二分の一成人式の由来って?ほんとうに必要?必要ない?

成人式

「20歳になったら成人式」なら大半の方は知っている事ですが、

「10歳で二分の一成人式」は、最近聞くようになりました。

内容は子供たちの発表会や合唱、手紙の贈り物、写真撮影など。

これだけ見れば、グレードアップした授業参観とも思いましたが…

 

二分の一成人式とは本当に必要なものなのでしょうか?

まずは二分の一成人式の由来から調べていきましょう。

スポンサードリンク

 

二分の一成人式の由来は?


「二分の一成人式」の誕生は1980年。

兵庫県にある小学校の四年生を担当していた先生が、

高学年に上がる子供たちを祝う催し物として

背筋が伸びるようなイベントを、と考案されました。

広まり始めたのは2000年に入ってからの事。

教科書で取り上げられ、雑誌やインターネットでも話題となり、

現在では新しい行事として定着しつつあるようです。

「10歳式」や「 ハーフ成人式 」、「半成人式」とも呼ばれています。

 

とはいえ、文部科学省の学習指導要綱には

行事として明記されておらず、

実施の判断は学校や先生の裁量に任されています。

つまり「自主的なイベント」ということになるので、

二分の一成人式は必要というわけではありません。

 

二分の一成人式は必要?


由来からすると必ずしも「必要」ではないイベントなのですが、

流行していると話題になるほど、実施している学校は増えています。

さて、二分の一成人式とはどのようなものなのか詳しく調べると、

・子供の10歳からこれまでの成長をテーマにした発表会
・育ててくれた事を感謝する子供から親への手紙
・10年を振り返って成長を祝う親から子供への手紙

など、成長と感謝を中心にした演出が多い傾向です。

参加した保護者からの評価は高く、

子供の成長や感謝に「感動した」という声が多かったことも

定着を後押しする理由になっています。

 

また子供は喜ぶ保護者を見て「うれしかった」という声があり、

良いイメージの思い出として記憶に残っているようです。

スポンサードリンク

 

二分の一成人式は必要なし!?


ここまでの話なら必要あるのかも?と考えてしまいそうですが、

二分の一成人式には良いイメージとは逆に、難しい問題が多々あります。

イベントの実施には賛成の声ばかりではなく、

必要なしとする声もあるのです。

「子供から親への感謝を、学校行事として行わせる事

について疑問視する意見があり、さらにそこに加わるものとして、

何らかの形で親がいない子
・親からの愛を受けることができなかった子

に対する配慮がされていない点、それが問題とされています。

実際、この問題を考慮して別の授業に変えた学校もありますが、

保護者側からは「楽しみにしていたのに」と苦情が寄せられたそうです。

 

まとめ

ここまでをまとめると、

・二分の一成人式は自主的イベントだが、実施する学校は増えている
・子供の成長、親への感謝を中心とした演出が多い
・保護者の評価は高く、子供にも良い思い出として残る

となりますが、

・学校行事として「感謝」を行う
環境が異なる子供に対して配慮がされていない

これらが問題とされています。

現状、学校が実施を決めた際には、

保護者たちは良いイメージばかりに目を向けるのではなく、

学校側の意識を確認し、問題提起をしながら、

二分の一成人式のあり方をみんなで考えていく必要がありそうです。

 

現代の新しい行事として、全国に広まりつつある二分の一成人式。

今まさに「本当に必要なものなのかどうか」

判断されるところにきているのだと思います。

どんな環境の子供たちでも素直に参加ができて、

10年の振り返りから将来に夢を抱けるイベントになるのであれば、

二分の一成人式が「必要」といえる日がくるのかもしれません。

スポンサードリンク

コメント