皆さんはどんな時にだるまを見かけますか?
お正月などに神社で見かけたり、
選挙の報道で見かけたりすることが多いかも知れません。
だるまは一体どんな時に使うのでしょう。
目のないだるま、片目のだるま、両目のだるま、その違いは何なのでしょうか。
今回はそんなだるまについて一緒に見ていきましょう。
だるまの目入れの時期はいつ?
だるまはそもそもどんな意味で使われるのかご存知でしょうか。
だるまは中国から伝わったもので、願掛けや願い事、
一年の無事などを祈念して購入する場合が多いと思います。
一年を無事に過ごせるようにとお正月に購入したり、
受験や試験の願掛けで購入する人も多いのではないでしょうか。
そんな場合に購入するだるまは、両目がないだるまだと思います。
両目のないだるまに目を入れることで、開眼させるといいますが
眼(がん)を入れる=願を入れるという意味から、
願いを込めてだるまに目を入れる習慣が定着したようです。
一般的な流れとしては、
① だるまを購入する
② 願掛けをしながらまず片目を描く
③ 願いが叶ったら感謝を込めてもう片方の目を描く
という順に目入れしていきます。
試験などの祈願には勉強を始めた時や、年始に片目を描き、
結果と共にもう片方の目を入れるようにします。
一年の祈願をする場合は、年始に片目を描き、
年末にもう片方の目を描くという場合が多いですね。
だるまの目入れの正しい入れ方や置き場所とは?
だるまの目入れの方法ですが、地域やだるまの種類によって違ってくるようです。
例えば、一般的にだるまの色は赤ですが、
願い事によって色の違うだるまを使う地域があったり、
祈願する内容によって最初から両目を入れるという地域もあります。
お住まいの地域の習わしを調べてからだるまを購入するといいですね。
そんな縁起物のだるまですが、どこに置いておくのが良いのでしょうか。
昔は神棚の向かって右側に置くのが良いとされていましたが、
お住まいに神棚がない場合も多いと思います。
そんな時は、だるまが南~東の方向に向くようにして、
家中が見渡せる場所に置くのが良いでしょう。
床の間に置いたり、勉強机に置いたり、願い事によって変えてもOKです。
しまい込んでしまわず、いつでも目に付く場所の方が良いですね。
だるまの目入れは左右どちらからするの?意味はある?
だるまの目入れについては先にもお伝えした通り、
地域やだるまの種類などによっても異なります。
ですので、一概には言えませんが、一般的に願いごとをする時に左目、
願いごとが叶ったら右目を入れるのが基本のようですね。
これは、だるまが中国から伝わった際に、陰陽説という考え方から、
陰の方向(左)から陽の方向(右)へ向かうのが良いとされているからだそうです。
選挙の場合はこれとは逆で、最初に右目、当選したら左目を入れます。
今度選挙報道があった際は、注意して見てみてくださいね。
まとめ
だるまの目入れについて、簡単ではありますが
基本的なところは分かっていただけたでしょうか。
気になるのが、残念ながら願いが叶わなかった場合、
だるまをどうするかという点ですよね。
だるまは縁起物ですので、むやみに捨ててしまわないようにしましょう。
購入した場所や地域の神社などに、だるまの奉納場所、
またはお守りなどを奉納する所があればそこに持って行くといいですね。
その場合に、残りの片目の目入れをどうするかについて相談してみましょう。
基本的に一年たったら新しい物にした方が良いようなので、
年始に購入しただるまは年末に奉納するようにしましょう。
だるまは、大きくなっていくほど幸せになれると言われているので、
一年ごとに段々大きくなっていくと、幸せもその分大きくなるかも知れませんね。
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