「海外でインターネットを使用したら、高額請求されるよ。」
海外旅行を計画する際に、友達から聞いた事はありませんか?
それは、海外でデータローミング(音声通話ではなくモバイルデータ通信)を利用した場合、現地の携帯電話会社(キャリア)と接続され、日本で利用している携帯電話会社(キャリア)の「パケット定額」は使うことができません。そのため、ビックリするほど高額の請求がきてしまうということになります。
それではどうしたらいいのか?
「海外でもフリーWi-Fiで十分なのか」、「常にネットを繋げれるほうが安心する」と考えると色んな心配事が出てきますよね。
ここでは、海外外旅行初心者の為に、旅行先でネットにつなぐ3つの方法を紹介します。
現地の公共施設でwifiスポットを利用
「海外ではあまりネットを利用しない」「通信にコストをかけたくない」
メリット
- 誰でも使用できる。
- もちろん無料。
- 日本での準備が不要。
デメリット
- 公共施設内だけの使用。場所が限られている。
- セキュリティーが万全ではない。
- パスワードを教えてもらうだけで苦労する事もある。
公共施設(ホテル、カフェ、駅、空港など)利用者のために無料で使えるように設置したWi-Fiルーターが、フリーWi-Fiです。Wi-Fiの電波が届く場所であれば、スマホやパソコンをインターネットに接続できます。
公共施設でも、パスワードが必要な場所と必要ない場所があります。
パスワードが必要のない場所は駅やショッピングモールとかに多いです。Wi-Fi範囲内であればどこにいても利用できます。
私の個人的感想ですが、パスワードの必要のないWi-Fiは繋がりにくい傾向にありました。特にアジア圏。
パスワードが必要な場所は、ホテルやカフェのような店舗に多いです。こちらのWi-Fiは施設利用者のみにパスワードを教えてます。施設利用者以外の接続を制限してますので、比較的通信速度は速い印象です。
パスワード取得方法は、カフェ、飲食店などであればメニューに書いていたり、直接店員に「Wi-Fi number Please」と言えばだいたいの所はもらえます。
ホテルなどでも、部屋にWi-Fiナンバーを書いていたり、ホテルフロントマンに直接「Wi-Fi number Please」と言えばもらえるでしょう。
注意 ホテルは、ロビーでは無料で利用できるが、客室では有料でしか利用できないホテルもあります。一度この手のホテルに泊まりましたが、明日の予定や調べ物をするときはかなり不便でした。
Wi-Fi接続設定する際に、スマホ画面に見慣れない現地語のウェブページが表示されて、操作の仕方が全く分からなかったり、操作ができてもWi-Fiにうまく繋がらない事が多々あります。個人的には空港で多いイメージがあります。
なんでも無料には弱点つきものです。
日本で海外用wifiルーターをレンタルする方法
「頻繁にスマホを使いたい」「グループ旅行の場合」「通信速度が遅いとストレスを感じる」
メリット
- どこにでも持ち運びができる。
- 通信速度も安定している。
- 友達同士で使える。(使用人数に制限がある場合も)
- 価格が安価なプランもある。(渡航先により変動がある)
デメリット
- 事前準備が必要
- 料金がかかる。(渡航先により変動がある)
- ルーターの受取が必要。(郵送、空港、直接受け取る)
- ルーターの持ち運びが必要。貴重品にあたるので失くすと大変。
まず、荷物が多くなるのがイヤという方には、利用は向いていません。ルーターは常に持ち歩く事が前提となります。
海外用WiFiルーターを利用して、スマホでネットを接続する方法で、旅行中に頻繁にスマホを使いたい方には、オススメです。もちろんパソコンやタブレットにも接続できます。
有休を使って海外旅行へ行く時には、電話はできないがメールで対応できますので安心ですし、友達ともシェアできますので、割り勘でルーターをレンタルすればさらにお得になります。
Wi-Fiルーターはレンタルですので、受取が必要です。基本的には配達ですが、空港やルーターの会社で受取ができるところもあります。返却も同じように、配達、空港で返却、直接会社に返却の段取りになります。
POINTレンタルなので失くしたらどうしようと不安な方の為に、料金を払い保険に入る事も可能ですので、検討されてもいいのではないでしょうか。より安心して利用できます。携帯電話会社の海外パケット定額を利用する方法
「いつも通りに、スマホ使を使いたい」「旅行中の特定の日だけ使えればいい」
メリット
- どこでも使用可能。
- 通信速度も安定している。
- 事前の準備が簡単。
デメリット
- 設定を間違えると料金が、高くなる事がある。
- 利用時間が長いと料金が高くなる
自分が使用しているスマホから、現地通信会社の回線に接続してインターネットを使用する方法です。海外専用パケット定額でも、プランがありますのでご自身に合ったものを選択しましょう。
各携帯電話会社から、提供している専用アプリをダウンロードして利用すれば安心して海外でネットを利用できます。
注意 設定は簡単ですが、間違えてしまうと料金が高額になる可能性があります。利用する携帯電話会社のホームページで確認しましょう。海外パケット定額制は、「1日」単位の定額制ではあるものの、上記と比較すると1,980~2,980円ですので割高な印象ですが、事前準備も簡単、ルーターのように持ち運びしないといけないなどの事を考えるとメリットはあるのではないでしょうか。
「1日」の定義は、たいてい「日本時間の0:00~23:59」ですので使う時間帯は計画的に使いましょう。
また、NTTドコモの「海外1dayパケ」は、「使用開始から24時間」を1日としていますので、利用はしやすいのではないでしょうか。
スマホをルーター代わりにデザリングをして、持参したパソコンやタブレットにも接続できたり、友達も利用したりできます。
使い方としては、フリーWi-Fiを基本にして、旅行期間内にどうしてもフリーWi-Fiが無い場所に行くか、フリーWi-Fiが繋がらない時に利用しましょう。上手く利用すれば価格を抑えられます。
まとめ
日本もですが、フリーWi-Fiは世界でかなり普及しております。観光地であれば正直苦労しません。私も観光地では苦労した経験がありません。
基本的にはここに書いた3つの方法で海外でのネット利用をすれば問題ありません。
どれも一長一短ですが、慣れない海外旅行で、地図アプリ、検索、翻訳アプリを使えるのは心強いですので、ルーターか海外パケット定額を申し込めば安心できるのではないでしょうか。「手軽に使いたい」「通信速度が遅いとストレスを感じる」という方は楽しい旅行にする為に、事前に申し込みをしておきましょう。