日本独自の行事といえば、お彼岸ですよね。
お彼岸はお正月や節分のように何か決まった特徴のある行事ではありませんが、
お墓参りに行くということはご存知の方も多いはず。
簡単にいうと、ご先祖様に感謝しつつ日常生活では正しい行いを心がける日。
よし!日本の行事だし、ちゃんとお彼岸も行事として取り組もうと思ってもいつ御墓参りに行けば良
いかなど分からない方もいらっしゃるかと思い、今期は2018年のお彼岸について記事にします!
2018年のお彼岸の日にちは?墓参りはいつ行けばいい?
お彼岸は秋の行事では?という疑問を持たれる方もいらっしゃると
思いますが、実はお彼岸という行事は1年に2回春と秋にあるということを
ご存知でしたでしょうか。
一般的に言われている「お彼岸」とは春の行事、また、秋の行事は
「のちのお彼岸」と言われているそうです。
ちなみに、2018年のお彼岸の日にちを紹介します。
◆お彼岸 [3月18日(日)〜3月24日(土)]
◆のちのお彼岸 [9月20日(木)〜9月26日(水)]
この日にちは毎年同じ日にちというわけではなく、春分の日、秋分の日を
中心に前後の3日間を含んだ期間ということです。
例えば、2018年の春分の日は3月21日(水)です。
その3日前が3月18日(日)、そして3日後は3月24日(土)ですので
先に紹介した期間になるということです。
何れにしても日数は7日間ということに変わりはありませんが、別の年では
日にちがずれているということもありますのでご注意ください。
そして、「7日間もあるなら都合のいい日に行けばいっか!」と思った方、
残念ながらこの7日間の中に「お墓参りの日」(先祖へ感謝する日)という日
があります。それは中日、つまり春分の日・秋分の日ということです。祝日と
いうこともあり実際に多くの方がこの日にお墓参りをされているようです。
お彼岸の墓参りに行けない場合はどうすればいい?
祝日?祝日もお休みなんていう優良企業に勤めておりませんけど?
ご先祖様に感謝もさせてもらえないんですか?なんてイライラされた方には
申し訳ありません。私も日本人は働きすぎだと思っていますが、あなたの休日
を増やしてあげるほどの権力は私なんぞにはありません。
しかし、ご先祖様を敬う素晴らしい心の持ち主のあなたのために、お彼岸の
お墓参りに行けなかった場合のことをお話しいたしましょう。
先にもお話ししましたが、お彼岸とはご先祖様に感謝しつつ日常生活では
正しい行いを心がける日ということなので、何か必ず特別なことをしなけれ
ばならないというわけではなく、その気持ちを忘れないことが大切と言える
でしょう。
それでもお家柄どうしても何かしなければという気持ちがある方は、ご仏壇
にお供えできるような日持ちのするお菓子を送ったり、お金を送るといった
方法を取っている方も多いですね。
ちなみに、どちらも金額的には3千円程度が一般的な相場です。
また、その他の方法としては、お彼岸の期間に関わらずお墓参りをすれば良い
と思います。この場合、どちらが正しいというわけではありませんが、
ご先祖様を後回しにしないという謙虚な気持ちとして、お彼岸の期間の前に
行くのがいいですね。
ご先祖様を敬い、日頃の行いを改めて見直す期間があるなんて、日本人らしい
行事ですよね。ついつい、日常に追われて自分のことばかり考えてしまったり、
忙しさのあまり自分の行動が正しいかなんていちいち考える余裕すらないこの
ご時世には必要な行事なのかもしれません。
まとめ
最近では経済効果を重視し、外国のイベントばかり取り上げられているような気がします。
実際に現代の若者の中にはお彼岸について何も知らない人もいる
でしょう。しかし、彼らが悪いわけではありません。そういった行事に触れる
機会がなかったからだと思います。これからは日本人らしい心を大切にする
ためにももっと日本独自の行事に触れられるような教育や、
取り組みが必要なのかもしれませんね