毎日の洗濯に欠かせない柔軟剤!
香りがついたタイプが人気で色んな種類が発売されていますよね。
柔軟剤を使う時って、注意書きや説明を読んで使っている方は少ないと思います。
でも、柔軟剤は使い方を間違えると効果が発揮できずに、衣服を傷めてしまう原因にもなります。
そこで今回は、柔軟剤の正しい使い方を紹介します。
柔軟剤の役割とは?
柔軟剤は、トリートメントに含まれるカチオン界面活性剤を使用して作られたものです。
洗濯をする時に柔軟剤を使うと、衣類の表面に薄い膜ができます。
その膜が衣類同士の摩擦を防いで静電気を防ぎ、衣類がふっくらして手触りが気持ち良くなるのです。
これはトリートメント前後の髪を触ったことがあれば、イメージできますよね。
そして柔軟剤には防臭効果があるため、衣類についた食べ物やタバコの臭いが気になる時には効果的です。
また、衣類の摩擦を防いでくれるので衣類の持ちを良くします。
使い方を間違えると柔軟剤の効果がでない?
柔軟剤の効果を最大限に発揮するために、次の5つの注意点を守りましょう。
①柔軟剤の量を守る
商品のラベルに記載された量をきちんと守りましょう。
柔軟剤を多く入れたからといって、香りが強くなるわけではないのです
入れすぎによって繊維が傷ついて衣類の持ちがわるくなってしまうこともあります。
②柔軟剤と洗剤を一緒に入れない
これはやってしまいがちですが、柔軟剤と洗剤は一緒に入れないようにしましょう。
一緒に入れると互いの効果を打ち消しあってしまうのです。
洗剤は衣類の汚れを落とし、柔軟剤は衣類同士の摩擦を防ぐという役割がそれぞれにあるのです。
③すすぎ1回での使用はやめる
すすぎの回数は2回に設定しましょう。
すすぎ1回だけではどうしても衣類の汚れが落としきれていなかったり、洗剤が残ってしまうことがあります。
④脱水をかけすぎない
脱水をかけずすぎると、柔軟剤の成分がどんどんはがれて効果が薄れてしまう可能性があります。
脱水は1回にして悪天候の場合は、タオルに包んで水分を吸収させると効果があります。
⑤洗濯物を詰めすぎない
洗濯物の詰めすぎは、汚れが落ちにくくなり、柔軟剤の成分が全体に行き渡らずムラができてしまうことがあるのです。
柔軟剤の香りを持続させる為には、1回の洗濯量を少なくすることです。
洗濯物の量が少なければその分、全体に行き渡る柔軟剤の量が安定するので、香が定着しやすいのです。
柔軟剤の量ではなく、洗濯物の量が決め手になります。
柔軟剤を手動で入れるタイミングとは?
柔軟剤を入れるタイミングを、洗濯の手順をおさらいしながら紹介します。
1洗濯物を入れる
フリルやレース、ファスナーが付いている衣服はそれぞれ洗濯ネットに入れましょう。
2洗剤を入れる
洗濯物や水の量に合わせて洗濯洗剤を計って入れます。
3すすぎの時に一時停止して柔軟剤を入れる
すすぎ2回目の脱水過程に入る3分前がベストです。
4干す
洗濯が終了したらすぐに洗濯槽の中から衣類を取り出して、ハンガーに吊るして干します。
そのままにしておくと、雑菌が繁殖して臭いやカビの原因につながります。
あとは風通しの良いところでしっかり乾かしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?普段なんとなく洗剤と一緒に使っている柔軟剤。
実は、入れるタイミングや使用方法で香りの持続、衣類の持ち、触り心地など柔軟剤の効果が全然違ってくるのです。
いくらいい香りだからといって、臭いが強すぎるのも周りに迷惑になってしまいます。
それでは何の意味もありません。
正しい使用方法を守って、爽やかに香る衣類をまとい、いい気持ちで毎日を過ごしましょう。