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豆まきで余った豆は福茶にしてココロもカラダも温まろう!


「鬼は~そと!」「福は~うち!」と炒った大豆をまく節分。ひとしきり豆を

まき終わったあと、のこった豆を年の数たべて…それでも残っているからさらに

追加で食べてもけっこう余ってしまうことがありますよね。そんなときオススメ

なのが福茶です。意外とカンタンに作れておいしいんです!

 

節分の豆まきで余った豆で作る福茶とは?

もともとは、京都や関西地方の習慣だった福茶ですが、最近ではいろいろな

地域で楽しまれています。

福茶で使用する材料は、疲労回復などにも良く、縁起が良いとされるものや、

ゲンかつぎとされる材料が多く使われています。

材料の持つ意味や効能は以下のとおりです。

 

福豆

まめに働く・まめに暮らす

炒った大豆は固く、災いを追い出すという意味や、穀物の生命力には魔よけの

力が備わっていると考えられています。

栄養素としては、タンパク質やカリウム、カルシウム、ビタミンなどが多く

ふくまれ、コレステロールを下げたり血液の中の汚れをきれいにする役割が

あります。

 

 

梅干し

松竹梅のめでたいもの

梅干に含まれるクエン酸は疲労回復に効果があるだけでなく、疲れにくい体を

つくります。また、三大病につながる動脈硬化などの予防にも効果的のある

すぐれものの食材です。

 

 

昆布

よろこぶ

血圧や血糖値を抑える作用があり、昆布の食物繊維には、腸のはたらきを整えたり、

ダイエットにも効果があります。

 

福茶は健康的で体にとても良いものだということがわかりますね。

忘年会、お正月、新年会とたのしい時間が続いて、ついつい飲んだり

食べたりが続いているとき、癒してくれる一杯にもなりますね。

 

 

節分に福茶を飲む由来は?福茶は簡単に作れるの?

 

そもそも「福茶」の起源はいつ頃なのでしょうか?

なんと、さかのぼること平安時代。

 

はやり病を何とかしたいと思った男性が観音さまを手で彫り、人力車に

乗せて運びながら各地をめぐっていました。その観音様にお供えした

お茶を飲んだ人の病気がたちまち治ってしまった、という言い伝えが

福茶の始まりとされています。

 

また、お正月に飲まれる福茶は「大福茶」などとよばれ、新たな新年の

縁起をかつぐ習わしとなっていますが、厄を外へはらい、福を内に呼びこむ

節分のときに飲む福茶も、災いを遠ざけ、家族の健康や長寿を願う習慣

として広まっていきました。

 

もともと節分も、季節が移りかわる「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の

4つを指しました。とくに、冬から春に季節が変わる時期を1年の始まり

として大事に思っていきました。その節目に厄払いをするという風習が

全国で広まり、福茶の歴史も自然と引きつがれてきたのです。

 

 

ではここで、福茶の作り方をご紹介します!

作り方はいたってカンタン!

 

 

 

 

☆一般的な福茶の作り方☆

福豆3粒・塩昆布ひとつまみ・梅干ひと粒を湯のみに入れて熱湯を

注ぎます。

福豆はお好みで増やしたり、炒ってひと手間加えると、香ばしい福茶が

楽しめます。

黒豆やかつお節、ゆずこしょうなどで風味を自由に変えても良いですね。

熱湯の代わりに、緑茶・ほうじ茶などを注いでも美味しくいただけます。

福茶の請けに恵方巻を用意して、お祝いとして楽しんでも盛り上がりますね。

 

まとめ

 

寒い季節にココロもカラダも温まる、福茶の由来やステキな効能をご紹介しました。

昔から伝わる福茶は、節分で残った福豆のリメイクにも一やく買うほか、

今の時代にもマッチした、癒しをもたらしてくれる飲み物です。

忙しい合間にほっと一息。

次回の節分は、いつもと違った福茶の香りをぜひ取り入れてみてくださいね。

きっと、ひと味ちがった楽しみかたが見えてくるでしょう。

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