夏本番!!暑い日が続いていますが、
子供たちは元気に外で走り回っていますね。
夏休みも近づき、アウトドアの予定も盛りだくさんかと思いますが、
気になるのはお子さんの体調管理。
特にこの季節は、脱水による体調不良が心配ではないでしょうか?
子供は、大人に比べて体内の水分を失いやすく、大人以上に水分を必要とします。
ですので、脱水症状も起こしやすいのです。
脱水症状とは、体の中の水分だけでなく、汗などによって塩分も失い、
その補給が追いつかずに不足してしまっている状態の事です。
脱水がどんどん進行してしまうと、臓器に障害を起こしたり、
最悪の場合、生命にかかわることもあります。
何より予防することが大切ですが、子供は遊びに夢中になっていると、
水分補給や休憩することも忘れてしまいますよね。
気づいた時には、脱水状態!ということにもなりかねません。
今回は、脱水症状のひとつである頭痛にスポットをあてて、お話しましょう!
重要!脱水症状と頭痛の関係性を知っておこう。
そもそも、なぜ脱水症状のひとつとして、頭痛が起きるのでしょうか。
そのメカニズムは、このようになります。
体の中の水分が不足すると、血液の循環量が減少して、脳が酸素不足の状態になります。
そのために体が危険を感じ、もっと脳に血液が行き届くようにと脳血管を拡げる働きをします。
その拡がった血管が、周りの神経を圧迫することによって、頭痛が起こるのです。
しかし、頭痛がおきるのは中等度の症状と言われています。
ですので、頭痛が起きるまでにも体はさまざまな危険サインを出してくれているはずなのです。
子供が出すサインを危険サインを見逃すな!気をつけたい様子5つ!
まず、暑い日に外で遊んでたくさん汗をかいた日以外にも、
脱水症状に気をつけないといけない場面があります。
- 熱がある
- 嘔吐・下痢がある
- 体調が悪くごはんが食べられない
などの時は、要注意です!いつもよりも注意をして、お子さんの様子を見守るようにしましょう。
子供、特に乳幼児は、自分の体調の変化をうまく周りに伝えられないことも多いので、
周りがいち早く異常に気付いてあげることが大切です。
そこで、脱水症状が疑われる主なサインを5つあげますので、参考にしてくださいね。
- おなかの皮膚にハリがなくしわになっている
- 普段に比べておしっこが出ない・少ない
- 泣いているのに涙が出ない・少ない
- 唇や口の中が乾燥している
- 身体は熱いのに手足が冷たい
こんな時は、脱水症状が疑われます。
早急に対処しましょう!
正しい対処法はコレ!もしものときには、実践するべし!
頭痛を含めた脱水症状が見られるとき、どのような対処法があるのでしょうか。
特に、始めにもお伝えしましたが、頭痛が起きるのは、
中等度の脱水症状だといわれています。
中等度というと、体重の4%~6%ほどの水分が失われている状態なんです。
症状としては重いものですので、すぐに対処できるよう
正しい対処方法について十分に知っておくことが大切です。
まずは・・・
- 暑いところにいる場合は涼しい場所へ移動させる
- 経口補水液を少しずつ飲ませる
(飲めない時はスポーツドリンクや麦茶・白湯でも)
経口補水液は薬局やスーパーなどで手軽に買えますが、
自宅で手作りすることもできますよ。
水500mlに砂糖20gと塩1.5gを混ぜるだけなので簡単ですよね。
自宅で水分補給などの対処をして、症状が落ち着いた後でも、念のために受診する事をおススメします。
子供の体調は、コロコロと変化しますので・・・
ただし、自力で水分をとれない、飲もうとしない、嘔吐を繰り返す、
などの症状がある場合は、迷わずすぐに病院を受診して下さいね。
まとめ
最後になりましたが、脱水症状を起こさないためには、何よりも予防が肝心です!
・スポーツドリンクなどで水分と塩分をこまめに補給する
・夜はしっかり睡眠をとる
・3食バランスよく食べる
これらの事を心がけて、楽しい夏をお過ごしくださいね。