですが、
場合によっては、機械が指紋を読み取ってくれないことがあります。
指をのせるだけで簡単、という気持ちで操作しますので、
ちょっとでもうまくいかないとイライラしてしまいますよね。
さっと作業が終わるのも利点のシステムですから、こんなことで、もたつきたくはありません。
指紋認証がしない原因はこれだ!
指紋を読み取ってくれない原因は、だいたい以下の通りです
・指が汚れている
・スキャンする部分が汚れている
・スキャンする部分に載せた指の角度がおかしい
指が汚れていては、当然正しい指紋で読み取ることは不可能です。
汚れに限らず、指をけがしていた、薬品など使っていて指紋が薄くなっていた、
ということもあります。
また、指が冷えていた、濡れていた、乾燥していた、ということでも認証しづらくなります。
逆に、スキャンする部分が汚れていても、正確に読み取ってくれません。
汚れとは別に、指を乗せる部分に保護シートが少しはみ出ていても、
読み取ってくれないこともあります。
特に指紋認証をホームボタンで行うiOSシリーズの場合、ホームボタンに保護シートが部分的に
ずれてしまっていることがありますよね。
このままで指紋認証をすると、正確に読み取ってくれない場合があります。
ずれていた場合は、新たに保護シートを貼りなおすか、ずれたところをカッターなどでカット
してください。
また、スマートフォンを利用する場合、いつも落ち着いた気分で手に取っているでしょうか?
時間に追われながら操作する、ということも結構ありますよね。
指紋を登録した時と同じ角度でスキャンしないと、機械は違う指紋だと勘違いすることがあります。
指紋認証する際は、一呼吸おく必要がありそうですね。
指紋認証がしやすくなる3つのコツ!
原因を上げてみると、けっこう単純な理由なのですが、いざ指紋認証をしようとしたとき、
都合よく指紋認証がスッとできる状態になっているでしょうか?
「あっ、スマホスマホ!」と思ってスマホに手を伸ばそうとしたけれど、
今している作業で指が汚れていて触れない、ということもありますよね。
そういった場合に備えて、指紋を登録する際は、人差し指1本だけではなく、
可能な限りたくさんの指紋を登録しましょう。
いつも使っている親指、人差し指だけではなく、汚れる可能性の少ない薬指、
小指も登録しましょう。
iOSでは1台につき5本、androidでは機種によって違いますが、5本前後、指紋を登録すること
ができます。
裏技で、5本以上登録ができるらしいのですが、認証精度が落ちるらしいので、
登録は正規の本数でしたほうがよさそうですよ。
指が汚れただけでなく、けがをしたときでも慌てなくて済みますね。
また、常に手が荒れている人は、お手入れをしてみてください。
特に「やけに人差し指の先だけが荒れているなあ。」と感じる人は、
頻繁にスマホを利用している可能性がありますが、いかがでしょうか?
スマホを使う時、指は常に画面と摩擦を起こしています。
その分、指先の油分がスマホにとられてしまって、そこだけ乾燥してしまうんですよね。
指先に、白く皮膚の模様ができている、という人は明らかに乾燥しています。
尿素入りのクリームを使ってお手入れするといいですよ。
また、パソコンをよく使う方も、同じような症状が出ていることがあります。
指紋認証が上手くいかない方は、一度自分の指先をよく見てくださいね。
そして、常にスマホは清潔にしておきましょう。
スキャンする部分だけではなく、常に全体を拭いておくことで、人にスマホの画面を見せたりする
際にも慌てなくて済みます。
特に、手や顔の油がすぐにスマホについてしまう、という方は気を付けて下さいね。
通勤時、電車を待っている間などスマホを見ることが多いという方は、その時に、
さっとスマホをぬぐいましょう。
車の方は、信号待ちなど車を止めているときに、さっとひとふきするだけで結構です。
これ以上することがない、というすきま時間で掃除することが、長く続けるコツですよ。
まとめ
最近は、指紋認証を超えて、目や顔で認証することができるようになりました。
急速に認証技術が発達しているので、もしかすると、指紋認証も廃れ行く存在なのかもしれません。
けれど、新しいスマホにホイホイ換えられるか!高いのに!なんて思いますよね。
指紋認証だけではなく、パスワードやフリックでのロックもできますので、
自分に合った方法を使ってくださいね。